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認知症の叔母に会いに施設へ行きました。そこで感じた事。

おはようございます\^o^/。
昨日、認知症の叔母の面会に行って感じたことを書きます。


面会の規制

【聞き書きボランティア養成講座】も終了し、一番始めに”叔母の聞き書きをしたい”と思っていたので、面会に行ってきました。

叔母の娘である親戚に連絡をし、面会の予約を取ってもらって、親戚も同行して施設へ向かいました。

今、施設では面会がどのように行われているのか聞きました。
月2回、2人まで、15分間の面会との事。

”まだ、そんなに厳しいのか”と驚きました。インフルが最近流行っているのと、新しい習慣が当たり前になったのか?はわかりませんが、早く以前のように誰でも会えるといいなと心から思います。

ただ、”絶対守ってください!”というような強い規制ではなく、部屋にも入る事が出来、結果1時間近く居る事ができました。

なんだか、規制の意味がわからないのですが、預かる責任と世間的な印象と入居している家族の人にも色々な考えがあるので、どうしていくかは難しい判断なのだと思います。

働いている人を見て

私の母は残念がら亡くなりましたが、施設へ長く入居する事がありませんでした。(短期で1度)

働いている人は若い方が多い印象でした。予想外でした。
40代~60代ぐらいの方が多いのかなと思っていたので、たくさんの若い方がいてイメージが変わりました。

叔母をサポートしてくれていた人も若い女性でした。
叔母の普段の様子などを説明してくれていたのですが、とてもこちらに気を使っている感じで、固い印象でした。

その印象から”入居者の家族にクレームとか言われたことがあるのかな”とか”何か言われないかな”とか不安があるのかしら?と思いました。
少し、気の毒な気持ちがして、大変な仕事だなとつくづく思いました。

辞めてしまいませんようにと心の中で言いました。
(勝手な推測です<(_ _)>。)

叔母と対面

私は叔母が大好きです。優しくて、大らかで、よく笑って。懐いていたので子供の頃から家へよく遊びに行っていました。

認知症が数年前から目にみえてわかるようになり、施設へ入居前に叔母の家へ泊まった時、夜中に何回も”大丈夫かい”と起こされた事を思い出します。
結果、一睡も出来ませんでしたが、気を使ってくれていたのだと思います。

面会時は認知症が進み『失行』の状態でした。

『失行』とは身体機能的には問題ないにも関わらず、今までの生活で身に着けていた動作が行えない状態や、道具の使い方が分からなくなる場合をいいます。

食事の仕方がわからなくなり、あまり食べられなくなっていました。
誰かがそばにいて「飲み込んで」とかサポートすると食べるようですが、誰もそばにいないとずっと噛んだまま飲み込まない状態だそうです。

一度、転んで目の上を壁にぶつけ大きなたんこぶを作ってからは、車いすに乗るようになり、トイレに行くときだけ、支えられながら歩くようにもなっていました。

高齢の人が食べられなくなったり、歩かなくなったりすると一気に体が弱まるので、とても心配です。

出来るだけ”歩かせて、食べさせてくれれば”とも思いますが、一人に付きっ切りになる事は無理なのでなんとか食事は…。とアイデアを出し合い、”大根おろしはどうか”となりました。水分も摂れるし、しらすとか小さくして一緒に食べてもらえるかもと。

叔母は甘いものが好きで、あんこなどよく食べていたのですが、味覚も変わり甘いものは好きではなくなったようです。
面会時もリンゴジュースを飲ませていましたが、酸っぱいような、苦いようなそんな顔をして少しだけ飲みました。

会話をしながら

1時間近く部屋で叔母と話しましたが、会話にはなりませんでした。認知症でも”症状が出ていない時もある”と聞いていたので、期待をしたのですが、残念ながらその瞬間はありませんでした。

一番初めに手をつないだ時、ずっと握りっぱなしで放してくれず、荷物を置けなくて困りました。
でも、相変わらず”可愛いな”と嬉しく思いました。

私とは認識できていないように思いましたが、うん。うん。と合わせているだけでも話が通じているように思ってくれれば良いです。

ずっーと叔母はしゃべりっぱなしでしたが、何のことを話しているのかはさっぱりわかりませんでした。
突然歌を歌ったのですが、それも本当にある歌なのか、創作した物なのかもわからずヒントがないか聞き耳を立てたのですが、残念…。わかりませんでした。

何か、書き残せればと思いましたが、出来ませんでした。
でも、会えて良かったです。
母には中々会えないで終わってしまったので。

会って話したことで、少しでも叔母に活力が出れば良いのですが、疲れさせただけだったかもしれません。聞き書きが出来なくても月1回は面会に行こうと思います。やっと会えるようになったし、またいつ会えなくなる事態が来るとも限りません。

帰り際に写真を撮る事にしました。顔を近づけると、叔母は自分のおでこを私のおでこにくっ付けてきました。
”あ~可愛い”やっぱり叔母は可愛い。

面会を終え、帰る時も手をずっと振ってくれて、もうハグしようかと思うくらい可愛かったです(❁´◡`❁)。

私も認知症になっても可愛いといいなと思いました。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。

どなたかのお役に立てます様に。



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