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期間限定でアメリカ赴任中の2歳児の母。夫と相談した結果、2歳児は東京(父)とアメリカ(…

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期間限定でアメリカ赴任中の2歳児の母。夫と相談した結果、2歳児は東京(父)とアメリカ(母)を行ったり来たりの生活に。

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2歳児ママのアメリカ赴任が現実となるまで

外資系企業の日本支社というのは、数年単位で世界中を飛び回るExpatたちがマネジメント層を担い、あとはローカルの従業員でローカルのビジネスを回しているのであまり海外赴任させる必要がない。3社目となる今の会社は仕事が楽しくてやりがいもあって、7年間に異動を2回して、昇進も2回して、結婚して、出産して、復帰した。そんな落ち着かない中、海外赴任は「いつか行けたらいいな」に留まっていた。 復帰してから1年後、ヨーロッパにいる前の上司に誕生日のお祝いメールを送った。そしたらすぐ返って

    • 短期的仕事Power downの選択

      小学校入学して早2ヶ月半。朝早い、お弁当、ランドセル重い、から始まって保育園時代とは違う親フォローの多さにいまだに慣れていない。 仕事も保育園時代みたいに力入れられないという感じがする。夫は変えてないのだけど、保育園時代は夫婦共に同じだけ働けたけど今は無理な予感しかしない。 わたしは去年の夏に娘の受験と小学校入学を控え(一年早い!)あまり仕事に力入れないことにして転職。娘を7ヶ月で保育園に入れて以来、ずっと保育園に頼りっぱなしだったし2歳でアメリカに連れて行ってまた現地の

      • 価値観の押し付けをやめる

        2022年元旦、ふとこれから生きていく上で「他人に価値観を押し付けない」ことが大事になると思った。年末年始の休みは短いけど、ふと仕事から離れてこんな風に物事を考えられるのが良い。 私たちは親世代から、または上世代から価値観を押し付けられて育ってきた。結婚して子どもを持つことが幸せだとか、良い大学に行って良い会社に入るのが良いとか、何歳までに結婚しないととか。親世代もまたその上からさらに強い価値観を押し付けられている。女は勉強しなくて良いとか、長男の嫁がなんちゃらとか。 きっ

        • 普通スペックでもキャリアを大事にして良い

          世の中にはハイスペックキャリア女性がたくさんいるので憧れる。でも一方で、あれだけ仕事ができるなら、あれだけ稼げるなら良いよねという考え方にもなる気がする。ハイスペックママは家事をアウトソースしても何も言われないけど、普通のワーママはしづらい、とか。旦那より稼いでないから自分のキャリアは優先順位低いとか。 社会人になってすぐ女性社員向けのエンパワメント研修に参加したときに違和感があった。上のポジションにいる女性が自分のキャリアの話をして、女性だってこのロールはできるという話を

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          Emily in ParisはCultural Trainingを受けるべき

          友人に勧められてNetflixのEmily in Parisを楽しく見ている。私はフランスに住んだことがなく、フランス人と働いたこともほぼなくあまり知らないのだけど、赴任あるあるやアメリカ人あるあるを見て楽しんでいる。赴任先が英語の通じるアメリカで良かったとつくづく思ったり。 それで気付いたのはコミュニケーションが超大切な職種でありながら、EmilyはなぜCultural trainingを受けていないのかということ。弊社の場合、海外赴任するときには、語学レッスンとCult

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          母親が自分のやりたいことを追求するのは自分勝手ではない

          女性のキャリアを考えるうえで、夫が、こどもが、の前にまず「自分自身がどうしたいか、何をしたいのか」を考える必要があると書いたけど、 「こどもが、の前に考える大切なこと」 https://note.com/ponyous/n/nafe7799b0053 これは自分勝手とかわがままではないということを強調したい。 最初に海外赴任に行きたいと夫に伝えたとき、自己中心的、わがまま、自分勝手と散々非難された(今は反省しているそう)。今まで親から「自分の好きなことを見つけなさい」「自分

          母親が自分のやりたいことを追求するのは自分勝手ではない

          違いからしか学べない

          アメリカと日本で違うことは何だったか?と聞かれると、いつもこう答える。「基本すべてが違うっていうか逆でしょ。例えばBig vs. Small, Loud vs. Quiet, Individual vs. Collective, Low context vs. High context、ほら逆なことばかりでしょ~」。でもその中でも一番違うと思ったのはDiversityだった。アメリカと日本という大きな比較ではなくて、アメリカ本社と日本オフィスでの経験から。 Diversit

          違いからしか学べない

          誰かにとっての「普通」を変えるには

          日本支社のリーダー(全員外国人)としては日本人社員の非海外志向(外資なのに)と普通の道から外れたことをしたくないという気持ちの強さが理解できないし、そのリミットを越えてほしいと思っている。経済成長がなく、人口が緩やかに減少を続ける日本でビジネスを伸ばすために、今までと何か違う方法で、違う目線で、違うことにチャレンジしていかないとグローバルで生き残れないという危機感からである。今回、そのヒントになるような話をしてほしいといわれた。 こちらのブログ*でいう日本にいる「平均グルー

          誰かにとっての「普通」を変えるには

          こどもが、の前に考える大切なこと

          外資系とはいえそもそも日本からは海外赴任が少ない上、女性社員の子連れ赴任となるとかなり珍しいケースだったので、帰国してから赴任の経緯や経験を聞かれることが多い。考えることはいろいろあるのに、会話形式で話すと後からあーこれも言えばよかった、これも大事なポイントだったと思い残すことが多いからちゃんとまとめておこう。長くなりそうなのでパート1は女性のキャリアについて。 海外赴任を決めるとき、当時の上司(アメリカ人)は「海外赴任のポジションを探すか、残って昇進するか、どうしたい?」

          こどもが、の前に考える大切なこと

          アメリカでの呼び名の不思議

          外資なので東京オフィスから海外転勤になると、呼び名をラストネームからファーストネームに変更する人が多い。世の中ほとんどの国はファーストネームで呼び合うのでグローバルスタンダードに合わせる。アメリカの上司が私のアサインを世界中にアナウンスすると、昔の同僚たちが私の呼び名がファーストネームであることに気づき、この名前変更は日本人が海外デビューするときの儀式だよね!とコメントしてきた。Saito-san (仮) からEri (仮) に変わるのはなんだか少しはずかしい。。 アメリカ

          アメリカでの呼び名の不思議

          周りの家事代行、ナニー利用事情

          日本にいると、アメリカでは育児も掃除も外注してママはバリバリ働いて自分の時間も大切にしている、と聞くけどそうでもないようだ。 私の上司は多忙の夫とティーンが2人のワーキングママだけど、たまにナニーにお迎えを頼んでいるくらいで基本全部自分。 どうやら子どもが生まれるまではかなりキャリア志向だったようだけど、2人が小学校に入るまでは時短だったと言っていた。 見ていて大変だなーと思うのが、子どもたちの学校への送迎+移動をすべてママがやらなくてはいけないこと。 月曜の夕方は息子を野

          周りの家事代行、ナニー利用事情

          パートナーの海外赴任のために退職する?

          共働き夫婦の場合、パートナーの海外赴任についていくためには基本的には自分の仕事をいったん辞める必要がある。今回の私の赴任に際しては、何度も書いている通り夫は大反対で当然ついて来てくれなかった。では逆に、もし夫が海外赴任になったら私はすぐに仕事を辞められるかなと思うと、結構躊躇してしまう。「あなたの海外赴任のために私の仕事を犠牲にするの?」。 こちらの社会では家族>仕事がとても強い。日本は完全に仕事>家族というわけではないが、子どもの卒業式に仕事で行けない、とか妻が出産するの

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          海外赴任、家族との話し合い(続)

          海外赴任に行きたいという気持ちを伝えた時から実際に赴任するまで、夫と何度も何度も話し合いを重ねて来たけど、出発日になっても夫は応援するとは言ってくれなかった。私のわがままでどうしても行きたいというならもうそれに付き合うしかないというスタンスだった。何度も私のことを否定されたし、冷戦状態を経ての出発だった。 それから数ヶ月。赴任先に来てくれたり、私が年末年始に帰国したりして久しぶりにゆっくり話す機会があると、お互いにいろいろ変わったと感じられたので記録しておきたい。 まずは

          海外赴任、家族との話し合い(続)

          アメリカで運転免許2 (実技試験)

          実技試験の評価項目 1. 縦列駐車 (側道から18インチ以内に止めること) 2. バック 3. 標識や信号に合わせて停車 4. 方向転換 5. 左折、右折 6. レーンを変える 7. 歩行者や交差点で優先の車に譲る 8. 追い抜き 9. 車間距離 10. 正しい速度で運転 11. 運転中の姿勢 (常にハンドルを持つこと、手を窓にかけたりしない、ミラーを見る) 75点以上で合格。読むだけで心がつかれる。 縦列駐車はできるはずがない。とりあえずYouTubeを見てみたけど無理そ

          アメリカで運転免許2 (実技試験)

          アメリカで運転免許1 (筆記試験)

          日本で運転免許を取得したのは都心住宅地の中にある自動車学校で、適当な実技に高速はシミュレーションのみで適当に合格した。筆記は勉強しないでいったら一度落ちたけど、実技試験は緊張した記憶もないので本当に適当だったのだと思う。 アメリカには短期赴任で来て、何年も暮らすわけではないのに国際免許ではダメなのか。領事館のホームページを見たら、数ヶ月の人は国際免許で良いと書いてあるのを発見!念のため領事館に電話で確認することに。日本語でホームページを見たんですが… と確認すると、まずは「

          アメリカで運転免許1 (筆記試験)

          海外赴任を伝えた時の周りの反応

          「アメリカの本社勤務になりました」と話した時の周りの最初のリアクションを今頃振り返ってみると、見事に2種類に分かれていていることに気付いた。SNS等で多数の人への一斉報告はしておらず、主には会社の人、普段連絡を取っている人、渡米後のお誘いなどの連絡があった人に直接説明する機会があった。家族の話は自分からはせず、単に本社異動になったことだけを伝えた。 ①「え!家族どうするの?」 日本のトラディショナルな考えを持つ方々に多い。「旦那さん大変だねー」と続く場合もある。もし立場が逆

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