1次面接までしか行けなかった理由を考えた。(就活メンヘラに捧ぐエール)

ぽぽみうむです。
「1社」
これは、私が1次面接を通過できた会社の数です。
そう、私は今いる会社以外、書類で落ちるか、1次面接で落ちました。
当時の私は自分が落ちる理由が分かりませんでした。
今でも憶測でしかありませんが、自分なりに反省点を挙げてみます。

思い返せば、面接の際に、「お客様」の気持ちだったと反省しています。

ここでまさかの精神論。
相手の心の中なんて見えないんじゃないか。
中には経歴を多少変えながら説明している人だってたくさんいるのに。
(就活シーズンになると副部長が増えるとか…)
そう思う方も多いと思います。

でも。
新学期の教室を思い出してください。
自分から友達を作ろうと仲良くしようとしてくれる人と、そうでない人、たくさんいると思います。
なんとなくどういうタイプか、しゃべるとわかりますよね。
そして、間違いなく、前者のほうが好印象ですよね。
しかし、私は生意気にも、面接では後者になっていたと思います。

「自分はこんな人間です!」
と限られた時間内で、伝える努力をせず、「こう質問されたら答えよう」とかそんな風に思っていました。

テクニック本とかアドバイザーのような方は、
「練習しすぎると良くない。演技のようになってしまうから。言葉のキャッチボールを意識してね」
とかなんとかいうと思います。
私は自分に都合のいい事は素直に聞くので、あまり練習しませんでした。
結果、撃沈。
「よく考えたら、ミット持ったことないわ」と気付きました。

「合格したい」
という野心ばかりで面接を受けては良くない、という思い込みのあまり、
「ありのままを見てもらおう」
という方向に注力しすぎてしまいました。
その結果、お客様就活生になってしまったのです。そして、自分の中では、「ありのままの自分」で勝負したので、落ちた時のダメージも余計に大きくなりました。

今、就活生で、面接がなかなか突破できない人は、練習するべきだと伝えたいです。でも、練習の目的を見失ってはいけません。

あんまりにも面接で落ちるものですから、私は、4回生の6月頃、周りに就活を終えた人が増えてきた頃にセミナーに行きました。
セミナーでは、他に来ていた人達と、自己PRの練習をしました。
すると、驚くことに、「謙虚さ」「粘り強さ」というのを強みとする人がほとんどでした。

謙虚な人というのは自分に追い風が来ていても、ペースを崩すことなく、一歩一歩着実に前進できることが強みだと思います。
しかし、自己PRでは、自分のいいところを言わなければならない、という究極の矛盾に直面するのです。
自分で強みと捉えた時点で、謙虚ではなく傲慢になる。
私もこれで悩みました。

そんな訳で、面接の練習は、「うまくしゃべる」ことを目的としないでください。
「自分を好きになる」「相手に分かりやすく伝える」「自分の夢を語れるようになる」
そんなことを目的として行うべきだと思います。

私は初対面の人に限らず、親しい友人としゃべった後ですら、
「あの発言はまずかったかな…」「もっとこんなボケがあったのに…」
といった感じで、一人反省会しちゃうタイプです。22年間生きていて、最近やっと、「案外私は考えすぎかもしれない」ということに気付きました。

なので、「面接練習」を通して、自分が人と接する時に身構えてしまう理由を見つけ出せたらいいかな、と思います。そして、どうしたら身構えなくなるか、そこの対策ができたら少しは自信を持って面接に挑めると思います。

キャッチボールだって、練習すればするほど上手になります。
言葉のキャッチボールだってきっとそうです。
自分の対話のクセを見つけて、取ってあげることで、だいぶ楽しめるようになると思います。

もともとの運動神経を嘆いてはいけません。
「やり抜く力(グリット)」を研究している人によると、
【才能】×【努力】=【スキル】
【スキル】×【努力】=【達成】
という関数が成り立つそうです。
コミュニケーションだって努力でどうにでもなります。元いじめられっ子でコミュ障の私が言ってるから自信を持ってください。

自分を好きになるのも、練習です。
絶対、絶対大丈夫だから。
「頑張れ」とは言えません。就活生の健闘を称え、幸せを願っています。






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