心理系大学院に合格した(本当にただの自分語り)

はじめに


わたしは心理系の大学院の合格に向けて受験勉強をしていた。
そしてその試験の結果が先日出た。

合格だった。

しかしわたしは実際、合格したことについてというよりも、臨床心理士を目指す道を歩むはじめの一歩に立てたということがうれしい。

そして、今の時点で一番大きいのは、受験までの道筋と、ここまで頑張ってきたことに対しての「やりきった」感覚と、「今までのことが報われた」感覚。

このnoteでは自分語りをするけれど、一応タイトルを見て勉強法とかが気になった人もいるかもしれないなと思うので、次回の記事でどんな参考書を使ったとか、どんな勉強をしたとか書いてもいいなとは思う(書かないかもしれないけど)ので、気になる人はまた見てください。
(ただ、私立の普通の大学院なのでそんなにハイレベルでもないし参考になるかはわからないけど)


本題

わたしは受験が終わって次の日、意味がわからないくらいわんわん泣いてしまった。
もとから双極性障害なので感情の不安定さはあるけど、それにしても受験が終わってから、だいぶ不安定だった。

わたしは、受験勉強を今まで頑張ってきた疲れが出たのかな、なんて思っていたけど。
そして、読んでる人からしたら、落ちたんじゃないかと不安で病んでるんじゃないかと思うだろうけど。
実際そうでもなかった。

それは、わんわん泣いてすっきりしてみたら、自分の感情が爆発していることに気づいたことにある。

その感情が、「やりきった」「報われた」ということだった。
試験は自分の持てる力を出し切った。おそらくよくできたと思った。
そうやって、自分の頑張ってきたことをすべて出し切れたことに、感情が爆発してしまった。

ここからすごく自分語りにはなるけれど、わたしは大学に入るまでは特に、かなり病んでいた。

5年前の誕生日に自殺未遂をしたし、リストカットもたくさんした。
今はリストカットもしないし、自分を傷つける行為も極力しないけれど、そのときは本当にひどくて、毎日泣きながらリストカットをして、生きててごめんなさい、生まれてきてごめんなさいってずっと思っていた。

わたしは何にも適合できないと感じていた。

すごく広い言葉として言うなら「社会」に適合できないんだろうけど、わたしはありとあらゆるものから疎外されている気がしていた。

みんなの考えることもよくわからない。何が楽しくて生きてるのかわからない。なんでそんなに何かに懸命になれるのかわからない。

勉強は頑張っていたけれど、結局受験のために勉強すると思うと、受験に受かっていい大学に行って、何が楽しいのかわからなかった。

これは多分に、わたしが世の中で言う成功とかそういったものに興味がないからだと思うけれど、とにかく将来成功するために頑張るなんていうのに、限界が来てしまった。

そんな中、精神を病んで、心理学に興味を持った。

人間の心ってどんなものか。今まではあまり考えたことがなかった。

大学では何か変わると良いなと思い、大学の心理学部に入った。

そこで、わたしは、この学問を勉強するために生まれてきた、というと大げさかもしれないが、「天職」という言葉があるが、それならばわたしにとって心理学は「天学(?)」だと思ったのだ。

それがわたしが大きく救われるきっかけになった。

なににも適合できない、この世界の要素は、何ひとつわたしのために作られていない。そう感じていた。

でも、初めて天から与えられたかもしれないと思うほど興味があって、学んでいて楽しい。そういうものを知った。

これまでの人生は、ずっと疎外されていたけど、わたしにも「咲ける」場所があるかもしれない。

わたしの考え、理想としているもの、それがこの世界でなら認められるんじゃないか。そんな気がした。

そう思うと、わたしが抱えていたわけのわからない不安も、少しずつ消えていった。

今も、わけのわからない不安や恐怖、悲しみが完全になくなったわけではない。

けれど、本当に精神を病んでいたころより、わたしはずっと安定して、そして自分を見つめられるようになった。

これがわたしにとっての救いで、本当に好きなことだと思った。

だから心理学について、自分なりに勉強したし、心理学と名がつけられないような、自分なりの哲学とでもいうべきこともたくさん考えた。どうすればよく生きられるのか、どうすれば人を尊重できるのか、考えることが好きになった。

たくさん考えて、学んで、いろんなことを感じてきて、その集大成が大学院入試だったような感じがあった。

それをやりきったわたしは、自分はよく頑張ったと思った。
そしてそれをやりきったわたしの、いままでつらかった人生が全部「無駄」ではなくて、意味があったのかなと少し思えた。

つらくならなければ、この道を選ばなかったかもしれないし、心理学を勉強することはなかったかもしれない。
そして何より、自分という人間のここまでの積み重ねがあって、今のわたしがいるから、すべて「無駄」ではなかったんだろうと思う。

わたしは、ここまで来れて本当に良かった。もちろん、運が良いのだけれど。
すべての人がこんな風につらくなくなるとか、つらかった時期も肯定できるなんてみじんも思っていない。だから、あくまでこれはただのサンプル数1のデータでしかない。


なのでこの記事から教訓にできることは特にないかもなとは思う。
割と本当にただの自分語りだろうと。

でも、臨床心理士になりたい理由の一つとして、「人の心について知ろうとすることが好きで、自分の天命だと思うほどに取り組むことができるから」というのがあるというのは、なかなか面白いかもなあと思い、書いてみることにした。

この記事は本当に自分語りだし、恥ずかしくなったら消すかもしれない。

とにかくとりあえず、受かってよかったです。臨床心理士になりたいので、これからもできる限りのことを精いっぱい頑張っていきます。

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