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Champagne 3 ...絶滅危惧種も


Pinot Noir, Meunier, Chardonney の主要品種3つ以外が、ブレンドされているシャンパーニュ、お試しになったことございますでしょうか。

アルバンヌ、プティメリエ、ピノ・ブラン、ピノ・グリの4つがブレンドされている、なかなか珍しいシャンパーニュを戴いたので、書きたい気分となりました。

まず、お勉強から。

Arbanne (アルバンヌ)

小粒のブドウ、事実上絶滅危惧種なのだそうです。それもそのはず、萌芽が早いのに晩熟って、世話が焼けますよ、萌芽が早いって春霜に遭う可能性大、その上なかなか熟さない、病気にも弱いコなのだそう。
樹勢は強く、いろんなところにエネルギーがいっちゃって、肝心の果実に栄養が行きづらいって、一生懸命造っても採算合わないかもですね。手が掛かるコは、かわいいのでしょうか?

わたくしの印象では、香りが香水みたい、それもマダム?ご婦人ぽい感じの香りは、忘れられないかも。

ラ・フランス、洋梨の冷やした甘い香りも感じました。酸味が強いから、熟成に向いているそうです。栽培面積1.55hってことは、東京ドームの5分の1と少しってとこでしょうか?


Petit-Meslier (プティ・メリエ)

こちらも絶滅危惧種であり、萌芽が早く、晩熟さん。実がなりにくい、花ぶるい(咲いても花が落ちてしまい、実にならない現象)になりやすいのだそう。
暑い気候でも十分な酸度を保てる品種だそうです。ジュラ地方のヴァン・ジョーヌ、サヴァニャンをちょっと思い出したと思ったら、サヴァニャン種の自然交配種なのだそうです。収穫時期の見極めが難しく、醸造も難しいとのこと。

香りは、リコラっていう輸入のど飴みたい、ユーカリ、ミントもあって、はちみつの蜜感が感じられました。

新鮮なリンゴは、この品種からくるのかブレンドされてるシャルドネなのか、わからず。

白胡椒食べた後のサッパリした感じ?もありました。酸味は強く、しかしながら、これがプティ・メリエだ!っていうガッツリした決め手はつかめなかったかも、残念ながら。


Pinot Blanc (ピノ・ブラン)

ピノ・ブランのシノニムは, Blanc Vrai 本当の白なのだそう。初めて知りました、素敵な女性の全身白のコーディネートを思い浮かべましたわ。アルザスのオーセロワ、ドイツのヴァイス・ブルグンダーを思い出すのがやっとでしたが。
Jancis Robinson氏曰く、この品種は過小評価されているそうです。100%ピノ・ブランのシャンパーニュもあるそうです。


これといって、これがピノ・ブランだ!っていうのは、正直わからなかったです。

白い花の香りとか、柑橘系の感じとかシャルドネと変わらないのでは、と感じましたというよりブレンドされてるのがシャルドネだったから、なんとも言えず。

基本は、シャルドネと似ているけれど、マイルドなのだそうです。
ピノ・ブランが栽培されているコート・デ・バール地区は、シャブリの上、これはキンメリジャン土壌ってことですよね。違いわからなくても仕方がないと思いましょう。そのうち、ピノ・ブラン100%のシャンパーニュ戴いてみます。


Pinot Gris (ピノ・グリ)

わたくしのお気に入り、カルディの爽やかなピノ・グリージョと同じ品種なのですよねと、確認したくなります。ピノ・グリージョは、新鮮さや酸味を残すために早く収穫するという特徴がありましたね。

いろいろに変われるのが、ピノ・グリなのかしらとも。ピノ・グリは、甘口があるものもあるし、トロミのあるものもあり、キリッと辛口爽やかなもの、後味に渋みがあるのがわたくしは、好みです。

いろんなものワインになれることが特徴なのかもです。甘口やトロミのあるものは、黄色い桃、カリン、アンズってイメージ、辛口は、爽やかな緑や黄色のリンゴや洋梨、ミントかな、ピノ・グリは。

お待たせ致しました、わたくしの1番、2番をご紹介させていただきます。

J.M.Gobillard & Fils Cuveè Cinq Extra Brut

見た目がうっすらピンクがかったゴールドで、キレイな細かい規則的な泡が断続的に上がっていく、この泡が上がっていく感じが、シャンパーニュのステキなところ。

香りは、リンゴのミツ、レッドプラム、レッドチェリーの皮、黄色い桃、ナッツにトースト、ハチミツ、ブリオッシュにペイストリー。ヨード香、ヨード香とは、自分の理解では、海藻とか海っぽい感じです。たくさんの香りがあって、全部書き留めたかったけれど、飲みたーいに急かされてしまいました。

ひとくちでも、複雑でうまみがジュワー, 果実のうまみとなんかこう美味しい苦味で口の中がジュワーってなります。コレがわたくしの美味しい!です。

酸味も高いけれど、果実味と一緒にまとまった感じで、辛口のいいところ満載なシャンパーニュでした。

過去40年で4000本しか造っていないのだそう!
アルバンヌ、プティ・メリエとピノ・ノワール、ムニエ、シャルドネ、ドザージュ5g/ℓ、あら、ノン・ドザージュかと思っていたわ。

Tarlant BAM! NV

香りが、レモンがなんか浸かってる感じ、リコラののど飴のようなユーカリやミント。ジンジャーブレッドを感じたから、ん?これ、いいシャンパーニュ?って目がキラ!っとなりました。そして、このなんていう塩っぽい香りと、酸味が強くて、Savoryいわゆるうまみがいい感じ。ちょこっと苦いのがわたくし好み。

アルバンヌ25%、プティ・メリエ50%、ピノ・ブラン25% ドザージュ0g/ℓ

お名前がサイコー!。Pinot Blanc  のB、Arbanne のA, Petit MeslierのMで、

BAM! ステキです。Cheers !

お選びいただき、お読みいただきありがとうございます。









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