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【3/11週】意識的な社交性

今週は結構人と会った週だった。

3/11(月)
出社。
前日にマシンピラティスの体験に行ったので、なんとなく骨が整っている感じがする。

スッキリした状態で始業…と思いきや、オフィスの椅子がいつもより少し大きめに倒れてしまい、それが妙にイライラのツボを刺激してしまった。
そのまま理不尽なイライラモヤモヤを抱えながらまた淡々と業務に取り組む。

今の業務ではタスクごとに担当者が割り振られていて、基本はそれをスケジュール通りに推進することが求められる。
それに加えて、私は事務的なフォローや中途メンバーの人のサポートをすることが他の人より多い気がしている。
男性が多いチームなので、自分から「女性の役割(気が利く)」的な意識を持ってしまっているのでは?と思うこともあり、たまに何か気付いても他の人が言うまで待ってみたりもするが、それもそれで気持ちが落ち着かない。
多分、元々そういう学級委員的な性格(=ほっとけない精神)なのだと思う。
この日もそんな私のほっとけない精神から、あるタスクに初めて取り組む人のサポートを行なうことになった。
サポートすること自体はやぶさかではないが、本来の担当外なので別に私がする必要もないタスクだ。

このサポート業務は私の成果になるわけでもなく、
むしろこれが原因で私の本来のタスクが遅延したら咎められるんだろうな、気づかない人は気楽でいいな、などとまたもや理不尽イライラを発症してしまう。

一方で、最近は意識的にお人好しにしておく(=貸しを作っておく)ことで自分が困っているときも助けてもらいやすくなるだろうな、と都合いい解釈もしている。
最近はこんなことばかり考えてしまい、純粋に人のために何かを与えられていないのではないか、見返りありきで行動しているのではないか、とも思う。
しかし別に見返りを求めない善人になりたいわけではないし、下心があれど善は善なのでまあいいか。

めちゃくちゃ脱線したが、昼は持参したお弁当を食べ、午後の業務もつつがなくこなして退勤した。

帰りに書店をのぞいて、「土井善晴のレシピ100」という本を買った。
一人暮らしを始めてから4年間、クラシルやクックパッド頼りでなんとなく自炊をしていたけど、引っ越してキッチンが使いやすくなり料理のモチベが上がっている今、一度基本を学んでみよう!と言うことで買ってみたのだ。
今まで買ったどのレシピ本よりも、パラパラとみた際に食べたくなる料理が多いので、一つずつ習得していくのが楽しみだ。

二週間前から平日の夜を充実させるために色々取り組んでいる私だが、この日の帰宅後はなんかどうでもよくなって、缶のスパークリングワインを飲んだ。
そうしたらなんだか気分が良くなって、年が明けてからまだ会っていなかった友達にいつ会えるか連絡してみたり、インスタのストーリーでいわゆる「ゆる募」をしてみたりした。
友達とは早速火曜日にご飯をする予定がたち、ストーリーのゆる募にも2件反応があり、一件は木曜日に予定が立ったので嬉しかった。

ゆる募は前までなんとなく抵抗があったが、最近はむしろ調整コストを下げられるので便利かも、と思い始めている。
今回はハーブスに行きたくて、でもチェーンのわりに客単価が高い、結構並ぶ、ケーキが食べにくくてぐちゃぐちゃになりがち…などのデメリットがあったので気軽に誘いにくく、酔った勢いでゆる募に挑んだ。

個人的に最近は、「誰々と会いたい」起点よりも「何々をしたい」起点でそれに乗ってくれそうな人は…と遊びの計画をすることが増えているように感じる。なので、好きなものや興味があることを発信してくれる人は誘いやすくて好きだ。

そういえば、酔った勢いで家族に理由もなくPayPayで特別ボーナスを送った。
でもこれも家族に使い道を報告してもらいたい、と思う下心ありきである。
この日のアルコール効果は振り返ると我ながら面白い。

どうしよう、月曜日だけでこんなボリュームになってしまった…。

3/12(火)
在宅。

ふとした投稿を見て、着々と専門性を積み上げていっているように見える同期の様子になんとなく焦る。
私も入社以来色々と勉強をしていたが、それはあくまで手段であり、本質的な経験や勉強はできていなかったのでは?と考えてしまう。
でもそれをいうなら英語だってツールに過ぎないのにみんな勉強しているではないかと、またしても開き直った。

定時に退勤して友人と洋食屋へ。ノンアルで色々と話せて充実した。
大人になってからの友達の作り方って難しいなあ、と社会人当初は感じていたが、結婚してからは夫の友人のパートナーと親しくなったり(この友人はその繋がり)、最近はnoteでもお友達ができたりして、自分がどれほど心を開けるかが重要なのかな、と感じ始めている。
なるべく裏表なく、間口が広い人間でありたいと思う。

私はずっと誘い誘われについて考えていて、自分ばっかり誘っているんじゃないか、相手は本当に会いたいのだろうか…と思ってしまうことも少なくなかった。
そんなあるときに菜子さん*のこの回答を見て、「あ、そもそも誘わない派が大多数なんだ」と自分なりに納得することができた。
確かに遊びたくなかったら理由をつけて断るだろうしな、と。

なのでここ最近は、もう変に意地を張らずに自分から誘ったり何気ない連絡を入れてみたりしている。
それを続けていると、誘われたり声をかけてもらえる機会も徐々に増えてきたように感じる。

*バリバリお仕事をしながら、こだわりのマイホームや色んな人との遊びなどの豊かな生活を発信されている方。こんな大人になりたい!という憧れでインスタをフォローしている

3/13(水)
出社。
早速土井先生の本に載っていた料理を詰めて、なかなかいい感じの弁当ができた。最近は余裕がないのでお昼は自席で食べることが多いが、この日はお弁当を開けた途端隣の席の人に「おっ」と言われて、ちょっと得意げだった。
この「おっ」ひとつとっても、「おっ(弁当作って偉いな)」なのか「おっ(ちょっと匂うな)」なのか、はたまた「おっ(横で食べられると落ち着かないんだよな)」なのか本当のところはわからない。
それでも私は都合のいい人間なので、「偉いな」の意味に受け取って、平気な顔で一人ランチタイムを終えたのであった。
自分のこういう性格は意外と悪くないと思っている。

3/14(木)
出社。
朝のMTGで自分が話す予定だったので準備のために1h早く出社した。
それなのに結局自分の番は回ってこず、次回に持ち越しになったのでちょっと損した気分だった。だけど昼のチンジャオロース弁当が美味しかったから許す。
この日は在宅の夫にも同じ弁当を作って置いてきた。お揃いの弁当を違う場所で食べると、お昼にLINEで感想を言い合ったりできるのが楽しい。
そしてこれは、正真正銘見返りを求めていない気遣いだ。
見返りとか利益とか関係なく、純粋に相手のためを思いやって与えられる。これは家族の特権なのではないだろうか。
ちょっと照れるが、これこそが愛なのだろう。

夜は月曜のゆる募に反応してくれた友人と念願のハーブスへ。
この友人はいい意味でドライで、自分の意見を持ってて、いつも後腐れなく話せて気持ちいい人だ。
私もそんな佇まいに憧れている。

3/15(金)
出社。この日も1h早く出社し、金曜なのもあって体力的にはやや限界である。
しかも今週は全然運動ができていない…
オフィスはフリーアドレスなので、最近仲良くなった同期の女の子の隣に座る。同じ案件だがチームは異なるので、程よく斜めの関係でライバル視的なこともなく、互いのチームにとって必要な情報交換もできるので貴重な関係だ。いつもニコニコしているので癒される。

チームの人もたくさん出社していたので、午後はリアルで集まってMTGができた。MTGの前後でちょっとしたコミュニケーションもあったりして、やっぱり私は出社が好きだなぁと思った。
ここでも私は意識的にお人好しを演じていたかもしれないけど。

前代未聞の疲労感に襲われながらもなんとか帰宅し、寝る前にヨガをしてスッキリと5日間の労働を終えた。


なんだか自分の社交性をメタ的に見つめすぎた週だった。



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