ポップインサイト創業記(19)~会社設立は税理士事務所に依頼
今回は、新会社の設立手続きをどう進めたかをお伝えします。会社を設立するに当たって最初に私が重視したのは、税務に関しては始めからプロに依頼して注意深く行うということでした。
大切な税務は始めからプロに依頼することにする
会社を設立するに当たって、私がまず最初に気に掛けたことは、税務をきちんと行うということでした。行政も税金に関してはとても厳しい事は分かっていましたし、納税はミスなくきちんとした形で行いたいと思っていました。
特に、知識が無いために、悪意なく間違った手続きをしてしまう事は避けたいと。その為、税務だけは最初から税理士に任せようと思っていました。
そんな思いでどこか良い所はないかと探していたところ、『ベンチャーサポート』という税理士法人に行き着きました。
起業手続きも含めて『ベンチャーサポート』に依頼
ベンチャーサポートは、その名の通りベンチャーをメインターゲットにした税理士法人です。この事務所は、顧問料が月約2万円で、年度末調整で15万円くらい。年間にすると約40万円位のイメージでした。
この事務所はさらに、ベンチャー向けサービスとして、会社設立時に顧問契約すると、会社設立時の手続きを全て無料で行ってくれるということでした。
会社の設立時には、自分で手続きしても、登記や定款作成などで約30万円前後かかります。これらを全て顧問料年間40万円に含める形で、無料でやってくれるということです。これは使わない手はないと思いました。
税理士が必要ないと思ってる人には、自分で手続きした方がトータル安い訳ですが、私は最初から税理士を使おうと思っていました。だから、どう考えてもこちらの方が格安でした。
そこで、早速先方のオフィスに話を聞きに行きました。特に最初はこちらも知識が無いので、しっかり知識を吸収しようという意識を持って足を運んだのです。
すると、最初の訪問の時点から、「ベンチャーサポート」は、なかなか優れた税理士事務所であることが分かりました。
まず意識レベルが結構高く、「攻める節税」をモットーとしているという説明を受けました。勿論グレーな事は一切しない上に、クライアント第一の攻める節税をサポートすると。職員の応対も質が良く、オフィスもとても綺麗で、とても良い印象が持てました。
しかも、会社手続きを全て行ってくれるのです。私はここにお願いすることを決めました。
実は、今も私はこの「ベンチャーサポート」を使っています。
この4月に新たな会社を設立したのですが、そこもベンチャーサポートに担当してもらっています。私個人の税務もここに任せています。
会社設立には、定款作成や、登記手続き、市区町村への届け出や、税務署や年金事務所や労働基準監督署などへの非常に多くの届け出が必要ですが、私はここまでその全てをベンチャーサポートに代行してもらいました。
私は、先方から求めを受ける、テンプレートに従った形の書類の提出や質問への回答を行っていく。そのような形で会社の設立手続きを行ってきたのです。
能力が見合わない担当者は躊躇なく変えてもらう
そのように質の良い対応をしてくれるベンチャーサポートですが、こことの付き合いの最初には、1つのエピソードがありました。
実は、ベンチャーサポートでは、最初に応対して説明してくれる営業担当と、実務を担当する人が変わります。
初めての訪問の際に、最初に応対してくれた営業担当の人はとても感じの良い印象の人だったのですが、代わって出てきた実務担当者が、とても印象の良くない人でした。
見るからに経験が薄く、応対の態度やビジネスマナーもよろしくありません。会話も全然噛み合わないのです。正直、私は「こりゃ駄目だ」と思いました。
そこで、その面談から戻ると直ぐにベンチャーサポートへ連絡を入れて、担当者を替えてもらうよう依頼しました。「こちらはお金払って学ぼうと思ってるのに、あの人では弊社の望むレベルの仕事は無理だと思います」と。
結果、すぐに別の人に担当を替えてもらうことができました。新しい担当の人はとても優秀で、満足行く対応をしてくれる人でした。今もこの人が、私の担当をしてくれていて、その後の会社や個人の税務処理を担当してくれています。
プロの使い方
このように、ベンチャーサポートには、最初から少々厳しいことを言っていった訳ですが、今も私はそれが正しい対応だったと思っています。
私は、そもそもプロを上手に活用することは、事業をしていく上で、とても有効だと思っています。
例えば、現在も、『ビザスク』(参考:https://visasq.co.jp)というサービスを利用しています。これは、1時間1万円ほどを支払って、プロから情報提供を受けられるというサービスです。
▼ビザスクイメージ
例を挙げると、あるテナントビルに出店したいという店舗ビジネスの場合なら、店舗デベロッパーの人に、自分が思い描いている店舗が出せるのかとか、そのために必要な条件とか、そういう詳しい情報を聞くことができます。
このように、プロを上手く使いこなせば、とても有用な価値を提供してもらうことができます。
私は、プロを使うときには、顧客としての発注する側も、依頼を受ける受注者側も、双方ともが真のプロであるべきだと思っています。
勿論、受注する側がプロとして高いレベルの仕事をすべきなのは言うまでもありません。そうでないのなら論外です。
それと同時に、受注する側もプロとしての高い意識を持って取り組むべきだと思います。
お金を払って依頼するのですから、プロから全てを吸収していくと。そして、それと同時に、受注者側が至らない時には、すぐに指摘を入れて、必要ならば担当者をすぐさま替えてもらうと。
もちろん、厳しいだけではなく、質の高い仕事をする業者なら、報酬を上げるとかそれに報いる為の行為をする。
そういった発注する側のプロとして高い意識を持っていくことで、受注するプロは目に見えて高い成果を出してくれるようになるのです。
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