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凡人でも成功するための現実的な戦略!!

「リモート起業家」の私がテレワークで活躍する秘訣をお伝えするリモート仕事術シリーズ。今回は「凡人でも成功するための現実的な戦略」と題してお伝えしていきます。

私は、今でこそ「7社を起業した」とか 「4社をExitに成功」とか若干凄い感を出しているのですが、25歳位までは本当に冴えない存在でした。 

先日も、高校の同窓会に行ったのですが、私が「今の仕事楽しいんだよね」みたいな話をすると、「え、(冴えなかった)お前が言うの?」「昔、全然冴えなかったのに、活躍してる風な感じを出してるけど、お前元々全然違うじゃん」みたいな感じの嫌な空気を出されまして・・・。 「もう、高校の同窓会には行かない」という風に固く決心したというエピソードがありました。それ程冴えなかったのです。

実は、高校時代や社会人の頃の私というのは、今回お伝えするような考え方がなくて、勝てない所で戦ってしまっていました。そしてそれによって、負けっぱなしで面白くなかったし、全然テンション高くない人生を歩んでしまっていたのです。

今回の話は、私自身の子供に何度も伝えて、ぜひ習得して欲しいと思っている内容です。これを知ることによって、凄く人生を早く楽しく生きる事ができるようになります。ぜひ皆さんの人生にもお役に立てば幸いです。

▼今回の内容は以下の動画でもご覧頂けます。ぜひご覧ください!

今回のサマリ

①結果=「能力」×「ゲーム」
②ゲーム選びが重要

まずは今回のサマリーから。今回お伝えしたい内容はこの2点です。結果というのは「能力」と「ゲーム」で決まる。そして、どんなゲームで戦うかという「ゲーム選び」が重要だということです。

もちろん能力を上げていくことは、言うまでも無く重要です。前回のnoteでも、「いかに『失敗』を『成長』にして行くのか」ということを紹介しました。能力は当然上げていくべきですが、簡単には上がらないですし、生まれ持った資質が関係するので、結果的にできないこともたくさんあります。

そこで、より大事にしたいのは今回お伝えする「ゲーム選び」です。つまり、人生において「どのゲームを選ぶか」ということが、非常に大事なのです。

この発想を持つか持たないかで、人生が楽しいか楽しくないか決まると言っても過言ではないと思っています。今回はこういった内容を深堀りしてお伝えします。

「ゲーム選び」ができずに辛い時期を過ごした私の新入社員時代

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どんなゲームを選ぶか。残念ながら学生やサラリーマンはだいたい選べるゲームが決まってしまっています。例えば学生時代は、「勉強」か、スポーツなどの「クラブ活動」か、「モテる」か。だいたいこの3つのゲームしかほぼありませんよね。

スポーツだと、硬式野球だったら甲子園に行くとか、サッカーだったらユースに入るとか、ひと握りの天才しかできないことが目標にされがちです。 勉強だと偏差値75とか東大主席卒業を目指すとか。でも実現できるのは天才だけです。またモテるということになってくると、残念ながらさらに素質が大きく影響してしまいます。

サラリーマンになると、もちろん就職する会社はある程度自分で選べる要素もある訳ですが、入社後の業務内容は会社が選ぶので、やはりその中でどういう風に成果を出すかという内容=ゲームは決められてしまう訳ですよね。 

この様に、残念ながら学生やサラリーマンというのは、ゲームを非常に選びづらい状況があります。そしてその中では、よほど意識しないと、勝てないゲームの中で戦うことを強いられることになり、辛く苦しい思いをしなければいけなくなります。 

実際に私もそうでした。新卒で当時の会社に入社した時、同期はたった8人しかいませんでした。しかし、私はその中で圧倒的に劣等生だったんです。 たった8人・・・学校のクラスより少ないのに、その中でもできない、といった状況になってしまって、非常に辛かったんですよね。

私はコンサルの会社に入ったのですが、周りは東大生ばかりでした。 そもそもちょっと出身から違うといった感じでしたが、実際に話したりとか、仕事をすると、頭のキレが明らかに違うんですよね。正直「頭じゃ勝てないな」と思いました。

コンサルは頭脳の勝負なので、理解力が高くて、発想力があって、すぐに処理ができるような人が勝ちやすい市場です。その為、私は3年間位非常に辛い思いをしました。

大きく戦略を変更して、弱くてもナンバーワンを手に入れられるようになった

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そういった状況下で、私は大きく戦略を変更しました。知力の勝負は難しいと思ったので、違う所で戦うことにしたのです。当時私が携わっていた領域は、ユーザーエクスペリエンス=UXと呼ばれる領域だったのですが、この「UXの“海外の知識”で会社の中で1番詳しくなろう」と決めたのです。

海外の知識であれば、精一杯努力すれば一番になれる可能性がある。そう考えた私は、この領域に特化して一生懸命取り組みました。その結果、海外の知識に関しては誰にも負けない状態になり、海外の話になると皆から頼られる様な存在になりました。私の中では一定レベルの成功ができたと思えた経験でした。

さらに、実はこの海外ナレッジが私の最初の起業に繋がったのです。海外のことを調べている中で、海外にあって日本にはまだ無いサービスがあり、そのサービスを日本で初めて作ったのが私の起業の始まりだったのです。 

実は、起業する直前、当時の上司からこんなことを言われました。「池田さん、まだまだビジネスマンとしての未熟ですよね。起業して社長になると、もっと桁違いに大変ですけど、大丈夫ですか?」と。つまり、当時はその位しか能力がなかったという残念な状況だったのです。 

その様に能力は低かったのですが、実は私が起業した領域は、たまたま非常にニッチだったのです。競合もほとんどいなくて、他社と勝負しなければいけない局面も少ない状況でした。本当にたまたまその様な感じだったのですが、結果として、弱い私でも一定以上の勝利(=成功)を手にすることができたのです。

たまたまゲーム選びが上手く行っていたので、1社目の起業が成功し、Exitにも成功できました。結果論で振り返ると、「自分でも勝てるゲームが選べていた」ということが勝因だったと思います。

「楽天市場」での勝ち方

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少し別の話で、「楽天市場でいかに勝つか」という話が非常に面白くて、先程の話にとても似ているので紹介します。

例えば、フルーツ系スイーツの出店企業が楽天の中で売上げを上げていくにはどうすれば良いか。まずダメな例は、いきなりスイーツとか洋菓子でトップを狙ったり、売上をあげることです。これは競合もたくさんいるので、なかなか注目されないし、すでに注目されている強い所に勝てません。

そこでどうするかと言うと、まず、ジャンルをプリン、ゼリー、ワッフルとか細かく分けて選びます。これで、まず少し競合が減ります。さらに、フルーツを珍しいものをチョイスする、そして・・・と、徹底的に差別化を繰り返して行きます。そして、その中での1位を徹底的に狙う訳です。そして、まずはとにかく1回小さなジャンルで1位を獲得するのです。

そして、1回1位をとれば「○○のカテゴリーで1位」と言えます。1位と言えると、断然目立って他のカテゴリーでも俄然売りやすくなるのです。一度も1位をとったことがない店舗よりは、「〜〜で楽天市場一位を取りました」と言われた方が買いたくなりますよね。

小さなところで1回勝利した上で、次に少し大きなところでチャレンジして行く。これを繰り返して行くというのが、楽天市場での出店者の勝ち方なんです。これは、ビジネスとしてとても正しい戦略だと思います。勝てる所で勝っていき、勝ちを続けていく。これが勝利のコツだと思います。

甲子園で優勝する。全国模試で1位を取る・・・これって競合がたくさんいる中で、かなり難しい勝負をしていると思います。そこでまずは勝てるゲームを選ぶのです。例えば、受験であれば、すごくニッチな古文などの科目を選び、さらにその中のあるカテゴリーに特化して、まずは一位を取る。そして、そこからゲームを広げていく・・・といった具合です。

テレワークはニッチ化・差別化に最適・・・!

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私は、テレワークはこういったニッチ化、特別化が非常にやりやすいジャンルだと思っています。 テレワークだと地理的な制約が無いので、ニッチな要素を広く展開しやすいのです。

例えば、カブトムシに大変凄く詳しい人がいて、超マニアックにカブトムシを養殖できたとします。 これが特定の市だけとか町だけだと、需要が少なくて商売として成り立たないと思います。 

しかし、これが日本全国や世界中を対象に、グローバルな感じで広げていくと、興味がある人が、数千人、数万人、数十万人と増えて来ます。すると、カブトムシでナンバーワンの人は、恐らくその知識だけで食べていけるのです。現在のテレワーク時代はそういうことを可能にする時代です。

テレワーク時代はニッチが成立しやすい時代と言えます。そのニッチの中できちんと1位を取っていく。勝てるべきゲームで勝っていく。勝ちを積み重ねていく。というのが、これからの戦い方だと思います。こういう発想を持っていると、今の自分の能力の中で、勝ちを積み重ねることができていくのです。 

今回のおさらい

①結果=「能力」×「ゲーム」
②ゲーム選びが重要

それでは最後に今回お伝えした内容を振り返ります。

「結果」は「能力」×「ゲーム」です。しかし、能力はなかなか伸びないし、生まれ持った資質も問われるので、勝てないゲームでどんなに頑張っても、なかなか結果が出せません。

そこで大切なのは「ゲーム選び」です。学校とか職場とか決まっている範囲の中でも、自分で自分が戦うゲームを選ぶ。模試の全部の偏差値1位を取るのは難しいかも知れないけれど 、まずはもの凄く狭い範囲で上位を取る。そしてそれを積み重ねて広げていく。

職場でもすぐに全体的な評価が得られないかも知れないけれど、ある領域では誰にも負けないナンバーワンになる。 そうすることで、自信にも繋がりますし、次のチャレンジがしやすくなります。 

この様に、小さな所で勝ち続けていき、どんどん次のステップに進んでいく。こういったゲームの選び方ができるかどうかが大切です。いきなり難しいゲームを選んでしまって、全然勝てずに限界を感じてしまうか、人生を楽しく生きながら、勝ちを積み重ねていくことができるか、あなたはどちらを選びますか?

私はこういったマインドを、ぜひ自分の子供達にも持って欲しいし、私の若い頃と同じ様な悩みや苦しみを持っているビジネスマンの方々にも活用して欲しいと思います。

このマインドを持つか持たないかで、人生がハードモードからイージーモードに変わってきます。是非皆さんはイージーモードを選択して頂いて、勝てるゲームで勝つ、それを積み重ねるといった形で成功を掴んで頂ければ嬉しく思います。今回の内容が少しでもそのお役に立てば幸いです。

それではまた、次回の「テレワーク仕事術」でお会いしましょう!

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▼動画版はこちらです。ぜひご覧下さい!

▼YouTubeチャンネル「テレワークで活躍する秘訣~池田朋弘のリモート仕事術」

▼テレワークで活躍したい方向けのnoteシリーズ

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ぜひ、テレワークを導入される皆様の、より良い職場環境作りや、より楽しくて幸せなチームコミュニケーションの一助になればと心から願っています。


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