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携帯電話業界 その1

今回は我々の生活に「絶対に欠かせない」と言っても過言では無い携帯電話について。携帯電話業界の事情を深掘り・解説していく。

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noteを通じて、全体に伝えたい強い思いがあり、この記事を書くことにした。

・携帯電話業界の事情

・高い携帯電話料金を支払い続けている原因

歴史を遡って、今日に至る迄の過程を2部に分けて書いてみる。


言わずもがな、電気・水道・ガスが人間の生活に欠かせないのは当然の事だが、たった数十年で第4のインフラとも言っても差し支えない携帯電話。
幼稚園児・小学生位の小さい子供に持たせている家庭もあれば、第2の人生を謳歌している年配の方も携帯電話を持っている。

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一昔前はガラパゴスケータイ、いわゆるガラケーが根付き始め、国内の電子機器主要メーカーがこぞって毎シーズン通信会社別に新機種を発表してきた。


しかし、あくまでも「ガラケー」である。
消費者ニーズを満たしているのはガラパゴス、つまり国内でしか通用しないサービスに力を入れていたという事である。
当然スマートフォン事業に本腰を入れていなかったのである。
この点で日本は世界で遅れを取ってしまった。

世界単位で市場を俯瞰して見てみると、携帯電話は「世界共通のアイテム」という認識が広まっていたのだ。その後、Android端末・iPhone端末の上陸・普及と共にスマートフォン市場が一気に拡大したのは記憶に新しいであろう。

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かつて国内で大きな利益を上げていた電気機器メーカーを列挙する。

Panasonic SONY SHARP 東芝 京セラ 富士通

一部海外メーカーも参入していたが、大半は日本国内の主要電機メーカーである。
現在日本国内で市場を占めているメーカーを列挙してみると、
SONY SAMSUNG SHARP HUAWEI OPPO ZTE

遅れを取った代償として、外資系メーカーにパイを奪われているという事実は受け止めなければいけない。


ハッキリ言うが、「ガラケーの方が慣れてる〜・使いやすいわ〜」なんて変化に対応できない輩は無視する。新しい物事を勉強すること・学ぶ事を放棄している時点で時代に対応した生活が出来ないのだから。淘汰されてしまえばいい。


我々が毎月支払っている携帯電話の料金は、大きく4種類に大別される。
①通信料金
②本体料金
③通話料金
④オプション料金

実際のところ、使用者1人1人が自分の毎月支払っている携帯電話料金を根拠を持って説明できるかというと、出来ない人が多いのではないか?

・その支払いは本当に必要か?
・必要の無い支払いをしていないか?
仮にも通信事業者と契約を交わしているのであれば、個々が支出の根拠を示すべきであると思っている。

①通信料金
各通信事業者が設定するデータ通信料金体系。人それぞれライフスタイルが違うのだから、自分に合わせた料金体系を調べるべき。

②本体料金
支払いの中で最も大きな比率を占める部分。ここが支出を圧迫している1番の原因である。一括・分割払いで毎月の負担金額が全く変わってくる。

③通話料金
人によって必要・不要がハッキリ分かれる部分である。携帯電話・固定電話に架電する時の料金の違いも把握しておくべき。

④オプション料金
この部分が最も重要であり、年単位の支出の増減を決める部分である。

それなりの知識を持っている立場として、最低限3つの「べき」を伝えたい。
・端末は複数台所持するべき
・保険は付けておくべき
・必要なデータを絶対に保存しておくべき


大前提として、自分自身の最悪な状況を想定していない人が多すぎる。
万が一の不具合が発生した直後に携帯ショップ・量販店に駆け込み、怒鳴り散らす人のなんと多いことか。老若男女問わずだ。

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端末の複数所持の意味として、「別会社で2台持ち」「予備の端末を用意しておく」両方を推奨する。


仮に複数契約する場合は、通信事業者別にそれぞれ1台ずつ契約した方がいい。理由としては通信障害のリスクを分散する方法である。具体例を挙げると、プライベート端末はau、業務用端末はdocomoにすると言うこと。

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万が一というのは思わないところでやってくる。直近で2018年、ソフトバンクで全国的に通信障害が発生した際にイレギュラーに対応出来ていない人が多かったであろう。

自分自身も勤務中にワイモバイルのモバイル通信が使えなかったので、2台目の端末を使って業務報告を行うなど、予備を使うことで最悪の事態は回避できた。
今の時代、「携帯電話が使えない」というのが最大のリスクなんだ。

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保険に関しては大きく分けて2種類に分けられる。①通信事業者の用意している保険に入るか、②クレジットカードに紐づけるかだ。
普段使っている携帯電話が壊れた時を想定してみてほしい。当然電話が使えないのだから、ここでも2台目の電話を使わざるを得なくなる。
もし複数台持つとするなら、補償対応の電話番号をそれぞれ控えておくべき。この準備をするかしないかでイレギュラー時の明暗がハッキリ分かれる。


データの外部保存はマスト。
前述の通り、「精密機器なのだから何時不具合が起きてもおかしくない」んだよ。


本体に保存するよりも、(提供元の料金体系・自分自身が扱うデータによるが)料金を支払ってでもクラウド保存にした方が最悪の事態は回避できる。若しくは外部HDDに逃して定期的にバックアップを行うべきである。
本体に保存している場合、元に戻せない場合もある。実際その現場に居合わせたからハッキリ言える。

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但し、クラウド保存にも当然メリット・デメリット・注意点は存在する。
物事は全て表裏一体だから。

・オフライン環境下では使用できない
・クラウド保存といえどもサーバー側の都合でデータが消える可能性も0ではない
・パスワードを共有することによって外部流出・第3者利用の可能性もある

正直、この部分を説明する人がとっても少ないのが現状。
クレーム発生の根底であり、買い替えサイクルを促していると言ってもいい。

何も考えずに普段から使い続けてイレギュラーが発生して狼狽するか、それとも普段から低コストでリスク管理を行い、万が一の最悪な状況を最低限まで抑えるか。貴方はどちらを選択する?

通信事業者が保証できる範囲は限られている。
ましてや精密機器を廉価で扱っている以上、不具合なんてのは日常茶飯事的に発生するものだと認識しておくべき。全ては自己責任なのだから。

次回、その2に続きます。


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