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「ドイツ縦断ひとり旅」(28) ニュルンベルクからミュンヘン空港へ

2019年9月26日(木)曇りのち晴れ

6:50、ヘルガに忠告されたように早起きする。朝食は頼んでないので(13ユーロもする!)、部屋で昨日のパンを食べる。9時過ぎにチェックアウト。1泊262・80ユーロ(31,536円)! ひえーっ! ロストックのインターシティ・ホテルの3倍に近い額だ! ニュルンベルクは物価が高いんだね。

荷物をホテルに預けて、もう一度、旧市街へ。駅の手前でゴミ収集車に出くわした。


ミュンヘンへ向かうまで、少し時間の余裕があるので、ニュルンベルクの三大教会を見に行く。

まず、聖ローレンツ教会へ。ニュルンベルク最大の教会で、14世紀のゴシック建築。塔のデザインが素敵!

次に、クリスマス・マーケットで有名なハウプトマルクト(中央広場)にあるフラウエン教会もゴシック建築。

さいごに、聖ゼーバルドゥス(ゼーバルト)教会。パッヘルベルゆかりの教会で、ニュルンベルク最古の13世紀の建築。

ヘルガお勧めの「ゲルマン国立博物館」は時間切れ。またいつかね。

文化センターK4

インフォメーションでポストカードを5枚買い(3・80ユーロ  / 456円)、民族衣装を売っているお店を見て、ホテルで荷物を受け取り、中央駅へ。

ライゼカルテ(旅程表)をもらって、13番ホームへ。
上がるエレベーターがない!? うそ! こんな大きな駅で!
もう一度、出入り口の所まで戻って上がってみたが、1番ホームにしか行けない。また下りて、通路を12・13の所まで行く。こんな長い階段、登れっこない。反対側にはエレベーターがあるんだけど、下がるボタン(▽)しかない。
ちょうど通りかかった美少年(と思ったら、ボーイッシュな女性だった)に、「どうしたらプラットホームに上がれるんでしょう?」と訊いたら、ボタンを押してくれた。「でも、これ、下に行くボタンでしょう?」「なぜかそうなっているけど、間違いなく上がれます。おかしいでしょ。混乱しちゃいますよね。」「ほんと、混乱しました。」 助かった!


13番ホームはすごい混雑ぶり。あ、そうか、「オクトーバーフェスト」の最中だったよね。
当然、空席はなく、通路にスーツケースを置いて、その上に腰掛ける。

朝は曇っていたが、すっかり晴れ渡った。10:59、定刻に発車したICE1003号は168キロで快調に走り、12:03、少しの遅れもなく、ミュンヘン中央駅に到着。


高い特急運賃を払って、1時間4分の立ちんぼをした人達がどっと降りた。
Sバーンの駅まで徒歩10分。乗り換え時間12分。 12:15発の S8に間に合うだろうか。とにかく、Sマークを見逃さないように、注意しながら歩く。 あっ、1番ホームが空港行きだ。

空港行きの車内


「待ち時間3分」と出ていた。Sバーン8は時間通りに来て、時間通りに発車した。終点のミュンヘン国際空港には13時ジャストに到着。

第2ターミナルへは徒歩3分。ディレクション通りに進んで行くと、ルフトハンザのデスクが見えてきた。

長蛇の列! 22番カウンターに日本人の女性が! 運よく彼女に当たった。
私が「こんにちはー」と言うと、「日本の方でいらっしゃいますか。」と彼女。「まあ嬉しい。16日間、日本語を使っていないので。」と私が言うと、「私も、たまに日本語を話せるのが嬉しいです。では、日本語で参りましょう。」と彼女。いやあ、心強い。
早過ぎて、まだゲートも決まっていないんだって。荷物は羽田で一度ピックアップして、再び預け直すんだって。チケットを2枚受け取って、終わったのは13:50。ベンチを捜してランチにする。ハンネローレが持たせてくれた水と、ハーブ入りのクラッカー。感謝と嬉しさと共に噛み締める。

クラッカーを食べていたせいか、スズメがやってきた

14:20、検査場を抜ける。次はエスカレーターで上がって、パスポート・コントロール。日本人は、というより、アジア人は私一人。オフィサーが古典的美男子なので、うっとり見とれてしまう私。
14:30、さあ、これで、ゲートが開くのを待つだけだ。

ルフトハンザ714

LH714便、16:40発。羽田に翌朝10:50着。
ゲート前には人が増えてきて、日本人のツアー御一行もやってきた。
16時から搭乗が始まった。エアバス350-900で、快適な空の旅。


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