災害に遭うのはたまたまだけど、選択の結果でもある。


沖縄に行ったとき、お墓の立派さに目を見開いた。


お花もきちんと生花を供え、手入れもしっかりされている。「家を買うなら墓を買え」と、マイホームがステータスになるように沖縄ではお墓もステータスになると聞いた。20年前の話ではあるが。


沖縄に次いで鹿児島県も、お墓が立派な傾向にある。この両県は先の戦争で多大な犠牲を出した土地。死者を間近に見た経験が、お墓の立派さや先祖の供養に繋がっている気がする。


生きてるだけで素晴らしい。


現代で普通に生きて普通に死んで、この言葉をどうやって実感しようか。身近な人が亡くなったり、大きな災害に遭ったり、自分の力の及ばないような悩みや苦悩でようやく気付く。


妹の死をこれ幸いと、執拗に「生きてる喜び」のご高説を垂れ流している中年女性がいる。


この中年女性が死を意識したのは確かだが、全て勝手に妄想し勝手に嘆いてるだけだから、垂れ流すご高説は何も心に響かない。


好き勝手に生き、それを自分で流布し、自分が率先して産み出したアンチに憤り、勝手に追い詰められた。死者をも冒涜した。自業自得とはまさにこのこと。


しかるにこの中年女性は自分の過ちを認められず、人のせいにばかりして、己の理解が足りないところは「念のせいだ」と宣う。そしてその浅い考えを皆に押し付ける。


憐れんではいけない。
妄言にいちいち憤ってはいけない。
「諭してあげよう」なんて無意味なことは考えない方が良い。


これは病気なのだ。生い立ちにこじつけたくなるのも理解できるが、根底には病巣が必ずある。


問題行動が多すぎて、今では素人診断どころかプロでも病名をつけられない。医学の守備範囲を超えた、今世紀最大のアバズレと言っても差し支えない。


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