就活失敗したから院に行きたい人へ(就活メンヘラに捧ぐエール)

ぽぽみうむです。
きっと、今の就活生の中には、こんな考えの人がいると思います。
「就活失敗したから、大学院に行こう」
実際、私もそうでした。そう思いながら就活をしていました。

私は、大学院に行く理由は3つに分けられると思います。
逃避か、修行か、好奇心か。
この3つです。

私は、口先では「修行」で大学院を志しました。

選考中の企業が無くなり、親に院に行きたいことを打ち明けました。以前から、「大学院も検討している」と言っていたので、応援してもらえると思っておりました。

しかし、親は「もうお金はだせない」と言いました。

ショックでした。でも、内心、よかったと思いました。

私は、いい訳が欲しかったのです。
「大手に行けないのは大学院に出ていないから」という、就活がうまくいかない理由が欲しかったのです。
「親に反対されて院に行けなかった」という、就活を渋々続ける理由が欲しかったのです。

私が大学院に行こうとした理由は、研究目的ではなく、完全なる先延ばしだと本当は分かっていたのに、素直に認められませんでした。
私は、ダサくて小さい人間でした。こんなダサい思想の人間は、きっと院に行ったところで大成しません。今ならよくわかります。

あくまでも私個人の意見ですが、動機が「好奇心」以外の人間が大学院に行くことは時間とお金のムダだと思います。
「修行」目的で進学したい人だってたくさんいると思いますが、私の場合は、大学にとどまった場合よりも、社会人になった今の方が、よっぽど「修行」になっていると感じています。

失敗ばかりしましたが、かろうじて私を雇ってくれる会社に出会いました。
落ちまくった経験から、自分に自信が微塵もない私は、入社時に、「とりあえず、言われたことを素直にやる」ことを決めました。

例えば、「プレゼンは暗記するくらい練習しろ」って研修中に観たDVDが言っていたので、素直に暗記したり。
そうしたら、プレゼン研修の最終発表で、「一番良かった」と、研修担当の方に褒められました。

他にも、「単純作業にこそ神は宿る」というプロフェッショナルの動画を見て、単純作業だらけの工場実習に全力で挑みました。
全力を注ぐと、「もっと効率よく作業するには」とか、「微妙に部品が浮いてしまうのを防ぐには」とか、色んな改善の余地があることが見えてきました。

そして、ある日の実習にて。
検査をしていた時に、異変を感じました。
「すみません。これ、不良品かもしれません。」
「どれどれ…あ!本当じゃん、よく見つけたね!」

そう言ってもらえた時、大切なのは、環境ではなくて心構えだと気付きました。

結局、心構えがなければ、何をしてもうまくいかないのです。

どんなに優秀な人が周りにいても、自分自身が「成長しよう」という意志がなければ、何も為せません。そんなことに気付けたのは、失敗続きの人生だったからこそです。

大学院に行っても、同じ境地に達せたかもしれません。でも、私の場合は、大学院自体に行きたい訳ではなかったので、会社を修行の場にして正解だったと思います。結果的に、経済的にも精神的にもよかったと思っています。

だから、「大手に行きたいから」、「就活をしたくないから」、という理由で大学院に行くのはやめた方がいいです。
見栄や執着に大金をつぎ込むメリットがあると感じたら、どうぞ進学してください。

長々と書きましたが、私が一番言いたいのは、「心構えがゆがんでいないか?」きっちり確認してほしい、ということです。
逆に言えば、心構えがしっかりしていれば、どんな場所でも成功できると思います。

私も、22年間ゆがみっぱなしだった心構えの矯正を明日も頑張ります。





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