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私の古民家愛の原点 - 徳島の古民家サテライトオフィスに衝撃を受け、実際に訪れてみた。

私が日本の古民家に本格的に興味を持ったのは、
徳島県の神山町にある、古民家を改装したサテライトオフィスについての記事を読んだ時だった気がします。
(このオフィスについて詳しくは、こちら。)

今となっては不思議な気もするけど、とにかくわたしはその時、このオフィスのかっこよさに強烈に惹かれたのです。

そして徳島市から車で1時間ほどかかる山奥の町にある、この神山町に、いつか行ってみたい!と、思いました。


それから数年ほどった時だったかな。

夏に子供達2人を連れて日本に里帰りをする際に、
行ってみよう!と、思い立ちました。

本当にど田舎に近いところなので、宿泊できるようなところは元々なかったのですが、そのサテライトオフィスを作った会社が、「WEEK神山」という宿をオープンされ、そこに泊まれるようになっていたのです。

そしてこの宿もまた魅力がいっぱい。

宿泊練は新しい建物ですが、フロント兼食堂には改装した古民家が使われていて、趣があって素敵。
そしてこれは泊まってからわかったことですが、ここで出される地元のものを使ったお食事が本当に最高で、ロケーションの良さも相まって、私が今までいただいた中で一番印象に残っている食事の一つとなっているほどです。(本当にまたぜひお邪魔したい!)


そして…

少し話がそれますが、実は私は子供たちを一度「日本の田舎の学校」に通わせたいと思っていました。

私の「育児のモットー」は、「とにかく子供たちに、なるべく多くの異なる経験をさせること」、だったから。

私の実家は大阪市にあり、毎夏子供たちを大阪の学校に体験入学させていたのですが、都会の学校とはまた全く違うだろう田舎の学校にも、一度通わせてみたかったのです。


そこで、泊まる予定の宿に電話をしてその旨を伝えてみたところ、なんと役場の教育担当の方(都会から来られていた若い女性でした)を紹介してくださり、とんとん拍子、そして至れり尽くせりの状態で子供たちを神山町の小学校(次男)と中学校(長男)に通わせてもらえることになったのでした。

小さな町だからこそできる、この連携プレーと自由さに感動しました。

たった1週間でしたが、みなさん本当に良くしてくださり、子供達もかけがえのない体験をできたことを、今でも心よりありがたく思っています。
(思い出すと感謝の気持ちで胸がいっぱいになる….)

この滞在の間に、古民家オフィスで夏祭りがあるということで家族3人で呼んでいただき、憧れていたその古民家サテライトオフィスの中も案内していただき、私の「古民家サテライトオフィスを訪ねる」という夢も叶ってしまいました。幸せ。


神山町はとても不思議な町で、山間のど田舎と言ってもいいような場所なのに、その辺に何か垢抜けた若い方がウロウロしているんです。笑

古民家を使ったサテライトオフィスという取り組みがとても注目されていて、東京などから視察に来られる方がたくさんいるためなのですが… 

目立った観光地などもない田舎町なのに、面白すぎる!と衝撃的でした。

本当なら過疎化にまっしぐらだったはずのその町は、外からの若い人が活躍しているためとても活気があり、高速インターネットの環境ももちろん整備され、公立の学校のプログラムなども都会よりずっとずっと充実していて、おしゃれで可愛らしいお店も少しずつできていたりと、田舎ののどかで美しい景色とのギャップが色々新鮮で、私はすっかり魅了されました。

そして、いつかこんな美しくてそして興味深い田舎に古民家を買って、それを素敵に改装して住んでみたい!という夢を持つようになったのです。


書きながら思い出しましたが、やっぱりこのことが私の古民家への憧れの原点でした。



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