いわゆる「沼」にはまった話。

初めてはまった「沼」についてのお話。
映画と並び、音楽も私にとってなくてはならないものですが、そんな音楽人生で予期せぬ出会いにより初めてはまった沼・それは、ジャニーズでした。

私の音楽的嗜好

ほぼ洋画しか観ないのと同レベルで、ほぼ洋楽しか聴きません。
好きなジャンルはロック(ハード、メタル、エモ、クラシックロック等々)・ポップス、好きなアーティスト・バンドはQueen、Creedence Clearwater Revival、The Doors、Motley Crue、Gun's'n’Roses、OASIS、Beck、LINKIN PARK、Amy Winehouse、Ed Sheeran、Billy Eilish…などなど
最近のお気に入りはDua Lipa。
日本のアーティストでは唯一、One Ok Rockが好きで、ここ数年単発も含め国内の単独ライブはほぼ毎回参戦しています。
もっぱらCD派で、流行りのサブスクや配信はいまひとつしっくりきてませんw。ライブ大好き。

出会いは突然に。

昨年、秋頃だったかたまたまチャンネルを合わせていた音楽番組にデビュー前だというジャニーズjr.のとあるグループが出ていました。
家のことをしながら観るともなく観ていたのですが、その圧倒的なダンススキルに目を奪われ1曲だけ手を止めて最後まで見入ってしまいました。
ジャニーズjr.のいちグループにしてはあまりに完成度が高すぎる。
デビューするらしいから覚えておこうかな。
「Snow Manていうんだ。へぇ。」

その後しばらくは彼らを目にする機会がないまま、薄情にもw思い出すこともなく新しい年を迎えました。

神の導き⁈心の拠り所となる。

明けて1月中旬、突然体調を崩し人生で初めて3週間ほど仕事をお休みすることになりました。肉体的に目にわかる形で発病したものの、その根本原因は精神的にかなり追い詰められていたからだと自覚したので、『この休養期間は好きな時に好きなことをしよう。』と決めました。

そして、自宅で寝たり起きたりしている中、体調が良い限られた時間に集中して観ていたYouTubeで偶然にも彼らに再会します。
以前TVで見かけてSnow Manという名前人数が多いことパフォーマンスのレベルがエグいwことだけを覚えていた、あのグループのデビューの日(1月22日)が間近に迫っていたのです。

その時観たMV「D.D. YouTube version」(デビュー曲)

このMV1本で「沼に落ちた」と言っても過言ではありません。
ここからYouTubeにジャニーズjr.チャンネルがあり、そこに彼らの動画が103本あることを知ってから全部観終えるまでさほど時間はかかりませんでした。
『好きな時に好きなことをする』をモットーにしていたこの期間(いや、今もw)、間違いなく心の拠り所はSnow Manでした。

熟成度合いがハンパない。

jr.歴(いわゆる下積み期間)がデビュー組歴代最長15年にもなるメンバーがいるSnow Manは、今までの若い「ザ☆アイドル」なグループとは少し違います。最年少16歳のラウールを除けば、残り8人は24歳~28歳のメンバーで構成されています。

年内いっぱいで活動休止が決まっている嵐がデビュー当時16歳~19歳、ジャニーズで直近(2018年)デビューのKing&Princeも19歳~22歳、遡れば昭和のジャニーズ代表格たのきんトリオに至っては最年長の田原俊彦でさえデビュー時19歳でした。
以前、V6の「トニセン」(年長チーム)を観て『ずいぶんベテランだな~』なんて思ってましたが、調べてみると当時18歳~23歳。Snow Manの「熟成っぷり」が桁違いなのもお分かりいただけるのではと思います。

こちらの曲もおすすめです↓↓⛄(choreographed by Snow Man 岩本照)

いろいろ考えさせられる。

ジャニーズの研修生制度みたいなものの弊害、ファンやジャニヲタ(熱狂的なファン)がアイドルに求めている姿・理想像やら、ファン同士の交流といざこざやら、沼にはまったことで全く知らなかった世界があれよあれよと目の前に広がっていきました。良くも悪くも情報の溢れる現代って、すごい。

幸いなことに年齢を重ねてきて、そこそこ音楽のことも世の中のことも知っているので、過度な偶像性は求めずに純粋に彼らの音楽や動画を楽しめています。が、これが今10代20代だったら。ものすごく感情的・精神的に揺さぶられるし、いろんな情報に振り回されるし、ファンでいること自体大変だろうなぁ。それに彼ら自身も。
昔むかしのアイドルがテレビの中だけでアイドルしていれば良かった時代とは違う、今この時代に「アイドルする」のは相当難しい。しかもジャニーズであればなおさらだと思います。

それでも「ジャニーズでアイドルする」ことを選んでいる彼らのことを尊敬しますし、だいじょうぶ?無理しないでよね。と親みたいな目線で観ちゃったり。
余談はさておき。

新しい展開にこれからも期待します。

デビュー曲「D.D.」は作・編曲HIKARI。avex所属のソングライターで多数のジャニーズグループに楽曲提供されているのですが、今回の曲はそこを感じさせない耳に新しい感じがします。『これからなにかが始まるぞぉ!』的ドラマチックな展開の曲。
カップリング曲の「Crazy F-R-E-S-H Beat」は作曲Tommy Clint。
EDM、テクノのプロデューサーで、既にjr.時代のSnow Manにオリジナル曲(「Party!Party!Party!」)を、その他のジャニーズのグループにも楽曲提供しています。

どちらも言ってみればジャニーズ的には意外性のない製作陣なのに、殊、新しさを感じるのは私がこれまでジャニーズを素通りしてきたからなのか。いや、私の知っている「王道ジャニーズの曲」のそれとは全く違うからなのだと思います。
私の思う「わ~これジャニーズっぽい☆曲!!」
King&Prince「シンデレラガール」
Sexy Zone 「Sexy Zone」
嵐「Love So Sweet」、「One Love」 等々…

Jr.時代のSnow Manの曲でも「Lock On!」「ZIG-ZAG LOVE」なんかはまさにそれ。お分かりいただけますか?(いや知らんがな)

こうしてみるとどの曲も「きみと僕」感、「LOVE全開」感、「王子様登場」感満載‼‼なので本来ジャニーズ好きにはたまらんのでしょうが、私にはどうも刺さらない。その路線とは全く違う「D.D.」を観たからこそハマったと言えます。

どうやらSnow Manはデビュー当初から海外(アジア)市場も視野に入れているようなので、間違いなく今後の楽曲次第で展開の明暗が決まっていくはずです。そういった意味では、「D.D.」後に発表された「KISSIN' MY LIPS」を聞いてちょっと安堵しました。「王道ジャニーズの曲」(とその支持層)とのバランスを取ることはあまり考えない、そうでないと海外展開成功は難しいのかな~と思うので。
日本の音楽ファン、そしてジャニーズJr.時代からのファンもSnow Manが新しい時代を切り拓いてくれたら大歓喜(なはず)なので、ぜひこれからもどんどん「初」に挑戦する戦略に期待しています。

追伸:
☝動画を貼っておいてなんですが、こうした編集されたものより歌番組などの一発撮りのようなものの方が彼らのダンススキルが分かります。Yo!



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