見出し画像

ヨガミニ講座➂ヨガ実習の二本柱『実践(アヴィヤーサ)』と『離欲(ヴァイラーギャ)』

心の止滅(ニローダ)がヨガの最終ゴールと以前もお書きしました。


心の止滅(ニローダ)に行きつくために必要な事は?


というのが第三回目の講義でした。
心の止滅(ニローダ)に行きつくためには『実践(アヴィヤーサ)』と『離欲(ヴァイラーギャ)』どちらも必要であり、太陽と月のような関係です。

実践(アヴィヤーサ)とは止滅の状態にとどまる努力である。
長い間、中断することなく、心を傾けていきはじめて堅固な状態になる事。
もう少し、わかりやすく言うと『実践とは長い間、中断することなく、真剣に行う努力』です。ヨガではウサギとカメの場合カメのような努力に注視しています。

もう一つの離欲(ヴァイラーギャ)ですが、これは『見たり聞いたりする対象に欲望を持たない事』です。

実践(アヴィヤーサ)を日常に生かすコツ

①目的地と現在地を把握する。(今の自分がどこにいるかを把握してから、目的地を決める)
②自分の過去のデータを分析する。(日常を振り返り、気づかない内にコツコツ努力していることがあるか、それを見つけて、どうして継続できたのかを分析してデータにとってみる)

データの分析はやってみようと思いました。数年前までは唯一続けていたのは趣味でそれ以外はほぼ、中途半端で自然消滅…みたいなことばかりでしたが、外出自粛期間にはいってから、”このままだと出かけず、ただ家でダラダラになる…”と思い朝活(早起き)を始めた事から続くようになったと思います。テレビもやめたし、ヨガ毎朝やってたし、元々ネガティブ思考が強いので暇な時間があるとロクな事を考えないので、色々詰め込んで言葉悪いですが「暇つぶし」※「人生暇つぶし」は好きな言葉。をしていたらこうなったという感じです。

➂まずは3週間がんばってみる。(習慣化するための期間)
これは人によって違うとは思いますが、とりあえず、頑張る期間はある程度必要かと思います。がんばって”今いち効果ない…とかしっくりこない…”などの感覚があると、わたしは辞めたりします。人それぞれ何か”ピン”とくる感覚とか”なぜか続けている”などがあると思います。

離欲(ヴァイラーギャ)を日常に生かすコツ

①持ち物を整理する。(いらない物を手放す。いわゆる断捨離ですね。)
②他人のために行動をしてみる。(いわゆる利他的になるという事ですね。)

実践と離欲は二つでワンセット

実践してコツコツと努力しながら、その結果起きる現象を離欲する。
重ねてきた努力の結果が、もしかしたら成果につながらないとしても…結果にはこだわらない、執着しない。
成果がでないと”こんなにがんばったのに…。”と思いますよね。ですが、執着しすぎると苦しくなるし、先に進めなくなります。
これは”わかるわ~”なのですが、なかなかネガティブ思考者にはぬけだすのに辛いところです。
わかっているのですよ。頭で。もしかしたら、執着を放したくないと思っているのかもしれないです。また、新しい事をしなくてはならないし、新しい環境に行かなくてはならないかもしれないし、最初からまた積み上げなくてはならないし、そう辛い事をしてもまただめかもしれないし…。といくつでも理由が出てきました(;´д`)ゞ。

結果、重い腰を上げるのですが、繰り返してクセにするしかないですかね。

そんな性格ともなんとか上手く付き合うしかないので、こうゆう哲学とかで再確認しています。

まとめ

ヨガ哲学はサンスクリット語が多いので、難解なのがさらに難しく感じるのですが、平たく理解すると、今いろいろな所で見聞きする内容が書かれているといつも思います。今回の話もそうですが、断捨離とか利他とか、最近も良くありますよね。たぶんヨガ哲学とか仏教とかの教えが自然と広がり、現代で普通に使われているのだと思います。

長い歴史があるものは、何であれ人にとって必要だから残ってきたのですね。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?