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【最新情報】リモート時代の勝ち組・負け組を分けるポイントとは!?|世界の最新テレワークニュース

テレワークに関する日本であまり知られていない世界中の最新ニュースについて、その要点&考察をお届けする「世界の最新テレワークニュース」。今回は、ニューヨーク・タイムスのリリースである「The Winners of Remote Work」という記事を基に、「リモート時代の勝ち組・負け組を分けるポイントとは!?」というテーマで、要点と今すぐ使える対策について解説します。

やはりリモートワーク時代において、「これからどうやって稼いでいくのか」とか、「どういうキャリアを積んでいくのが良いのか」ということは、誰もが凄く気になるポイントだと思います。

先日紹介したリクルートの調査でもありましたが、やはりずっと同じ会社に勤めて永年勤続、終身雇用でいるという人は非常に少なくなっていまして、「機会があったらキャリアアップしたい」「何かあったら新しいチャンスを掴んで行きたい」と考えている人が多いのではないかと思っています。

そういった中において、このリモートワーク時代においてどのような形で勝ち組・負け組が決まって行き、その中において何をすれば良いのかということは非常に興味深い点だと思うので、早速記事の内容を解説していきたいと思います。(元記事もとても興味深い内容になっています。ぜひこちらもご覧ください)

▼今回の内容は以下の動画でもご覧頂けますので、ぜひご覧ください!

●リモート時代ではますます格差が拡がりやすくなる

記事ではまず、「リモートがあると採用範囲が拡大する」という事に触れています。当然そうですよね。企業からすると、これまで自分のオフィスがある場所に出社できる圏内での採用だったのが、リモートになると全国全世界に採用範囲を拡げることができます。

次に「それによって、雇用競争が激化して行く」と書かれています。つまり、これまで候補者が100人位の中で1人選ばれれば良かったのが、採用範囲が広がることによって1万人の中で1人選ばれる必要がでてくるという感じになってしまい、競争が非常に激化してしまうという話です。 記事では「こういった構造になることによって格差の拡大は不可避なのではないか」と書いています。

続いて記事では「スーパースターの経済学」という古くからある理論について触れています。「スーパースターの経済学」は、1981年にシャーウィン・ローゼンという人が提唱した説です。これはスポーツ業界やアーティストなどの世界では、一部のスターが非常に大きな利益を上げ、それ以外の他者は収益や利益分配が減るという理論です。

例えばサッカーやテニスの世界では一部のスーパースターの選手が巨額の収益を得ているのに対して、世界中に数えられない位多くの非常に少ない収益の選手がいます。そういう状況がエンターテインメントでも同様にあると思いますが、この「スーパースターの経済学」が、今後営利事業やビジネスシーンなど色々な業界に広がっていくことが予想されると言うのです。

例えば、「Udemy」という世界的オンライン学習プラットフォームがあります。 その中に色々な動画があって、非常に多くの人が様々なことを教えているというプラットフォームで、日本ではベネッセさんが事業連携しています。

このUdemyがコロナ禍で一気に拡がったらしいのですが、記事ではUdemyの中でも数100万ドルもの報酬を得て凄く売れている講師もいれば、全然売れない非常に低収益の講師もいて、その格差は非常に広がっていると紹介しています。

次に「Peloton」という家の中での運動をレクチャーするプラットフォームの事例が紹介されています。このPelotonという中においても、50万ドルの報酬を超えるような人気インストラクターも何人か生まれているけれども、それ以外の多くのインストラクターは非常に収益が少ないこと、さらには、このPelotonに所属していない普通の対面でのインストラクターは、コロナ禍でレクチャーを受ける人が激減してしまっていて、格差が歴然としているということでした。

リモートワークが進み、オフィス以外で働けるという働く側にとっての自由度が増した一方、実は競争範囲も拡大し、競争激化していることにより格差がはっきりしてきていると。

そこで、この構造を意識して、自分が残れる側・選ばれる側になる手段を早いタイミングで用意して行くことが非常に重要だというのが、この記事を見てもご理解頂けるかと思います。

●ポイント1:リモート・コミュニケーション力

以上の記事の内容を踏まえて、ここからは私の考察になります。この勝ち組負け組の格差がはっきりしてしまいやすいリモートワーク時代で活躍して行くためには、どのようなスキルを身に付けていく必要があるのか、どんな考え方でキャリアを積んでいく必要があるのかというところで、今回は「勝ち組の座を手に入れるための3つの大切なポイント」を紹介したいと思います。

ポイント1つ目は「リモートでのコミュニケーション力」です。もちろんコミュニケーション力だけで稼ぐのは難しいですが、やはりどんなシーンにおいてもコミュニケーション力が高い人の方が低い人よりも当然選ばれやすく、良い人間関係も構築しやすく、結果圧倒的にビジネスチャンスを得やすいのは間違いありません。

例えば、私はクラウドソーシング等で色々な案件で仕事をしてくれる人を募集する訳ですが、その中で届く応募提案の文面を見ても、すごく丁寧に書いてあったり、クライアントであるこちら側のことを非常に考えてくれているような、非常にコミュニケーション力の高さを感じる書き方をしている人がいます。その反面、普通にテンプレ文章をコピペしていたり、あまりこちらのクライアント側のことを意識してない人方もいます。やはり、同じような能力、もしくは全然能力の差異が分からない段階では、当然リモートでのコミュニケーション力の高いと言える前者の人を選びますよね。

また、実際に採用が決まった後も、日々のチャットやメールやオンライン会議などの業務において、信頼を獲得するようなコミュニケーションができている人と、そうでない人では、やはり前者の人により仕事を任せようとか、報酬を上げる機会があったらもっと上げていこう思えます。

こういった事例からもリモートコミュニケーション力を鍛えていくのは非常に重要だと思います。 私のnote記事やYouTubeチャンネルでは様々な角度、色々な軸でリモートコミュニケーション力を向上させるノウハウを紹介していますので、是非参考にして頂ければ幸いです。

●ポイント2:「レアカード理論」で1%を積み重ねる

ポイント2つ目は「レアカード理論で1%を積み重ねる」です。「レアカード理論」とは、元リクルート出身の藤原和博さんが提唱されている理論で、1%の能力をいくつか積み重ねると、掛け算でどんどんレアな存在になっていく、そしてレアな存在になればなるほど価値が高まり、当然得る報酬が高くなっていくというものです。

先程の「スーパースター理論」のスーパースターがなぜ稼げるかというと、やはりレアだからなんですよね。その人しかいない存在であると。テニスプレイヤーは数多くいるけれども、現時点で大坂なおみ選手やノバク・ジョコビッチレベルの選手は、世界でも超レアな存在です。皆そこが見たいんですよね。その存在になるのが大変なのです。高校野球で言うと、甲子園の優勝チームになるというのは1大会に1チームしかできない。 さらに、その中でもエースや4番になれるのはまた限られます。本当に超天才とか才能がないと難しいですよね。

しかし、藤原さんはレアカード理論で「どの業界でも1%になるのは不可能ではないですよね」と気づかせてくれています。テニスで言うと、例えば競技人口が100万人だとして、その中の1位になるのは超難しいのですが、上位1万人に入るというのは、もちろんそれでも簡単ではないんですけど「不可能」ではないですよね。 数年人より努力して練習を積めば、100人いる中では1人に入る位のレベルになってくのは決して無理ではないと。レアカード理論は、その1%をいくつか掛け算することで、レア度が上がり成功しやすくなるという理論です。

例えばテニスで1%に入っていて、しかもちょっとプログラミングを勉強して、テニスのニュースとかを自動で収集して自動で配信できるようなものが作れたりする、つまりそのジャンルで1%に入れる様になった人がいたとします。その人がさらにYouTubeをやっていて情報発信力があると、テニスができて、プログラミングができて、しかも情報発信力があるということになります。それぞれ1%になる位の能力が積み重なれば、非常にレアな存在になり、価値が上がり、得られる報酬も高くなるといった感じの理論なんですね。

藤原さんご自身も、リクルートでトップ営業マン1%に入っており、その後学校教育の世界に、中学校の校長になって踏み入っていき、さらにマネージメント力を存分に発揮していると。そういう1%を積み重ねることによって、非常にレアな人材になって、色々なところから引く手数多で、市場価値も上がっているということをご自身の実績で示しています。

実際これから活躍したい人も、勿論ある部分を集中して極めて行くというのも1個の選択肢で、それができる自信がある方や、 本当にそこしかやりたくない方はそれもアリかなと思いますが、多くの人はそうではないですよね。私もそうじゃないです。

そうでない世の中の大半の人においては、何を積み重ねていくのか、何を掛け算しているのかという部分で1%になるぐらいの能力を身に付けて、それをいくつか掛け合わせることによって、レアリティを上げていき、結果的にそれが出来るのは自分しかいないという所に持って行って付加価値を上げていく、選ばれる人材になっていくという事は、非常に重要な考え方だと思います。

●ポイント3:2つのクラウド(クラウドコンピューティング&クラウドソーシング)を使いこなす

ポイント3つ目は「2つのクラウドを活用できるようになろう」です。2つのクラウドというのは、「クラウドコンピューティング」と「クラウドソーシング」を指します。この「クラウドコンピューティング」と「クラウドソーシング」の2つが少しでも使えると、自分の力だけではないリソースを使えるようになるので、もの凄く付加価値が上がるという話です。

これは非常に大切な話ですので、後日改めて独立した記事と動画を作って詳しくお伝えしたいと思います。今回は簡単に紹介すると、「クラウドコンピューティング」が使えるというのは、つまり少しでも良いからプログラミングができるということです。ちょっとしたプログラミングができると。細かい業務を自動化したりとか、社員の小さな業務の手間を大幅に削減することがそんなに難しくなくできるのです。そういったことができる人が1人いれば、会社としては様々なことが便利になって非常に有益です。そういう人はとてもバリューがある訳です。

「クラウドソーシング」は、Lancersやクラウドワークスなどが代表的存在であるインターネットを通じて仕事を依頼するプラットフォームです。クラウドソーシングを使いこなして、色々なジャンルに精通した専門家やプロフェッショナルに仕事を切り出して依頼できるようになると、自分がやらなくても優れた仕事を行うことができます。

例えば1万記事を作って欲しいという話が来た場合に、自分で作ろうと思うと1日10記事書いても1,000日かかります。しかし、クラウドソーシングで100人のライターに依頼できれば、1人当たり1日1記事書いてもらううとわずか10日で1万記事が揃ってしまうのです。つまりクラウドソーシングを使える人が1人いて、100人使いこなすことができれば、その人1人いることで100人のパワーが使えることができると言えるのです。

この様に、クラウドコンピューティングやクラウドソーシングとは、1人の時間に縛られずにレバレッジを掛けて仕事をすることができるようになる能力なのです。この2つがこれからますます付加価値を上げていくことは間違いありません。しかも専門家レベルとかもの凄く詳しく使えるようになる必要は全くありません。少しでも使える人と全く使えない人の差というのは、これから歴然と広がると思います。

以上、今回の記事では「リモート時代の勝ち組負け組を分けるポイント」という点にフォーカスしてお伝えさせて頂きました。やはり今後ますます格差が広がっていくと思います。皆さんには、ぜひ今回紹介したポイントや私がお勧めするリモートコミュニケーションを向上させるノウハウの数々を活用して頂き、勝ち組の座を手に入れて頂けることを心から願っています。

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▼動画はこちら。参考になりそうであれば、ぜひチャンネル登録お願いします!


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