全くリーダータイプでなかった僕が、どうやって4社のM&Aを実現し、起業家っぽくなっていったか?(2)~2社目の起業、そして・・・

私にとっての一社目の起業企業であるポップインサイトは、試行錯誤を繰り返し、苦戦しながらも徐々に軌道に乗って行きました。

(ポップインサイトの起業や試行錯誤のストーリーは、とっても長くなるため、また別の機会に改めて紹介させて頂きます。)

ポップインサイトは、順調に業績を伸ばし、2017年に東証一部上場企業である株式会社メンバーズのグループ会社に、M&Aでグループ企業となることになりました。

その後、私はその株式会社メンバーズの執行役員に就任しました。あの冴えない、残念だった私が、東証一部上場役員になってるのですから人生は不思議なものですね。


2社目の起業へ

ポップインサイトでは、事業の1つとして、アンケートモニターを募集していました。モニターを募集するためには、サイト作りなど様々な仕組み作りが必要です。その都度必要に応じて試行錯誤をし、仕組みを確立していきました。

実際に募集を行うと、集まってくる人達からは、アンケートモニターをするだけでなく、自宅で仕事がしたいとか、お小遣いを稼ぎたいといった求職のニーズが高いことがわかりました。
せっかくニーズがあるのですから、それに応えないという手はありません。

そこで、ポップインサイトで培ったノウハウを活かして、クラウドソーシング事業を行うための新会社を設立することを決意。2015年にリモートワークで在宅等での仕事のソーシングを行う新会社を設立しました。


リモートワークを使って数千人をオペレーション

2社目のクラウドソーシングの会社では、人員の募集やオペレーションを行うためのシステムを自分で勉強しながら作っていきました。業務委託して在宅にてワークを行う数千人の方を対象とする業務がメインですので、当然リモートワークが前提になります。

この事業を進める中で、リモートワークのノウハウをどんどん確立することができました。
と、言うと格好良いのですが、実際は、直面する状況への対応に迫られて、一生懸命試行錯誤しながら自分で手法を確立していったというのが実情です。200人のライターを採用したのに、半分以上が途中でいなくなり納期に間に合わない、ということもありました。

しかし、苦労しながらもノウハウの確立は進み、それと比例して、参加人数もどんどん増えて行き、月に500人くらいが集まるようになりました。
1つのライティング案件に何百人も動員し、リモートワークを駆使して一丸となって取り組んだこともありました。

現在、コロナウイルスの影響で、全国でリモートワークが急速に導入されています。
私はこのように、これまで数年に渡って数千人の方を対象にリモートワークでアプローチして来ました。その中から蓄積したポイントや意識してる点、他の方にも参考になるんじゃないかなと思う所を今後も発信していきたいと考えています。


2社目のM&Aも成功

クラウドソーシング事業も、当然のように多々苦労がありました。自分で仕組みを作って切り開くしか道はありませんでしたから、それは必死で取り組みました。
しかし、その中から得られた知見や経験は、私の財産になっていると思っています。

結果、この会社は急成長を遂げました。

起業したのが2015年1月でしたが、好成績が追い風となり、2016年1月にはM&A会社にバイアウトの相談を開始し、2016年10月にはM&Aに成功することができました。

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