Character
Houdini で、キャラクターのモデリングをしていて思ったこと。
いま作っているものは、リアルではなく、しかしリアルな肉体の特徴を見せる、をコンセプトにしている。
このまま作ってゆけば、それなりのものができるだろう。
そうじゃなくて、棒人間にしたらどうだろう。
と、今朝、そんなことを思った。
胴も腕も足も、棒。
それでいいんじゃないか?。
キャラクターって、やはり難しい。
キャラクターは、ひとつの作品の中にとどまるものではない。
キャラクター自体が、大きな存在になる。
手塚治虫の多くの作品の中に、アセチレンランプや、ヒゲオヤジが、何度もなんども登場したようなものだ。
観る側から言えば、そのキャラクターが登場するだけで、そのシーンの意味がわかる。
作り手側から言えば、そのキャラクターを登場させることで、そのシーンの意味を表現する。
それくらい重要なものだ。
機動戦士ガンダムで言えば、シャアが登場するシーンでは、大人の狡猾さだとか、コンプレックスだとかが表現されるのだろう、と思う。
僕がそんなすごいキャラクターを作ることはできないだろうと思うが、そういうことを考えてしまう。
なので、逆に、棒人間であれば、それが僕の個性になるかもしれない、などと思ったりした。
ある意味、逃避だ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?