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強くなれる理由を完全に理解した。

※ちょいネタバレ有

鬼滅全巻読みました!
本当にまっすぐ!まっすぐな漫画だった。。
愛と信念、そして日々の鍛錬の積み重ねが大事って言う至極当たり前のメッセージがこんなに心に染み渡ったのは初めてかもしれない…

自分自身、歳を重ねるにつれて俯瞰力や長期的な目線は養われてきた一方で、目の前の物事に対して心を燃やすことは少なくなっていたなぁ〜。 燃え尽きないこととバランスを取ることを重視していた私は、全力で一つのことに打ち込んでいる人に対して羨ましいなと思う反面、自分のこのやり方が正しいと必死で言い聞かせていた。(今でも別に正しくないとは思っていない)

でも、命からがらになりながら目の前の鬼との闘いに心血を注ぐ炭治郎たちの姿を見ると、私も目の前のことから逃げずに一つ一つ全力で向き合わないとな、と改心しました笑

終盤に近づくにつれ、鬼殺隊がパワーだけでなく精神的なところで研ぎ澄まされて強くなっていったのが印象的だったな〜。
すんでのところで攻撃をかわしたり、相手の姿が透けて見えるようになったり、これまで分からなかった13番目の技の秘密に気づけたり……
ほかにも、しのぶや珠世さんの薬みたいに犠牲になった人の想いが繋がれて勝利に繋がったのが感動的だった。
自分が限界の時でも周りの人を想えるのだろうか?と思うと私はまだまだだし、魂のステージにはもっと上のレベルがあるんやな…と思った。

それでも運命とは残酷なもので、仲間がどんどん倒れていったのには涙が止まらなかったな……

印象に残った言葉をひとつ。
(※本編ではなくおまけページですが…)

できることと、使いこなすこと、極めることはそれぞれ違います。
繰り返し練習して決まった動作が"できる"ようになったら、それをどんな状況でも適材適所で出せるようになるのが"使いこなす”ことです。
さらに、その使いこなしている技を、他の誰よりも速く強く、常に最大限の力で出せるよう練り上げることが"極める"ことです。

何かを始めるとき、ついつい「極めるぞー!」と意気込みがちだけど、この3ステップのなかで自分が今どこにいるのかを把握しながら着々と鍛錬を積み重ねていくことこそが確実に力をつけるための近道なんやな〜と思いました。
あれ?なんか自分運動部の顧問みたいなこと言ってる?

紅蓮華を聴きながら連休は余韻に浸ります。
闘い、お疲れ様でした。

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