視力の落ちた私の世界はピントの合わないF1.4単焦点レンズ
回り回って話したいのはカメラを始めたきっかけの話。
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確か見える景色がぼやけ出したのは中学生の頃です。
それでコンタクトデビューしたのが高1の頃。ちょうどそのくらいから世の中にスマートフォンが出回り出した気がする。
今では当たり前のように毎朝コンタクトをつけて、風呂上りにはメガネにシフトチェンジ。
レンズを介さずに視覚情報を得ることなんてほぼない人生になっています。
レンズといえば、短焦点レンズは非常に美しいと思っていて。
絞りを開放して生み出される玉ボケ、被写体なんか「私をみてくれ!」と言わんばかりに主張してくる感じが好きです。
(もちろんレンズによるし結局は撮影者の匙加減ではあるけど、、、)
F値1.4ともなると美しい背景のボケとズバッとピントを合わせた被写体によって最高の写真が生まれることだと思います。
ただここで、ピントがどこにも合わないF1.4短焦点レンズがあったらどうなんだろうとふと思うことがありました。
いやいや、そんなもの恐怖でしかない。(いやそれも美しいか?)
「ピピっ」とピントがあってもいないのに叫ぶ一眼レフに怒る人もたくさん出てくるに違いない。
でも、視力が落ちるって事はレンズがないとそんな世界で生きていかないといけないという事です。
めちゃくちゃ話が変わってしまうんですが、
私がカメラを始めたのはそんなところにも理由があります。
コンタクトをしてると言っても、私の視力は1.0前後。マサイ族ほど鮮明に見えてるわけでもないし、けど生活には支障ないかな〜なんてレベル。
大学生になってバイトを始めて、社会人になってお仕事を始めて、少し自分の自由なお金ができてから友達だったり一人で旅行にいく機会が増えました。
そこで感じたのは「この絶景を鮮明に見れないのめちゃくちゃもったいないな」ということです。
「この瞬間を形にできるカメラが欲しいな」と感じました。
もちろん記憶に残すのも素敵なんですけどね。
どうやらキャパが少ないようで...笑
でもそうやって時間と思い出を写真に閉じ込めて、目で見えていなかった物とか普段と違う角度から景色を見たりして楽しむことができる写真って素敵だなぁと思って一眼レフを購入しました。
私は言葉にするのが下手なので、一緒にいけなかった人に思い出を共有する時にも助けてくれるのは写真です。
何より撮影は全くカメラを触ったことのなかった時から、少しはわかるようになった今でもずっと楽しい。
お出かけする時の最高の相棒になりました。
後日談。
ぼけーっと考えてみたら、ピントの合わない単焦点なんてボケ以前にずーっと「シュンシュンギュンギュン」ってやり続けちゃうのかな〜なんて思いました。
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