アメリカで運転免許2 (実技試験)
実技試験の評価項目
1. 縦列駐車 (側道から18インチ以内に止めること)
2. バック
3. 標識や信号に合わせて停車
4. 方向転換
5. 左折、右折
6. レーンを変える
7. 歩行者や交差点で優先の車に譲る
8. 追い抜き
9. 車間距離
10. 正しい速度で運転
11. 運転中の姿勢 (常にハンドルを持つこと、手を窓にかけたりしない、ミラーを見る)
75点以上で合格。読むだけで心がつかれる。
縦列駐車はできるはずがない。とりあえずYouTubeを見てみたけど無理そうだ。でも練習するしかない。
よって、試験の2週前の週末から友達数人に付き合ってもらって練習を始めた。土曜1時間、日曜1時間。なかなか厳しいものがある。
サイトを見たら右側は18インチ以内に収めないといけないの、と説明したところ、そんなの誰も見てないし絶対そのルール知らないから大丈夫と説得される。日本人って真面目なのだ。
アパートの前で練習しているといろんな人にアドバイスを叫ばれるのが面白い。
平日は朝会社のパーキングで同僚に見てもらいながら縦列駐車。それからバックの感覚をつかむために今まで頭から入れていた駐車をバック駐車に切り替える。そしてまた土曜1時間、日曜1時間。この日曜でようやく感覚をつかめたような。しかしインテンスな練習で私も友達もぐったり。
でもこのおかげで月曜、会社のパーキングで初めてスムーズに縦列駐車に成功した!感動。これでナーバスな気持ちがかなり消えた。
火曜は縦列駐車のスペースが空いていなかったので練習できず。
ついに水曜、実技試験の本番。
あまりにも優しい友達が付いてきてくれることに。実技試験は遠くのセンターでしか受けられないので1時間かけて行く。なのでできたら一回で受かりたい。平日になりそうだから落ちたら仕事にも支障が出るし。そんな思いが強かったけど、誰かが「落ちてももう一回受ければ良いだけだよ」と言ってくれて心が落ち着いていた。
だから朝は今日は受かる!という予感だった。
1時間運転して、センターは空いていてスタッフも良い人たちで、縦列駐車のスペースはバス用かなってくらい広くてもちろん18インチは見ていなくて、あとは普通に運転してもちろん合格した。91点。写真もちゃんも目を開いていて、無事に免許取得となった。長い長い道のりだった。もう縦列駐車はしない人生を歩みたい。
あまりにつかれて帰りは友達に運転してもらったし、そのあとオフィスに向かったけど正直仕事にならないくらいつかれていた。でもみんなにお祝いしてもらえて嬉しかった。散々お世話になった友達にはどうお礼をしていいやら。
免許くらいで大げさだけど学んだことは、テストはメンタルマネジメントだということ。学生の頃気付いていたら少しは成績が良かったかもしれない。