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自立支援医療とかいうスーパー素敵制度

前のnoteで書いた通り、わたしは全般性不安障害とか気分変調性障害とか呑気症とかでメンクリに通っている。通院間隔は3週に1度から月に1度(4週に1度)になったものの、「病院に通い続ける」という行為はめちゃめちゃにお金がかかる。心身ともに健やかって本当に財産ですよ(泣)。

今回はそのお金がかかる通院を助けてくれる神みたいな制度「自立支援医療(精神通院)」についてちょっとつらつら書いてみようと思う。

手帳よりもハードルが低いんじゃないかしら。



自立支援医療とは

自立支援医療制度は、心身の障害を除去・軽減するための医療について、医療費の自己負担額を軽減する公費負担医療制度です。

厚生労働省サイトより

対象は(精神通院)の場合、精神疾患で通院している人だ。入院は対象外である。

所得やら入っている健康保険やら生活保護やら症状の重さやら行政やらで変わってくるけど、大まかに言えば「精神科に通院してかかる費用(診察代、処方箋代、お薬代)などに対して月の上限額が設定されて、窓口負担が3割負担から1割負担になる」制度だ。神か?

ちなみに保険外のカウンセリングはこれが適用されないので実費を支払います。

細かいところはお住まいの市区町村のホームページ見るなり主治医に聞くなりしてみてね(丸投げ)。

申請の流れ

わたしが申請したのはもう1年前なので記憶もそろそろおぼろげになってきてしまったが大体は以下の通りだ。


①自分が通っているメンクリが自立支援医療の適用機関なのかを確認

大体のメンクリは適用になっていると思うけど、一応これになるには申請手続きがいることらしいので念の為確認してみてほしい。「自立支援医療 (市区町村名)」とかで調べたら出てくるページに、コード、機関名、住所などが載っているすっげぇこまけぇ一覧のファイルがある。老眼には厳しいフォントサイズをしている。


②主治医に診断書を書いてもらう

無事①をクリアしたら先生に自立支援医療を使いたい旨を伝えて所定の書式の診断書をもらってください。普通の独自書式のの診断書を貰っても申請には使えません。
ところで診断書って高いですよね(泣)。しかしこれを乗り越えれば申請通過後の費用がぐっと抑えられます。一旦の我慢です。

わたしの診断書です
ギリ読める…!


③その他の書類を揃える

その他に必要になってくるのは

  • 申請書

  • 同意書兼世帯状況申出書

  • 健康保険証の写し(※国民健康保険の方は同一世帯の加入者全員分、社会保険の方は被保険者と本人の保険証が必要。生活保護受給中の方は不要)

  • その他、場合によっては課税証明など

の3つだ。あとはマイナンバーを書き込まないといけないのでマイナンバーカードか通知書も要る。

メリット 

初めの方でさらっとさらったが、いま一度メリットについて触れる。

  • 通院負担の窓口負担(外来通院治療の診察代+処方薬代)が1割(場合によっては負担なし)になる

  • 窓口負担額に月額上限が課される

なんだ2つだけかよと思われるかもしれませんがこの2つがデカいのです。要するに払わなきゃいけない額が1/3にと、ドーンとお安くなるのです。

注意点

デメリットは今のところ見つからないので注意点を。

  • 指定の医療機関による指定の書式の診断書(お高い)が必要

  • 役所での申請や1年毎の更新が必要

  • 健康保険の変更などがあれば更新が必要

  • 更新中で新しい受給者証がない期間は通常の窓口負担額(3割)支払いになり、あとからの証明で払い戻しになる(これが面倒)

  • 指定の医療機関や薬局でないと利用できない

  • 医療機関や薬局の登録できる数に制限がある

  • 毎回受給者証と上限額管理表の提出が必要

  • 入院には使えない

こう書いてみれば色々と面倒に見えますが、診断つきADHDでもギリこなせているので、身体が動く限りはなんとかはなるんじゃないでしょうか。
にしても役所手続きって本当に面倒…!だって平日しかできないし…!でも…!障害福祉の窓口は…!大体空いている…!

おわりに

そして皆さまここで最大の注意点です。私はここまで一応注意を払って役所サイトも参考にして書いてきてはいますが、
これはあくまでただ制度利用している素人のメモだということをお忘れなきよう。 
自立支援医療をご利用の際はお住まいの自治体サイトや主治医などにお尋ねください。
皆さま、是非とも、できるだけマシな精神科通院ライフを!

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