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サカナクション 山口一郎さん "うつ"と生きる ~サカナクション 復活への日々~ 感想

こんにちは、ぽぬです

今回はサカナクション 山口一郎さんのドキュメンタリー「"うつ"と生きる ~サカナクション 復活への日々~」を観た感想です

⬇配信ありました

私は双極性障害で鬱状態を経験してて
呼吸の奥に泥が詰まったような苦しさと、体重が3倍になったかのような動きづらさ
思考はスライムの中に沈んだかのような鈍さ…がある
それだけでは無いのですがあげるとキリがない

山口さんは躁状態にもなったと語っていましたが、鬱病に躁状態は無いはずです
本当に躁状態だったなら双極性障害を疑わなければなりません

多分、鬱病で躁状態と言ったのは性格的に切り詰めて奮い立たせた結果なのかもしれないです

鬱病と双極性障害は違います
治療薬も基本的には違います
基本的にというのは病状によって臨機応変に対応するからです
詳しくは医師では無いので書けませんが…

鬱病と双極性障害は仕組みも違うそうです
双極性障害に鬱病用の薬を投与すると躁転リスクが高まります

私も最初は鬱病と診断されており、薬の影響で躁転しました

こちらが詳しくて分かりやすいです
詳しく知りたい方は是非見てみてください


さて、
山口さんの発症までの経緯にすごく心当たりがありまして
私も自分を偽って生きてきた気がします
皆そうなのかもしれませんが、立派でなくてはならないという考えがとても強く人の先頭に立って引っ張っていくような立場な事が少しの間ですが有りました
何を取捨選択していくのか、上手くできずに全部やろうとして潰れてしまいましたね
双極性障害になって、無理やりでも動けない身体になって思ったのは私は人の後ろについて行ってサポートする役割の方が向いてたんじゃないかと
山口さんの場合も無理して引っ張っていって、成功はしたものの苦しかったんだなぁと思います

「好きでやってるのかと思ってた」メンバーが言っていた言葉です
そう、傍から見ると好きでやってるように見えちゃいますよね
気付けない
気づいて欲しいのに装うのが上手すぎて気付いて貰えない
そのうち「これが自分なんだ」って洗脳してしまう
アイデンティティが偽物にすり替わってしまう
本当の自分を見失って
糸が切れて、溢れ出すように病が表れる

鬱状態の山口さんの映像や、欠席遅刻する状況など自分を見ているようでした
少し動けるからと無理をしてまた落ちて
焦り不安、でも動けない
どうしようもない地獄が永遠と続いてて死を考えてしまう

山口さんの場合、友達(元バンドメンバー)が毎日来て身の回りの事をしてくれたのはとても良いことだと思いました
鬱状態になると本当に何も出来なくなるので
食事を用意してくれたのも素晴らしいなと
この病気はサポートしてもらわないとなかなか苦しい病気なので、良かったなと思います
サポートを受けられずに1人で頑張ってる当事者さんも居て中々難しい問題です

私は実家で酷い扱いを受けていて、家事もせずに寝ている私は貶されていました
状況が悪化する一方だったためお付き合いしていた夫と暮らすことを決意し逃げるように家を出て
それからは夫がサポートしてくれています
今は実家とも仲直り?しています
実家と上手くいかない人は多く見てきました
やはり、理解が広まってない影響だと感じています
山口さんも理解が広まればいいなと言っており、なにか精神疾患になった人は理解を広めたくなるのかもしれない

「昔の自分に戻ることを諦めた」
とても共感しました
最初はみんな戻りたいと思うんですよね
でも無理なんです
どう付き合っていくのか、向き合っていくのか
山口さんは肩を組むように付き合っていきたいと言っていましたが
私はちょっと仲良くはできないなと思ってます、上手く付き合ってくしかないのは変わりないのでしょうが…
治療を続けて寛解までいきたいですね

山口さんもまだ寛解したわけでは無さそうですので無理はせずに頑張って欲しいです

1人で戦ってる気になってしまいますが、周りも戦ってて
もっと頼っていいのかなと思えました

好きなことは諦めないでください
私は「好き」が分からなくなって色んなもの売って、画材も友達にあげたりしてすっからかんになってしまいました
頻繁に出来なくて下手になったりしても手放さないで、支えになる時が来るというかずっと支えになってくれるので

以上です

220円で観れるので観て欲しいなぁ
気力のあるときに

では、また👋

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