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フリーランスのスキルアップが必要な理由とは?

フリーランスとしてのキャリア。みなさんは現状に満足していらっしゃいますか?独立する前に築き上げてきた経験やスキルの上にあぐらをかいていませんか?
「現状、生活ができていればそれで良い」
そう考えている方もいらっしゃるかもしれませんが、本当にそうなのでしょうか?
フリーランスとしてキャリアアップをしていくために必要なスキルはどのようなものでしょうか?今回はいくつかの業種に焦点を当てて学んでいきたいと思います。

スキルアップする方法とは?

フリーランスは個人のスキルを武器としていますが、自分一人で関わる業務となるとどうしても限られてきます。求められることは時代と共に日々変化しているため、現状維持のままでいるということは、結果として顧客のニーズに応えられなくなってしまうことも。常に柔軟に成長を目指していく姿勢と結果こそがフリーランスに必要なものです。そのために重要なのが「スキルアップ」ですが、「スキルアップする」と言っても、そもそも何から始めたら良いのでしょうか?

具体的にできることは何か、確認していきましょう。

自分自身の市場価値を高める

基本的に、フリーランスは全てにおいて自分の采配で動くことになるため、いつでもスキルアップの機会がありそうに見えて、実は意外とそうではないという意見も。
自由度の高い働き方だと言っても仕事がなければ生活していけませんよね。安定している仕事を基盤にして働くフリーランスは多く、結果、同じ場所に留まりやすくなるというのがその理由のようです。
フリーランスのスキルアップは何のためにあるのでしょうか?自分自身の市場価値を高めるためです。
スキルという言葉は突出した才能や能力だけを指す言葉ではありません。もちろん得意分野はそのまま強みにつながりますが、重要なのは自分の持つスキルを複合的に使うことです。
仕事に直接役立つスキルや経験、自身をブランディングする力、望んだ条件で仕事を請け負う交渉力など、さまざまなスキルを複合的に使うことによって自身の市場価値を高めることができます。
次に、具体的なスキルアップのための3つの方法をお伝えします。

仕事をしながらスキルアップする

まずは、仕事をしながらスキルアップするというやり方です。
仕事をしながら自分のスキルを高めていければ理想的ですよね。未経験の仕事にチャレンジし、実践的に学んでいくことで必要なスキルを得ることができます。
その際には経験の無さやスキル不足によって不誠実な結果を残してしまわないよう、自己投資を惜しまない、通常より低い報酬額で請け負う、完遂できるのか見極める、などの事前の対策が必要です。

独学でスキルアップする

次は独学でスキルアップする方法です。多くの方がこの方法でスキルアップを図るのではないでしょうか?
学ぶ際にはやみくもに手を付けるのではなく、「これから流れがきそうだな」という分野に目をつけておくのもひとつの方法です。
多くのライバルがいる既存の市場ではなく、あえて新しい分野を学んでおけば、仕事として世に出てきたときに、アドバンテージを持って仕事を勝ち取ることのできる可能性が高まるのです。
書籍やwebでベーシックに学んでいくのも良いのですが、あえて試作の過程をデータとして残し、自分のノウハウとしてweb上に公開すれば、自分のための学習でありながらその過程自体を収入源として得ることができます。

人から教えてもらうことでスキルアップする

独学が向いていない、独学では限界がある、という方には人から教えてもらうことでスキルアップする方法をおすすめします。
人から教えてもらう方法にはスクールやセミナー、勉強会などの選択肢があります。知識やスキルの習得はもちろん、案件の受注方法やモチベーションの保ち方など、講師から学ぶだけではなく参加者同士での情報交換ができるのも独学にはない魅力です。
スクールやセミナーでの学習も近年はオンライン講義が一般的になり、地方からも気軽に参加できるようになりました。

フリーランスとして必要なスキルとは?

今回は、フリーランスに多いエンジニアやWebデザイナー、Webライターに必要なスキルについて解説しますが、まずは職種に関わらず、すべてのフリーランスにとって必要なスキルを学んでいきましょう。

ビジネスマナー

フリーランスでもフリーランスでなくても、仕事をする以上は社会人として人とのかかわり方を学ぶことが必要です。そのつもりはなくても思いがけないところで失礼な振る舞いをしてしまうこともありますから、最低限のビジネスマナーは知っておくべきです。

礼儀正しい挨拶、メールのルール、報連相を徹底するなど、あらためて基本を確認してみましょう。「クリエイティブ職は仕事で結果を残せばいい」と思わず、ビジネスマナーについて、改めて見直してみてはいかがでしょうか。

本来の仕事以外で評価が下がってしまうのはとても残念なことですから、自分の仕事を適切に評価してもらい、次のご縁に繋げるためにも徹底していけると良いですね。

コミュニケーションスキル

オンラインで完結するような仕事だと「コミュニケーションはいらないのでは?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、どの仕事においても「その先に人がいる」ということを忘れてはならないのです。

どのように伝えれば理解しやすいかなどを配慮できるスキルは円滑なコミュニケーションにつながります。クライアントは必ずしも具体的な要望を提示したり、すべてを説明してくれるとは限りません。ちょっとした一言や抽象的なニュアンスからクライアントが求めるものや実現したいことをしっかりと聞き取るヒアリング能力があれば、クライアントからの信頼も高まるでしょう。

フリーランスにもディスカッションやプレゼンの機会はたくさんあります。社会人として適切なコミュニケーションが取れることは最低限のマナーでもあります。
オンラインだけで仕事が完結する場合は、対面ではおこりにくい行き違いなどが発生することもあります。どうすればスムーズなやりとりができるのかを学んでおくのも大切ですね。

自己管理能力

こちらも当たり前のことではありますが、自己管理能力は重要です。基本的にフリーランスは、仕事に関する調整は全て自分で行わなければなりません。納期に合わせて質の良いものを提供するのはもちろん、仕事とプライベートのバランスを上手くつけることも大切になってきます。

規則正しい生活や体調管理ができれば、安定したパフォーマンスを発揮することができ、より効率的に働くことも可能です。

クリエイティブ系フリーランスの必要スキルとは?

ではここからは、クリエイティブ系フリーランスに必要なスキルについて解説していきます。

エンジニアの必要スキル

フリーランスに限らず、開発に必要な技術力を問われるエンジニアですが、プログラミングだけでなく、資料作成やプレゼン能力もあればより仕事の幅が広がります。
また、コミュニケーション能力の高いエンジニアはさまざまな企業にひっぱりだこですから、コミュニケーションについて学んでみるのもおすすめです。
企業や開発内容によって異なるものの、フロントエンドエンジニアならJavaScript、サーバーサイドエンジニアならPHPやC言語など、基礎に立ち戻って学びなおしてみても良いのではないでしょうか。

Webデザイナーの必要スキル

Webデザイナーに必要なデザインスキルは大きく分けて「Webサイトのレイアウトデザイン」「バナーやロゴのデザイン」の2種類です。
見やすく印象に残るデザイン、商品やサービスの売り上げに繋がるようなデザインを作ることができれば、多くのクライアントに満足してもらえるでしょう。UIやUXについての知識もあるとさらに仕事の幅が増えます。
顧客のニーズに合ったデザインを納品するためには、ヒアリング能力も必要になってきます。さらに、デザインツールを扱うスキルも忘れてはいけません。
Adobe、Figma、Sketch、画像の加工やロゴ制作も請け負う場合はPhotoshopやIllustratorなどがよく使うツールだといわれています。

Webライターに必要とされるスキル

Webライターは文章力はもちろん、リサーチ力も重要です。リサーチをしっかり行うことができれば、記事の信頼度が高まります。競合となるコンテンツもリサーチしておくことで、差別化を図ることもできます。
ライティングに関する情報はネット上で検索することもできますが、本や取材によるリサーチもうまく活用することでライティングの質は向上するでしょう。

また、SEO対策についてしっかり学んでいれば、より売り上げに繋がる文章を書くことができます。
ライティングスキルは、専門性の高い文章を書くことができることも大切ですが、わかりやすく伝えるスキルも重要です。
一般的に、PREP法を用いて文章を書くとわかりやすい文章になるといわれています。

  • Point(要点):最初に要点である結論を述べる

  • Reason(理由):結論の理由を書く

  • Example(例):具体例を挙げる

  • Point(要点):改めて結論を書く

他にもさまざまなスキルがありますが、クライアントのニーズや時代の変化によって求められるものも変わってきます。実践から学ぶのも、ライティングに関する書籍などを参考にするのも良いでしょう。

まとめ

フリーランスにとって常にスキルアップしていくことはとても大切なことです。仕事を安定させたいなら、常に向上心を持って新しい技術や知識を取り入れていかなければなりません。世の中のトレンドや当たり前は日々変化していくからです。

独学やスクールなどの学びもありますが、自分がスキルアップする過程を公開し、それを収益に繋げていくという方法もあります。

今のスキルや才能を最大限生かしていくのはもちろん、時代の流れにあったスキルアップを図っていくことが、求められるフリーランスであるためには必須だといえますね。

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