「し」一文字日記～77日目～

今回の一文字

「し」

死後の準備万端な私の母。

「自分の葬式の手続きを済ませて来た」と母から電話がありました。料金まで既に支払って来たそうで(；・∀・)

周りの友人知人達にも自分が死んだ後のことを色々頼んでいるらしく。

「○○さんや△△さんが来るからね！」

「会場の隣にホテルみたいに綺麗なお部屋があるからお通夜の時はふわふわのベッドで休んでね！」

…などと明るく話してきました。

自分が死んだ後のことを楽しみにしている様にすら思えます( ´∀｀;)

何年も前から顔を合わせる度に自分の死後の手続きの話をしてくる母。先日はお墓の手続きの話までしてくれました。

実家に訪れる度に物が減り、着々と終活が進んで行くのがわかります。

私は「死」について「いつまで生きれるかな？」「今死んだらどうしよう」「死んだらどうなるのかな？」ととにかく不安なことばかり考えて…考えるだけで終わっていますが

母はいつか必ず来る「死」に備え、生きているうちに出来ることに前向きに取り組んでいます。

昔はただ「母の死」を怖がり、目を背けるばかりの私でしたが

何年もかけて母の終活の様子を見ているうちに、私も少しずつ心の準備が出来てきました。

今はただ、母が安心してその時を迎えられるようにしてあげたい気持ちです。

何年先になるかわかりません。
今すぐかもわかりません。

母に「いい人生だった」と言って貰えるように私自身、後悔のない人生を送りたい。

最近母はマスク作りや刺繍の趣味が出来ました。今年70歳になる母は長年勤めてきた看護師の職を引退します。引退した後は何も心配することなく趣味を沢山作って楽しんで欲しいです。

何か一緒に作れたらいいな。