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【速報】コロナ後にも企業がリモートワークを継続すべき知られざる大きな理由|世界の最新テレワークニュース

テレワークに関する日本であまり知られていない世界中の最新ニュースについて、その要点&考察をお届けする「世界の最新テレワークニュース」。今回は、Nasdaqのリリースである「コロナ後にも企業がリモートワークを継続すべき知られざる大きな理由」という記事に関して、要点と今すぐ使える対策について解説します。(元記事は英文ですがとても興味深い内容になっています。ぜひこちらもご覧ください)

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▼今回の内容は以下の動画でもご覧頂けますので、ぜひご覧ください!

●コロナ後にも企業がリモートワークを継続すべき理由とは

まずは、記事のサマリーを日本語訳したものから紹介します。

・リモートワーク継続でよくある理由
 →生産性
 →イノベーション
 →コラボレーションの向上

・増大するスキルギャップへの対応(Skill gap → Skills canyon)
 →テクノロジーが猛烈に発展し、社会も大きく変化
  →サプライチェーンのロボット・AI化
 →学び続ける社員が必要

・リモートワークは学習時間増加に効果的
 →通勤やファッション等の時間が不要に
 →パンデミックでオンライン学習の需要増加
  →Linkedin:2019年から2020年にかけ、企業の学習者数は2倍以上、学習者1人当たりの時間58%増加

・企業自体はあまり機会提供できてない
 →雇用主がスキルアップ機会を減らした割合:世界で46%、米国では36%

・学ぶべきスキルとは(Degreed社調査)
 →1位はIT・プログラミング
 →が、社会的なスキルも重要
  →リーダーシップやマネジメント
  →コミュニケーション
  →主体性
  →批判的思考
  →適応力
  →継続的な学習 など"

「コロナ後にも企業がリモートワークを継続すべき理由」としてまず挙げられているのは、「生産性をあげるため」ということです。コスト削減も含めてやはりリモートワークをした方が生産性が上がると。次に、テレワークを通じて「デジタルでイノベーションをするため」。あと様々な多拠点間で「コラボレーションがしやすくなる」といったことが理由として挙げられています。

増大するスキルギャップへの対応が必要

次に「世間的にあまりピックアップされていない重要な理由がある」ということで、今回の本題と言える理由が紹介されています。それが「増大するスキルギャップへの対応が必要」だということです。

スキルギャップが増大していると。むしろスキルギャップ言うよりも「スキルキャニオン(=渓谷)」の様だと。「ギャップ」が少し間が空いてるイメージであるのに対して、「キャニオン」は深々とした「渓谷」の様な差、それ位の大きな差が求められているスキルと現状のスキルの間にあるということです。ギャップみたいな生ぬるいものではなくて、渓谷のようにもの凄く激しい幅があると。これに対応するために、リモートワークを続けるべきであるというのです。

現在テクノロジーが猛烈に発展していて社会も大きく変化しています。例えばサプライチェーンも、コロナ需要によって、物を届けたり工場などの労働が一気にロボット化したり、AI化が進んだりしました。同様に、様々な業界でコロナによってDXやデジタル化が急加速し、そのスピードは「10年間分くらい時代が一気に進んだ」という風にも言われています。

それによって企業は、今行っていることを理解している社員ではなくて、新しいことを学び続ける社員をどんどん育てていかないと、このすごいスピード社会に対応できないというのが前提としてあると。そして社員学習の促進を実現するためには、リモートワークが非常に有効であるというデータがあることが述べられています。

●個人の学習姿勢は向上傾向。反対に企業の提供度合いは減少が見られる

例えば、イメージしやすい具体的な例として、リモートワークでは、通勤時間や身支度などの時間が不要になるので、そこを活用して学習することができるといった意見が紹介されています。

さらに、記事では実際にパンデミックでオンライン学習してる人が非常に増えていることが紹介されています。Linkedinというビジネス特化型のSNSでは、1年間で学習する人数が2倍以上に増え、しかも1人当たりの学習時間も58%増えているというデータがあるそうです。リモートワークを継続することによって、学びたい人は大いに学ぶことができるという状況になっているという訳です。

しかしその一方で、なかなか企業側は社員の学習の機会を提供できていないというデータも挙げられています。企業雇用主への調査では、逆にコロナ禍で学習機会を減らした割合が世界では約5割、アメリカでも4割になっているそうです。本来、非常に進行のスピードが速い社会に適応するために、企業は積極的に社員の学習への機会を提供すべきところを、逆行している傾向がある訳です。記事はこの点において、とても遺憾であるとしています。

●スキルギャップを超えるためには企業・個人双方の努力が必要

記事は、企業向けにリモートワークの向上のために社員への学習機会の提供が重要であること、またそれが反対に減少傾向にあることに警鐘が鳴らされている訳ですが、これは当然社員側、ワーカー側にも重要な意識です。

進化と変化が加速している時代において、学んで向上するということはとても大切で、これができている人と目の前の仕事に打ち込んでいるだけの人では、かなり大きな差が開いてしまうことでしょう。

「学ぶべきスキル」として挙げられているのは、1位はITやプログラミングで、やはりといった想定通りの結果です。しかし同時に、リーダーシップやマネジメント、コミュニケーション、主体性、批判的思考、適応力、継続的な学習といった「コミュニケーションスキル」が非常に求められていることが紹介されています。コミュニケーションスキルが身に付けていないと、この時代しっかりと生き抜くことはできないと書かれています。

ITやプログラミングを少しでも学ぶことは非常に有益です。この点はとても重要なので改めて別の動画で詳しく説明しようと思いますが、文系の人でも簡単な日常業務を改善するようなプログラミングは意外と安易にできてしまいます。こういった簡単なプログラミングでも少しできる人と全く出来ない人との差は、恐らく今後10倍、100倍、1000倍と開いてしまうことと思います。ぜひできるだけ早いタイミングでチャレンジしておくことをお勧めします。

また同時に記事で書かれているように、いわゆる「コミュニケーションスキル」のような社会的なスキルも重要です。こういうスキルもしっかりと鍛えていかないと、新しい時代では自分で主体性を持って人との関係性を構築しながら進んでいくことが難しくなってくることが予想されます。ぜひ私のnote記事やYouTubeチャンネルで紹介している「リモート時代のコミュニケーション手法」の数々を参考に、スキルを磨いて頂ければ幸いです。


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