見出し画像

コロナ禍妊婦)良いことも悪いことも

今日は26週の検診。初めて4Dエコーでみた順調に成長するお腹の子は、少し笑っているようにみえた。そして私の体重も順調に増え続けている。

妊娠が分かったのは、6月。緊急事態宣言は明けていたが、世間はまだまだコロナでざわついていた。
元々、1年ほど妊娠を望んでいたので、それこそ緊急事態宣言の真っ只中、不妊治療を得意とする病院に通い始めてすぐのことだった。職場でも在宅勤務がはじまり、休みもとりやすくなったタイミングだった。普通に通勤しているより、通院が目立ちにくいし、むしろ今がチャンスと思って通い始めた。

ただ、毎日のように、「コロナ 妊活」「コロナ 妊娠」と鬼のように検索しては、落ち込んだり、悩んだり、波のある精神状態。
こんな大変な時に、将来どうなるのかわからない時に、子どもをのぞむのはリスクが大きすぎるんじゃ無いか。そもそも、そこまでしてなぜ私は子どもが欲しいのか、親になりたいエゴではないか。頭で考えれば考えるほど、妊娠は「よくないこと」のように感じた。

それでも毎月、生理が来るたび少し悲しくて、ああ、私子どもが欲しいんだなと思ったし、妊娠が分かった時は素直に嬉しかった。

コロナの流行で特別不安になることもあるにはあった。妊婦の感染例のニュースがある度にどきっとしたし、薬が使えないこと、もし感染したら有無を言わさず帝王切開?など不確かな状況の中で、どうなるかわからない。

だけど、初産の私は、この状況が初めてで、当たり前。コロナがあってもなくても、妊娠は命がけだし、様々なリスクを常に伴う。そう思ったら、どんと構えておこうと、強くなれた。

むしろ、「新しい生活様式」のおかげで、良いこともあった。

在宅勤務・フレックス制度など働き方改革が進んだこと
これはとっても良かった。感染への不安を少しでも解消できるだけでなく。特に、妊娠初期のつわりの時期は、私は重いつわりではなかったものの、家で仕事をして、気持ち悪くなったらすぐ休憩できた。元々リモートワークに理解のある部署だったのも幸いして、働き辛さはまったく感じなかった。

飲み会のお誘いがない
妊娠初期の妊婦は、いつ、誰に妊娠を報告するか悩む。つわりがあると辛いけど、まだ流産の可能性もある中で、大手をふって「私妊娠しました!」とは言いにくい。そんな中で、飲み会に誘われたら、、お酒も飲めないし、タバコもきになる。やんわりと断るべきか、妊娠していることを話すか、そういった悩みが、そもそも飲み会がないのでなくて良かった。

産婦人科の待合席はいつも人が少ない
妊婦検診につきそう夫が待合席を占領し、妊婦が椅子に座れない。
うそかまことか、こういう事案が発生することもあるらしいと聞いていた。コロナ禍では、妊婦検診には家族同伴はNGのため、待合席はいつもガラガラ、余裕で座れる。立ち合い出産も入院中の面会も今のところNGな病院が多いと思うが、そういうもの、と割り切ってしまえば、問題ない、はず。

三密回避で様々な感染予防がしやすい
妊婦が気をつけるべきは、何もコロナだけではない。風疹やインフルエンザなどそのほかの感染症もできれば避けたい。多くの人が「感染予防」に気を払うようになった今の状況は、リスクがある人にとっては生きやすくなったのかもしれない。

2020年は、異様な年だった。
そんな中で、授かった命。まだ母になる実感は、生まれてくるまでわからないと思うけど、どんな状況でも前をむいて良いところを見出せる、明るい母ちゃんになりたい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?