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そこには確実に「愛」があった

愛犬ラニを看取りました。

だんだん弱っていき、
意識が確実にここから離れ行く様子を見ているのは
正直辛かった。

そしていなくなってしまった後の
喪失感。
寂しさ。
悲しみ。

老衰で亡くなるのとは違い、
本当に突然食べなくなって
そこからはあっという間でした。

大事な存在って
本当に突然消えてしまうんだなぁ。

そんな現実を突きつけられ
生きている間に、
これから一体どれくらいの数の
愛する命を見送るんだろう。

そう考えると怖くて
絶望してしまいそうになる。

だけど、ラニがいなくなった今
確実にここにあった
「愛」
を感じています。

それは一生消え去らないもの。

私たちはラニからたくさん愛をもらい
私たちもラニに愛情を注いだ。

ラニのおかげで、たくさん笑顔をもらった。

確実にそんな幸せな瞬間が
たくさん存在したのです。

人生で一番大切なことは
どれだけ幸せな瞬間を感じるか、
どれだけ愛を感じるか、
だと私は思います。

愛があったからこそ、
別れは特別辛いものになる。

だけど、だからと言って
自分の人生から「愛」を消したりたいか?
諦めたいか?

と聞かれたら、それは違う。

生きているんだから、
愛したいし、愛されたい。
それが人間の本能。

でもそれは「別れの辛さ」と
常にセット。

だったら私は「別れの辛さ」も
受け入れよう。

今ぼんやりと、そんなことを考えています。


ラニがいた毎日は
私たちの毎日を確実に彩ってくれました。

その瞬間瞬間が、人生の宝もの。
死ぬ時にも持っていける、宝もの。

今この瞬間を
また新たな宝物にできるよう
「今」を大切にしよう。

今私の周りに存在してくれる命
今持っているモノすべてに感謝して。



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