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失敗続きでも楽しく仕事を続けて最終的に成功を掴むためのたった1つの習慣

「リモート起業家」の私がテレワークで活躍する秘訣をお伝えするリモート仕事術シリーズ。今回は「失敗続きでも楽しく仕事を続けて最終的に成功を掴むためのたった1つの習慣」というテーマでお伝えします。

新卒で会社に入ったり、中途でキャリアを変更したりすると、やはり最初の頃は仕事もなかなか上手くいかないですよね。 失敗もミスもするし成果も出ない。結果的に落ち込んだり、「自分は向いてないんじゃないかな」「 もう無理なんじゃないかな」というふうに思ってしまいがちです。 しかもテレワークだと、そういったことを慰め合う人や機会もほとんど無くて、余計に落ち込んだりしますよね。 実は私もまさにそんな感じでした。

私は振り返って自身の経歴を見ると、今でこそ7社を創業、その内の4社をM&AなどでExit、最年少で上場企業の執行役員になったり、本を出したりと、自分で言うとかなり鬱陶しいのですが、結構凄そうな感じに見えるじゃないですか。ところが、実際はこれまで失敗続きの毎日だったんですよね。 今でもそうです。

ただ、今回お伝えするような、たった1つの習慣を身につけることによって、目の前に失敗があっても全然楽しく仕事を続ける事もでき、結果的に振り返ってみるとキャリアとしてはいろんなものが生まれている、といった感じになっているんですね。 

今回は、25歳の失敗の連続で完全に滅気ていた当時の私や、今現在同様に悩んだり困ったりしている方にぜひお伝えしたい、楽しみながら状況を大逆転できるたった1つの習慣をお伝えしたいと思いますので、ぜひ最後までご一読頂ければ幸いです。

▼今回の内容は以下の動画でもご覧頂けますので、ぜひご覧ください!

今回のサマリー

今回のサマリー
1.結果は外部要因で決まる
2.自己評価は結果でなく学びの量で作る

まずは今回お伝えする内容のサマリーから。「(1)結果は外部要因で決まる」「(2)自己評価は結果ではなく学びの量で作る」。この2点が、今回ぜひお伝えしたい内容です。

文字や文章だけ見ると「当たり前のことかな」と思うと思いますが、今回は実際に私がこの習慣をつけるために、具体的にどんな工夫をしたのかといった事も含めて紹介出来ればと思いますので、是非少しでも参考にして頂ければと思います。

25歳の私の残念な考え方

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新卒でクライアントワークでコンサルティングをする会社に入社した頃の25歳までの私は、こんな感じの考えをしていました。学生時代にテストでいい点を取る→「俺って賢いな」。仕事を受注する→「俺、営業センスあるな」。お客さんから良い評価を得たり、リピートオーダーをもらえる→「俺ってすごい仕事力あるな」・・・という風に考えて、良いことがあるとすごくウキウキしたり楽しい気持ちになっていました。この考え方は一見そんなに悪くはないですよね。

一方で、こんなこともありました。学生時代にテストで悪い点を取ってしまう→「俺って頭悪いのかな?」 。受注を逃す→「営業センス無いかも」。コンサルでしっかり仕事したのに、お客さんからすごい悪い評価をもらってしまう→「ダメだ、もう仕事できないな」。

実際、入社3年目の時に、あるプロジェクトで大失敗して、相当頑張って徹夜続きでやったのにも関わらずクライアントから全然評価されなくて、最終的に担当を変えられてしまうということがあったのです。 私が勤めていた会社で担当を替えられることは、相当NGなケースでして、私としても3年目にして初めての経験だったのですが、決定的な大NGを出してしまったのです。 ここで「俺って本当にセンスないな」「もう無理だな」と思って絶望してしまいました。 

私を大きく変えたある気づき

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その中で「今のままの自分ではこれ以上仕事が続かないな」と思い、相当悩んで自問自答を続けました。そんな中でふと気づいたのがこんなことでした。

良い事が起こると自分で「賢いな」「デキるな」と思う。悪い点事が起こると自分で「頭悪いな」「ダメだな」と思う。これらは一見正反対の捉え方、考え方をしてるように見えますが、実は同じ構造なんですよね。結果から自己評価を決めているのです。

私は、結果が良い時にはウキウキ、イケイケなんですけど、結果が悪いと気分も下がって落ち込んでしまう。こういう浮き沈みの激しい毎日を送っていました。

結果がずっと良ければこの考え方でも良いかも知れませんが、結果が出るかどうかというのは多分に外部環境依存なんですよね。

例えばテストであれば、簡単な問題なら高い点が取れる。難しい問題だと良い点が取れない。滑り止めレベルの学校の試験なら優良な点数が取れるのに、難問の東大入試では当然点数が下がりますよね。 この様に自分の知力が同じでも、受けるテストによって点数が変わる。要するにこの場合、結果の違いは、自分の能力の違いではなくて、テストの難しさに依存するのです。

営業もそうですよね。 自分がどんなに良いプレゼンができたとしても、他の営業マンがもっと良い提案していれば失注することもある。一方でイマイチの提案をしたとしても、他に良い提案が無ければ受注することもある。 これも多分に外部環境依存です。つまり物事の結果は、外部環境で決まってしまう事が多い訳です。

そして、結果というのが外部環境で決まってしまうとすると、結果から自己評価を決めている私は、詰まる所、外部環境から自己評価を決めてしまっている。こういう構造にあることに気づいたのです。

外部環境というのは、残念ながら自分ではコントロールできませんよね。 テストの問題をどんな問題にするか勿論自分では決められないし、営業のコンペ相手がどんな相手かも自分では決められません。

全部自分ではコントロールできない外部環境によって結果が決まってしまい、その結果によって自己評価を左右してしまうと、結局運が良くて外部環境が良ければ気分が上がるけれど、運が悪かったり、外部の環境が悪ければ自己評価を下げてしまうという構造になり、「これが一生続くのはとてもじゃないけど、メンタルが保たないしやっていられない」ということに気づいたのです。

失敗続きでも楽しく仕事を続けて最終的に成功を掴むためのたった1つの考え方

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そこでどうしたかというと、考え方を変えました。自己評価を結果に委ねないという考え方にしなくてはいけないと。

それでは、自己評価を何を基にして作っていくのか・・・。「結果ではなくて、過程で得られた『学びの量』を自己評価の基準にしていこう」と思いました。

つまり、昨日の自分よりも今日の自分の方が1つでも2つでも学んでいたり、何か知ったり、経験すれば、少なくとも昨日の自分よりは進歩している。良くなっていますよね。たとえ失敗しても、そこには必ず学びや成長や経験があります。ということは、成功しても学びがあるし、失敗しても学びがある訳です。そこで、「学びの量」を自己評価の唯一の基準とすれば、コントロールできない外部要因に関わらず、絶対にプラスになる、絶対勝てる訳です。

何か行動したり、何か読んだり、何かアクションをして、失敗しても成功しても1つでも2つでも学ぶことができれば、その分自分が向上したと認識して自己評価を上げる。これを本気で実践することによって、私は必ず勝てる毎日を手に入れたのです。

私を激変した「学びリスト」

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しかし、これは言うの簡単ですが、実際に行うのは難しいんですよね。世間でも「人と比べずに自分と比べよう」とか、「学びの量で自分を評価しよう」とよく言われますが、実際にそれを自分の人生に採り入れたり実行は難しいものです。そこで、実際に私が何をしてるかと言うと、上の画像の様な「学びリスト」というものを作りました。

ちょっと恥ずかしいのですが、これは実際に私が使っていた表でして、こんな感じで、毎日Excelの表に、その日失敗したことなどから学んだことをどんどん書いていったのです。ですので、実際は「失敗リスト」とも言えるものです。

例えば、当時の私は、想定外の作業が発生すると嫌な気持ちになったんですね。それによって失敗してしまった場合、「そういう考えはダメ」といった感じで、毎日失敗して、そこから学んだことをExcel表に書いていく。これを徹底しました。 

ここから私の人生観やマインドがガラッと変わりました。どう変わったかというと、失敗すると必ず学びができ、このリストに追加することができる。それが楽しみで喜びになったのです。

失敗する→学びがある→リストに書ける→リストが増える。日に日に目に見えて自分の向上が増えている事が分かります。そうすると、「やった、嬉しいな」「おいしいな」という考え方に変わっていったのです。 

特に当時は私はサラリーマンだったので、お金をもらって失敗させてもらって、学びがあって自分が成長して、対自分比で過去最高になっている・・・これはなんておいしいんだろう、というような考え方に自分をガラっと変えることができたのです。

結果的に成功したらもちろん嬉しいし、失敗したとしても学びがあるし美味しいなと思える。ある意味無敵状態になっていきました。

さらには、こんな考え方が定着すると、やはり実際に結果もどんどんうまく行くようになります。その結果、その後会社を次々と起業してもそこそこ結果が出せるし、最年少の執行役員になったり、本を出したり、そういうようなキャリアが結果的に後からついて来たといった感じになったのです。

今回の振り返り

今回のおさらい
1.結果は外部要因で決まる
2.自己評価は結果でなく学びの量で作る

それでは、今回お伝えした内容を再度まとめます。

結果というのは、自分の能力だけではなく、多分に外部環境で決まります。ですので、自己評価を「結果」に委ねるということは、コントロールできない外部環境によるため勝てない人が多い。これは非常にもったいないし、残念なことだと思います。

そこで、自己評価の基準を、外部環境ではなくて、自分がどう学んだか、どんなことを得たかで決めていく、という習慣を付けることが大切です。この考え方を身につけることにより、失敗しても成長して成功、成功したらそのまま成功と、何をしても成功しかなくなります。

この様な感じで毎日過ごすと、勿論、外部要因的には嫌なことや辛いことが起こりますが、そこからも学びがあるので毎回必ず成功になり、それを積み重ねると、実際にどんどん知見や経験が積み重なり、結果的にいろんな物事に成功して、後からキャリアや成果がついてきます。

私もこの考え方を、もっと10代とか小学校低学年とかで身に着けていれば、もっともっと人生楽しかったなと思います。

ぜひもし昔の私のように結果や外部環境で自己評価を決めている方も、このnoteを参考に、こういうマインドを持つことによって楽しく失敗を乗り越えていくことができますし、乗り越えながら進めていけば、結果は後から付いてきます。この様な感じで人生を送って頂けるとすごく嬉しいなと思います。今回の内容が少しでも参考になれば幸いです。

それではまた、次回の「テレワーク実践術」でお会いしましょう!

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▼動画版はこちらです。ぜひご覧下さい!

▼YouTubeチャンネル「テレワークで活躍する秘訣~池田朋弘のリモート仕事術」

▼テレワークで活躍したい方向けのnoteシリーズ

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ぜひ、テレワークを導入される皆様の、より良い職場環境作りや、より楽しくて幸せなチームコミュニケーションの一助になればと心から願っています。


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