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坂口恭平「生きのびるための事務」を読んで

こんにちは。会社員として生きることを完全に諦めた私です。

最近は、「会社員として生きることは無理そう。だけどどうしたらいいかわからない」という悩みを抱えていました。
そこで見つけたのが坂口恭平さんの「生きのびるための事務」です。

この本は、人生において「事務」が重要であることを、主人公と「ジム」というイマジナリーフレンドが漫画形式で教えてくれます。
「事務」というのは、頭の中で描いている「こうなったらいいな」を紙に書いて視覚化することで実現する方法のことです。


例えば主人公は、絵を描いたり原稿を書いたり音楽をやったりして、それでお金をもらって暮らしたいと考えている。一見無理に見える理想でも、一つ一つ行動することで実現していきます。

以下、心に響いたイマジナリーフレンド「ジム」の言葉たち抜粋⏬

・上手くいくことしか、やらなきゃいいんですよ。
「上手くいく」とは、「やり方が合っていた」ということだけなんです。


・作家になるために賞を取る、絵を売るためにギャラリーに入る、分かりやすく資格を取って、いい会社に入って、できるだけ先が見えるようにして生きていく。そんなことして何が楽しいんですか?

・楽しいことは、続けたくなるし、継続すること自体が才能になって、そして最後はどうせ上手くいく


具体的にどのような方法を使って「事務」を行うかは、実際に書籍で見てほしいと思います。


私はこの本で何度頷き、勇気をもらったか分かりません。
手と頭を動かして、どんどん人生の舵を取っていく意志が固まる本でした。



坂口恭平さんの「生きのびるための事務」


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