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恋焦がれ・夕暮れ時

触れた視線 指先のくびれ
教えくれた道端の草花の美しさ
読み重ねた本達には語り継がれない
揺るぎない刹那の微笑み

たゆまぬ視線の先にほころぶ
新たな遊戯の悦び
夢にまで見た頃には過ぎゆく
朝日の眩しい夏の雨

酔いどれ過ぎる
情けなさの先には
見つめる瞳の奥に溺れたい

出会った頃の曲聴き流し
美しい声にひたる
その先に見えるものは
見たことのない摩天楼

揺さぶってよ左眼の
くびれに突き刺さるような
おかしいくらいの朝焼け

気づいてた刻むメロディには
奏でるハーモニー
健やかな日々の流れに結い
なめらかな視線で伝える

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