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指しゃぶりが止まる魔法の絵本⁉ 快進撃が止まらない『ゆびたこ』(とっておきのニュースあり!)

児童書の出版社で働いていると、ロングセラーの絵本って、本当にすごいなあって、改めて思います。これまでの重版の回数が多いだけでなく、実際に1日に何冊も売れるんです。📚📚📚

先日惜しくも亡くなられたエリック・カールさんの、かの有名な『はらぺこあおむし』は、ある書店では棚に出すと1日1冊必ず売れるという伝説があるんだそう。
時代に左右されない、作品の持つ底力を感じる瞬間です。

ポプラ社にもロングセラー作品はたくさんありますが、刊行されてまだ10年も経っていないのに、すでにロングセラーの風格と、実際にとんでもなく売れている絵本があるんです!

その本は、『ゆびたこ』。👆🐙

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くせさなえさんが描いた、指しゃぶりをする女の子の表紙がインパクト大なこの作品。
徐々にWEBなどのクチコミで話題を集め、自然発生的に人気に火が!🔥
Amazonレビューでも、360個ものレビューがついています! すごい!!
(2021年6月4日現在)

クチコミを見ていただくと分かるんですが、この絵本は、「指しゃぶりがやめられる!」ということで話題なのです。

「本を読んだその日から、指しゃぶりがピタリとやみました!」
「こどもが『ゆびたこコワい! もうしゃぶらない!』と言っています

などなど、たくさんのクチコミが。いったい、どんな内容の本なのでしょうか?


~では、ここでストーリーをちょっとご紹介~

「わたし」は、もうすぐ1年生になるのに指しゃぶりがやめられない。
毎日、チュッ チュッ チュッ チュッ……

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「ゆびしゃぶり やめたいのに、なんで すってしまうんやろ……」
指をしゃぶり過ぎて、左手の親指に出来た大きな「たこ」。

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なんとある日、この「たこ」がしゃべりだした!

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「わいは ゆびたこ。あんたが いっぱい すうてくれたから、こんなに せいちょうできたわ」
「もっと ゆびしゃぶりしてや~」

ゆびたこが怖くなった「わたし」は、指しゃぶりをしたい気持ちを、なんとかがまんした。すると、ゆびたこはなんだか悲しそうな顔に。

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あれれ、ちょっと、かわいそう……。

はたして「わたし」は、無事に指しゃぶりをやめることが出来たのか? そして、ゆびたこの運命は……。
続きは、絵本を読んでのお楽しみ。

指しゃぶりがやめたくてもやめられない、そんなお子さんがいたら、是非この本をプレゼントしてあげてください。不気味なんだけど、なんだか憎めない。ゆびたこファンが全国に急増中です。
大人の指しゃぶりも改善したとか、しないとか……。

そして、このnoteを読んでる貴方に教えてあげたい、とっておきのニュースが!

全国の書店さんで、この「ゆびたこ」をデザインした絆創膏つきの書籍を、数量限定で販売中!!
お近くの書店の児童書売り場を、今すぐチェックしましょう!
誰がこのナイスアイデアを考えたのでしょう。アツい!🔥
すでに売り切れとなってしまったお店や、「商品化を求む!」の声が各方面から続出している模様。

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ほら、こんな風に親指に巻いてみれば……。

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とてもじゃないけど、指しゃぶる気にはなれませんね……。
だけど、ずっと見ちゃう……。


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よく見るとかわいいよ、ゆびたこ……。
あれ? 薬指の指輪よりも輝いてる……?✨

もちろん普通の絆創膏として、切り傷、すり傷などに使えます。
是非、この機会に絵本を手に取ってみて下さいね。

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(文・写真/ポプラ社編集部 齋藤侑太)