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アメリカで運転免許1 (筆記試験)

日本で運転免許を取得したのは都心住宅地の中にある自動車学校で、適当な実技に高速はシミュレーションのみで適当に合格した。筆記は勉強しないでいったら一度落ちたけど、実技試験は緊張した記憶もないので本当に適当だったのだと思う。

アメリカには短期赴任で来て、何年も暮らすわけではないのに国際免許ではダメなのか。領事館のホームページを見たら、数ヶ月の人は国際免許で良いと書いてあるのを発見!念のため領事館に電話で確認することに。日本語でホームページを見たんですが… と確認すると、まずは「旦那様の帯同ですか?」といわれる。彼女は確かに最初から感じが悪かった。そして国際免許の話をすると、州の運転免許センターに聞いてくれの一点張り。でも領事館のホームページに書いてあるんですがというとそんなの知りませんとのこと。日本人なのにあまりにも感じが悪くてとても悲しい気持ちになった。

ルール上はアメリカにホテル住まいではなく住所があること、子どもを州のスクールに通わせていることで居住者と判断され、州の運転免許を取る必要がありそうだ。住所をあくまでも一時的な家具付きアパートで仮の住所だという苦しい言い訳もできそうだったけど、会社都合で在米している以上、事故にあったとき免許のことで問題になるのは避けなければならないと思った。もう一つは、まぁいろいろ大変ついでに新しい経験をしてみようとも思えた。

まずは筆記試験。私はテストがない変わった小学校で育ったせいか、大きくなってもテストというものが大の苦手で何度も失敗してきた。日本でも筆記試験落ちたし… みんなに励まされながらオンラインとペーパーで数日勉強したんだけどなかなか難しい。全ての単語をGoogleイメージ検索しながら勉強する。標識とサインが20問、ルールが20問でそれぞれ15問以上正解で合格である。

試験当日の朝。私は今日試験に落ちる、という予感がした。そういえば日本で試験に落ちた日の朝も受ける前から落ちる気がしていた。
免許センターは噂とは違い空いていて、噂と違いスタッフは感じが良かった。たくさん本人確認書類が求められるので全部集めるのは少し面倒だった。まず視力検査、これは適当すぎ。そしていざテスト。標識は全問正解!そしてルールは… 間違えるたびにカウントが表示され、それが変なプレッシャーとなりケアレスミスを連発してあと一問ってところで落ちた。悲しかった。みんなに明日は受かるよ!と励まされる。

翌日の朝。その日は今日は受かる!という予感がしていた。そして無事パスした。ああ、テストってメンタルなんだ、と知った。

そして免許写真のプリントされた紙を渡される。思いっきり半目である。ありえないほどの半目なので、この写真はおかしいでしょ、撮り直してくださいとクレーム。
「フラッシュのとき写真撮ると言いました。撮り直しはできません」
それでもありえないでしょと訴えると「じゃあマネージャーに話せば?もう一回整理券をとって並び直してください。また手数料払うかもしれないけど」とすごい感じの悪さ。
で整理券をもらって並んでマネージャーに話すと、一目見て「彼女は何でこんな写真を使ったの?担当は誰?」。良かった。「No. 9のブースです!」としっかり伝え、写真を撮り直してもらったのでした。いちいちつかれる。

これでようやく仮免許的なものをゲットした!次は実技試験である。1ヶ月後の予約をして、少しお休み!