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届け、メリークリスマス。


ブックサンタなるものを知ったのは昨年のクリスマス直前でした。

ブックサンタは大変な境遇にいる全国の子どもたちに本を届けることを目的にスタートしたプロジェクト。賛同書店で選んだ本がNPOを通じて子どもたちへ贈られます。

昨年は、どんな本が嬉しいんだろう?と考えている間にクリスマスは過ぎてしまって、来年こそは!と思い迎えた今年のクリスマスシーズン。

書店で見かけたブックサンタの文字。何処かでサンタさんを待つ誰かへの贈りもの。

本を選んで贈ること、私に出来ること。
誰かに喜んでもらうこと、私のしたいこと。

A season for giving and sharing is what Christmas is all about.

クリスマスは分け与える季節。
私の記憶が定かであれば、Dash and lilyというドラマで出逢ったお気に入りのことば。ささやかでも分け与え合えたなら、ほんの少しでもあたたかい。

勝手ながらに贈りたいと思う本を、ゆっくりじっくり児童書コーナーを歩きながら選びました。


・なつみはなんにでもなれる


私は何者かになんてならなくていい、自由になりたいように、なんにでもなれるから。それは私がこの数年で気付けたこと。

これからたくさんの夢を持つであろう子どもたちが、なんにでもなれることを大人になる途中で忘れてしまわないように。そんな気持ちを勝手に込めて。


・バムとケロのおかいもの


こちらは単純に私が小学校の頃にいちばん好きだったバムケロシリーズ。今でも好きです。絵がとてもカラフルで細やかで、手元に置いておきたくなる絵本といえばこれだな、と。可愛らしい小さなキャラクターを各ページで探すという楽しみ方も出来ちゃう。


・だいすきだよ おつきさまにとどくほど


この本は知らなかったけれど、児童書コーナーで前面に出されていました。誰かがこの本を受け取った子に読み聞かせるシーンや、その子自身が誰かに読んで聞かせてあげることもあるかもしれないと考えた結果こちらの本を選びました。

翻訳されたものだから英語の文章も書かれていて。もしかすると英語への興味にも繋がるかもしれないと思ったのも選んだ理由です。

ブックサンタ用の本を選んでいると、知り合いのお子さんが好きなキャラクターの本を見つけました。そちらは単純にクリスマスプレゼントとして購入。この時期は何かと贈りものをしたくなりますね。


贈りものを選ぶ楽しさを与えてもらえるブックサンタ。参加は12月24日まで可能だそうです。

たくさんのものを与えてもらってきた日々だから、私だって与えられる人になりたい。20代後半からそんな風に思って生きるようになりました。

それは物質的なものに限らず、私が経験してきたことから得た情報や思考なども含めて。もちろん愛情や優しさも。分け与えてもらった記憶はあたたかく灯り続けています。

周りの人が幸せでいてくれてこそ、自分が幸せでいられる。周りの人が笑ってくれると、私も笑顔になる。結局は自分の為で申し訳ないけれど本当にそう思うから、自分と関わる人にどれだけ喜んでもらえるか、相手をどれだけ笑顔にできるのかを常に考えている気がします。

分け与えるクリスマスの季節。誰かのおだやかであたたかな時間を願いながら。メリークリスマス。

じっくり読んでいただけて、何か感じるものがあったのなら嬉しいです^^