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読書感想文 ウェディング デスゲーム ちゃおホラーコミック ネタバレ注意

この夏のホラーコミックで印象に残った「ウェディング デスゲーム」を読んでの感想

ウェディング デスゲーム 1巻

ホラーマンガもかなり戻ってきて 特に「ちゃお」「りぼん」は夏になると数少ない「ホラーマンガ」の牙城を守っている

中学生カップル(幼なじみ)の二人が「死を賭けた結婚式」の招待を受ける事から始まる 大人のカップルも入り交じり死を賭けた結婚式が開幕する

誓約書の署名から始まるが 誓約書は「血判状」でお互いの「血」によって署名をしなければならない 血判状とは自分が知ってる限りでは「忠臣蔵」の四十七士と 特攻隊の出撃前の書状である

帯の「結婚するなら 命を賭けろ」の文字通りのオープニングである

忠臣蔵の討ち入りも 特攻隊も生きては帰れない覚悟の上「血判状」を書いて 事に挑んだ

本当に「結婚」はそこまでしてお互いの「覚悟」がなければ成り立たない

主役の中学生カップルは彼氏の方が「自己主張」が強く デスゲームを取り仕切る「神父」役に食って掛かる

幼なじみなのでお互いに親しく 下手な大人のカップルより強い

血判状の誓約書が終わると「死のヴァージンロード」の展開が待っている

今度は「魁 男塾」のような様相 「民明書房」の解説でも出てきそうな雰囲気で「死のヴァージンロード」が展開される

人一人渡れる鉄板の上を烈火の火が両側に展開 更にヴェールの目隠しをされ死のヴァージンロードを渡って花嫁は花婿の方へ行く

熱くなった鉄板の上を花嫁さんは歩く 大人のカップルがズルをしてヴェールをまくりあげると 鉄板が開いて火の中に落ちていく

魁 男塾の情け無用の世界が なぜか少女漫画で展開される

目隠しで歩くので先に何があるかわからない いばらの道も待ち受けウエディングという女性が夢見る行事が「男塾」の何番勝負になってる

花婿さんも平気ではない 十字架に磔られ いばらのロープが時間と共に締まってくる

まさに「キリスト」の磔より残酷な展開である

主人公の中学生カップルは制限時間内にたどり着き 二巻の「指輪交換」に話が移る

ウェディング デスゲーム 2巻

話は2巻に移り指輪交換が待ち受ける カップルにさらなる試練が続く

まさに2巻の帯の「いいかげんしろ! ○ソカップル」の台詞通り まさに結婚生活は試練の連続である

自衛隊の前期新隊員教育隊よりムチャクチャな事態を体験する

さすがに「ウェディング デスゲーム」ほどとは行かないが 結婚生活を始めると楽しいのは最初でイライラする事が積み重なる

指輪交換だが祭壇の上にカップルが乗せられ 新婦側には重りが付けられ 規定時間内に手をはなさなければ良い

その祭壇は上下左右に揺られ ここでかなりの数のカップルが脱落して死を迎える

主役の中学生カップルはその苦難に耐え ゲーム終了を迎える

そして回想シーン 幼なじみなので小さい頃からのシーンが始まり2巻は終了する

結婚生活は甘い物じゃないを表現した少女マンガである

ゼクシィなどで笑顔の花嫁さんの写真があるが 本当に結婚は二人の試練の連続

まさに「血判状」を書くぐらいの覚悟が無いとダメだ

終わり




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