社会という大海原①

社会という大海原では、一度乗り込んだ船を降りることは非常にマイナスとして捉えられる。船を乗り移るる期間に隙間ができてしまうと良いようには捉えられない。
この大海原では、船から船へと直接飛び乗ることが良しとされる。ひとたび船を降りてしまうと次に乗る船を見つけ難い。かく言う私も、来月船を降りようとしている。

まさか自分が"3年以内に辞めてしまう新卒"の枠組みに入るとは思いもしなかった。私は学生時代、興味のある仕事ができる職場から内定を頂くことができた。しかしら全国転勤よりも地元で働きたいと就活を続けた。それが、私の失敗だったのだろうか。結果論なので、実際にはどうか分からない。私は興味のある仕事より、地元で働けて休みの多い仕事に就くことにした。

入社が近づいた2月のある日、私は共に入社する同期とともに本社に赴いた。そこで私が伝えられたのは"愛知勤務"ということだった。募集要項に愛知の文字は1つもなかった。しかし、
「社会人たるもの、これしきのことで不満を垂らしては」と、飲み込んだ。しかし、そこで肝心の休日のことを問うと、年間休日が117日から102日へと減っていた。さすがに私も苦言を呈したが、入社してみればなにか変わるかもしれないと希望を抱き入社してみた。

しかし、状況はひどくなる一方であった。
「残業代もきっちり出るからね。」
そう答えたぶちょの言葉は何だったのだろうか。入社してみるのと、残業代は出ない。今は残業代の支給を検討中だと。
「は……?」
私は愕然とした。なにが本当で彼らはなにをもって堂々と発言しているのか。今では私は役員を誰一人として信頼をしていない。
そして昨年10月からみなし残業が適用されることとなった。しかし、毎月毎月、「来月から支給します。」との、通達ばかり。それも4月で途切れた。それ以降も私の給与明細にみなし残業代がつくことはなかった。

先日その件を問うてみた。すると、他の人の給与明細の写真とともにみんな支給されているという趣旨の回答が返ってきた。私はみなし残業代が付いてない給与明細を突きつけた。それに対する回答は、27歳未満はみなし残業代はつかないということだった。やり場のない怒りが込み上げた。
それに合わせ、給料も周囲より少ないという状況で、仕事に関しても疑問が湧く次第だ。

私は来月をもってこの船を降りようと思う。

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