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よっこいしょ

認知症の母親がいつも立ち上がる時、"よっこいしょ"と言っていたのを思い出した。

ふと、"よっこいしょ"ってなんだろうと思って調べてみた。

六根清浄(ろっこんしょうじょう)」⇒「どっこいしょ」⇒「よっこいしょ」と発展したという。

六根は、眼・鼻・耳・身・舌・意(心)の働きのことを指し、不浄を見ない、不浄を嗅がない、不浄を聞かない、不浄に触れない、不浄を味あわない、不浄を思わないという身も心も無垢清浄になろうという祈りの言葉が「六根清浄」

祈りと言霊が合体した言葉。まさに、こんなところに隠されていたとは、驚きだ。

言葉のパワ―を知っていた昔の人は、あえて、言葉を口から出すことをあえて、意識してたのかもしれない。

最近、意識して口から出す言葉に注意している。

以外と自分が話す傾向や癖、言葉使いについて自分で常にフォーカスしている人は、少ない。

音声配信が世界中に広がっているのも、もしかしたら、そんな原点回帰なのかもしれない。

今では、あまり聞かなくなった母親の"よっこいしょ"をふと思い出しながら、振り返った今日この頃です。





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