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次男を「アメリカ人だなぁ」と思った瞬間

高校生次男のガールフレンドはドイツ人です。
ご両親はドイツ出身で、彼女自身も生まれはドイツですが、8歳の時にアメリカに引っ越してきたそう。

昨日次男を車である場所まで送って行く機会があったのですが、今日はその時のわたしと次男の会話について。
(ちなみに、実際はわたしの会話は日本語と英語のごちゃ混ぜ。次男の返事は常に英語。)


わたし「彼女は家ではドイツ語を話してるの?

次男「Yes.」

わたし「じゃあ彼女や彼女の両親から、あなたは日本語が話せるの?って聞かれなかった?」

次男「Yes.」

わたし「何て答えたの?」

次男「I said "Yes, I speak Japanese very well.”(もちろん日本語は上手に話せるって言ったよ。)」


ここでぷぷっ!と笑ってしまったわたし。

だって次男の日本語は本当に幼稚園レベル.. それ以下かもしれません。
わたしが話している日常会話はまぁ理解しているけど、日本語の曜日だってあやふやだし、例えばちょっと難しい、「いつか」(5日)とか「はつか」(20日)などもちゃんとわかっていないし、なんなら自分のことを君付けで自己紹介しちゃったりする。笑


吹き出しているわたしをみて、至って真面目な顔の次男。
「よく言えるねぇ。」と言っても、ふざけてるのか本気かわからない真面目顔で、「My Japanese is very good.(僕は日本語が上手でしょ。)」と。

あぁ、やっぱりこの子は中身は完全にアメリカ人だ... と、その時改めて思ったのでした。

日本人ならそういう時きっと、「いえ、ほんのちょっとしか話せないんです。」とか、「日常会話は聞けば理解できるけど、話すのは苦手です。」とか、実際の実力以下くらいに謙遜して言いますよね。


「アメリカ人は「こんにちは」を知ってるだけで、わたしは日本語が話せます!なんて言っちゃうよね。」なんていう話を聞いたことがあるかと思います。

それはちょっと言い過ぎだとしても、かなりそれに近いのは本当です。笑


謙遜をしたり、なかなか自分で自分のことを認められないでいるよりは、このくらい自信過剰な方が幸せだな、とは思いますが。


本人は自信満々なようなので、それを否定するのもよくないし、とそれ以上突っ込むのはやめましたが、とりあえず「化けの皮が剥がれて恥をかく前に、ちょっと日本語を勉強し直しておいた方がいいんじゃない〜?」と言っておきました。


ちなみに、次男の日本語教育については本当に苦労して(あれだけ苦労してこのレベル💦)、わたしは今まで生きてきて一番頑張ったのは彼の日本語教育だったのでは?って思っているくらいなのですが、そのことについてはまた別の機会に書きたいと思います。




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