聴く専オタクが楽器を7年ぶりに始めた話
こんにちは なこです
とある企画をきっかけにnoteを開設しましたが、他にも何か記事を書きたいな〜ということで、今回は7年振りに楽器を始めた話をしたいと思います。
中学3年間吹奏楽部に所属をしていましたが、引退時「もう二度と吹奏楽はおろか、楽器には手を出さない」と思っていました。(それについては後で詳しく書きます)
そんなわたしが、毎日ギターの練習をし音楽教室に通い約9万円のギターを買ってしまった経緯について書いていこうと思います。
⓪吹奏楽部
ぶっちゃけいい話じゃないのでここは読み飛ばして貰って構わないです。
中学校に入り、わたしは吹奏楽部に入部しました。理由はただ「音楽が好きだったから」。
担当楽器はチューバでした。大きくて重くて最初はあまり好きではなかったけど、吹いているのは楽しいし愛着が湧いてきたので楽器自体はそこまで嫌いではなかったです。結局上手くはなれませんでしたが。
問題なのは取り巻く環境でした。3年間色んなことがありましたが、1番辛かったのは休みがなかった事と演奏にてミスが許されない事でした。今でも定期的に夢に見ます。
厳しかったおかげでコンクールも結構いい所(全国大会の1歩手前)まで行けたしいい経験ではあったけど、中1の4月に戻ったらきっと吹奏楽部には入っていなかったとは思う。
同級生達は、わたし以外全員高校や大学で吹奏楽を続けていました。周りの人からは疑問に思ってましたが、わたしは二度とやらないと決めていました。
① ギター再開
今年の3月、研究室に配属されました。
初対面の人に対して振れる話題というのは限られていると思いますが、そのひとつとして「休みの日何してるの?」という質問。これを配属されてから1ヶ月くらいでそこそこの回数訊かれたと記憶しています。
休みの日はバイトかスプラトゥーンのわたしはその質問に対して困りました。バイトと答えると、趣味が全くない人みたいになるし、スプラトゥーンはあまり上手くないので人に言いたくなかった。
つまり趣味がないことがコンプレックスになっていた。
その他にもフォロワーがドラム教室に通い始めたり、アトリエZの白いストラトキャスターが欲しくなったり色々要因があって、院試が終わったタイミングでギターを再開した。
再開したというのは中1の夏、ギターを挫折してしまったからです。
理由は忘れたけどギターをやりたいと言ってSquier(Fenderの子会社で兼価版)の1番安いストラトキャスターを買ってもらいました。
教則本を買ってそれを見ながら弾いていたけど、すぐに飽きて辞めてしまいました。飽き性だったのと、今思うとその教則本が自分に合ってなかったせいでした。
話を今に戻すと、楽器屋で弦交換をしてもらい、youtubeで「エレキギター 初心者」と検索して出てきた動画を見よう見まねで1日10分程度弾いていました。
10年前の、そして楽器としては安すぎる2万のギターでは当たり前だとは思うけど、音が変だったりチューニングが上手くいかなかったり不満はあったけど自分なりに楽しく遊んでました。あとそこまで本気ではなかったので、エレキギターなのに生音で弾いていました。
②音楽教室
秋くらい、母親から「ギター教室とか通ったら?無料体験だけでも」と持ち掛けられました。
院試が終わり1ヶ月以上経ったけど、なんだかんだでギターは続いていました。わたしが飽き性なことは母親も知っているので、好きならプロから習えば?との事らしい。
というわけで乗り気ではありませんでしたが、そこそこ名の通った音楽教室の無料体験に行きました。1回30分の月3回で1万円ちょっと、今の経済状況を考えると無料体験で辞めるつもりでした。
30分で持ち方や腕の位置、ピックの当て方など教わった結果、自分でも驚くくらい音が変わりました。
先生との相性が良かった、学校終わりに行くには丁度いい時間が空いていた、など重なったこともあって次の日には申し込みをしました。
人に習う事のメリットとして、定期的に人に見られるということだけでモチベが出てくること。今まで10分くらいしか弾いてなかったのが30分から1時間くらい弾くようになりました。
あと、1番大きいのが疑問に対する答えや改善点がすぐに返ってくること。人によって持ち方や骨格が違うから、インターネットに転がっているアドバイスが必ずしも自分に当てはまる訳ではなく、1人でやっていた頃はそれがストレスでした。
練習曲を弾く→出来ないところがある→アドバイスを貰える→出来るようになる→モチベが上がる
といういい循環が出来てると思います。ちなみに今回の課題はコードチェンジです。頑張ります。
このタイミングで、ようやくアンプに繋いで練習するようになりました。ギターを買った時に着いてきたアンプと、夜遅い時は新たに買ったamPlugを使ってます。おもちゃだと思って買ったら思ったより使いやすいのでオススメです。
③ギター購入
ギター教室に通い始めて、自分でも分かるくらい音が良くなりましたが所詮は2万のギター、ギターっぽい音だけど安い音でした。お菓子で例えるとチロルチョコみたいな音。
夏辺りより真面目に弾いてるし、5万くらいなら買ってもいいかな〜と思いつつ買うつもりはなく楽器屋さんに入ったら、なんと9万のギターを買ってしまいました。
一目惚れでした。値段が高くなればなるほど音が良くなり、10万弱のギターの方が質は良かったですが、こっちを選びました。安い方を選んだ時の店員さんの顔が忘れられなかったり…
①で書いた通り、買うなら白いストラトのつもりでしたが、実際買ったのはテレキャスターでした。テレキャスターの方が見た目が可愛いので。
今まで理由があってギターを始めましたが、ここで自分が純粋にギターを楽しんでいるということに気づきました。
④ まとめとこれから
ギター教室の先生のいい所は「とりあえず褒めてくれるところ」で、半分くらいしか弾けてなくても「まあこれだけ弾ければ十分」「いい音だねー」と言ってくれるので、とても気が楽です。
中学の時の自分は吹奏楽を音楽を楽器を憎んでいました。今となれば気づけましたが、悪かったのは可処分時間の圧迫とミスが出来ない厳しい環境なのであって、で彼らを憎むべきではなかったはずです。
上手くなりたい、という気持ちは無くはないですがあまり考えないようにしたいです。何故かというとそれを目指すと一気に辛くなるので。まあ優先すべきことは沢山あるので、適度に付き合っていこうと思います。
でもやっぱり人に見せられる程度には上手くなりたい気持ちはあります。人に話せる趣味が出来たのはいい事ですが、まともに弾けるのがファミマの入店音だけなのは少し気後れするので…
とりあえず2022年、無理にならない程度に頑張りたいと思います。
それでは!またどこかで
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