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【新米パパ】 仕事と家事育児を両立するために

はじめに


1日は24時間しかない。

これは
総理大臣だろうと、
会社員だろうと、
ニートだろうと平等だ。

そして、
一般的に仕事は1日8時間働くことが多いだろう。

私の場合、就業時間以外の
 ・通勤時間(往復1時間)
 ・昼休憩時間(1時間)
を加味すると、仕事で10時間は拘束されることになる。

この時点で、
24時間のうち10時間が「仕事」に奪われる。


仕事に行く前も忙しない朝が待っている。

■家事関連
 ・洗濯物を畳む
 ・朝食を作る
 ・洗い物をする
 ・お弁当、水筒の準備 等
■育児関連
 ・おむつを交換する
 ・ご飯を食べさせる
 ・遊んであげたり、絵本を読んであげる
 ・歯磨きをする
 ・保育園の準備をする
 ・着替え、保湿、日焼け止めを塗る 等

妻と手分けしてやるが、
基本的に1人は子供に付きっきりになるため、
非常に効率が悪い。

子供は放置されると不機嫌になるため、
おもちゃ、テレビで気を紛らわすことも多々あるが、
「パパ〜!ママ〜!」
となるのがオチである。

そんなこんなで、
24時間のうち2時間が「出勤前」で奪われる。


仕事が終わった後も、激闘の時間が続く。

■家事関連
 ・夕食を作る
 ・洗濯をする
 ・お風呂を沸かす
 ・洗い物をする
■育児関連
 ・おむつを交換する
 ・ご飯を食べさせる
 ・遊んであげたり、絵本を読んであげる
 ・歯磨きをする
 ・お風呂に入れる
 ・寝かしつける

保育園帰りの子供は
普段にも増して甘えたがりで、パパ、ママにべったりだ。

私が定時退勤の時は問題ないが、
妻が1人の時は、家事なんて出来たもんじゃない。

結局、
24時間のうち4時間が「帰宅後」で奪われる。


ここまでをおさらいすると、
(出勤前) + (仕事) + (帰宅後)
 = 2時間 + 10時間 + 4時間
 = 16時間
となり、24時間のうちの2/3が終了する。

では、子供が寝た後に残った8時間はと言うと、
 ・部屋を片付ける
 ・洗濯物を干す
 ・翌日の下ごしらえ、お弁当作り
 ・保育園の準備
 ・ご飯を食べる、洗い物をする  ※夕食作りが遅れた場合
となんだかんだやる事が多い。

結局、削られるのは
 ・睡眠時間
 ・自由時間
の2つだ。

自由時間が欲しければ、睡眠時間を削るしかない。
眠たくて仕方がないなら、自由時間を我慢するしかない。
そうゆう世界線だ。


育児をしているパパ、ママは
子供が生まれてから、ずーっと寝不足なのだ。

今となっては子供が寝てくれるから、まだ良い方である。
断乳するまでは夜間授乳があったため、まとまって寝れることは少ない。

新生児期なんて、3時間連続で寝れたらラッキーだ。
育児本には「3時間おきに授乳してください」
と書いてあるが、赤ちゃんは3時間も寝てくれない。

赤ちゃんは
 ・眠い
 ・おむつが気持ち悪い
 ・寒い / 暑い
 ・お腹がすいた
と、あらゆる感情で泣く。原因が全くわからない。

何をやっても寝てくれないから、
うとうとしながら、腕や腰が痛くなりながら、
朝までずーっと抱っこしていたこともある。

「圧倒的に時間が足りない」
育児をしていて、何度これを思ったことか。
時間に対する価値観が変わった。少しも無駄にできない。


前置きが長くなってしまったが、とにかく
仕事と家事育児の両立は容易ではないのだ。

しかし、残業をしてしまえば、
先述したルーティーンが崩れる。妻の負担が激増する。
いわゆる「ワンオペ育児」だ。

そんな状況下で、
私なりに「時間の作り方」を試行錯誤した。
お金も使った。

今回はそんな話。


仕事の効率化


まず前提として、
「残業する = 妻がワンオペ育児」
であるため、気軽に残業はできない。

定時内で仕事を終わらせるために、
無駄だと思うことは徹底的に排除しなければいけなかった。

仕事の効率化のために、私が実践したことは以下の通り。
 1. 不要な会議には出席しない
 2. 完璧を目指さない
 3. 仕事を他の人に振る

転職した直後の残業時間が「30~40時間/月」ぐらいだったのが、
今では「10時間/月 以下」である。

もちろん、仕事量は変わらないし、
昇格して給料も上がっている。

残業することが決して全てではない。


1. 不要な会議には出席しない


仕事をしていると、会議に出席する機会が多いと思う。

決して、会議自体を否定するつもりはなく、
 ・短時間で有識者間で議論ができ、結論に導ける
 ・短時間で詳細に情報共有ができる
というメリットがあるのは理解している。

ただ、会議が多すぎるのだ。
なんでもかんでも会議、会議、会議。。。

事前資料がないため、だらだらと説明していたり、
あまり関係ない人まで招待していたり。
会議の終盤で、これまでの議論がひっくり返されるような発言があったり。

個人的な愚痴が混じってしまったが、
無駄な会議が多いのも事実だと思う。

そして、リモート化が進み、
手軽にWeb会議ができるようになった背景もあり、
無駄な会議がより増えた気がする。

これでは、
自分の業務は到底進まない。


そこで、私は
自分が発言しない会議なら出席しない
と決めている。

なぜなら、
発言しない自分は、いてもいなくても変わらないからだ。
時間の無駄である。

Web会議を耳で聞きながら、別の作業をする方法もあるが、
これでは効率が悪い。

「メラビアンの法則」によると、聴覚情報は38%を占める。
つまり、38%の意識がWeb会議に持ってかれているため、
100%集中できていないのだ。

図 メラビアンの法則

私が在宅ワークを好む理由の1つに、
「周囲の雑音がない事」がある。

大きな声で電話していたり、
笑い声が聞こえてきたり、
少しでも気になってしまうと、目の前の業務に集中できないのだ。

それだけ、耳からの情報は大きいため、
Web会議中に内職するぐらいなら、最初から出ないようにしている。


2. 完璧を目指さない


下記のどちらの方が、多くの時間を必要とするだろうか?
 ① 100点の仕事1個にかかる時間
 ② 80点の仕事5個にかかる時間

単純に考えれば、
5倍の仕事をこなしている②の方が時間がかかるイメージだ。

しかし、
パレートの法則によると、両者の時間は同じである。

図 パレートの法則

例えば、資料作成。
色やレイアウト、アニメーション等の細部までこだわると
とてつもなく時間がかかるだろう。

大事なのは、こちらの意図を相手に伝えることだ。
100点を目指す必要はない。

他の仕事においても、
完璧を目指さず、80点の仕事を目指す
と意識している。

その結果、
目に見えて残業時間が減少したし、
プレッシャーから解放された。


3. 仕事を他人に振る


今までの自分は
「任された仕事は自分で全部やろう」
と思っていたが、最近は他の人に振るようにしている。

特に、
自分の苦手な仕事を得意な人に振る
を意識している。

賛否両論あるだろうが、
感情的な部分を排除すれば、理にかなっていると思う。

なぜなら、苦手な仕事は
 ・調べ物が多い
 ・問い合わせ、相談が多い
 ・自信がない
 ・失敗 & 修正が多い
のように、とてつもなく時間がかかってしまうからだ。

また、メインとなる仕事でなければすぐ忘れてしまう。
数ヶ月ぶりにやる時には、
 ・調べ物が多い
 ・問い合わせ、相談が多い
 ・自信がない
 ・失敗 & 修正が多い
の繰り返しだ。非常に無駄である。

だからこそ、
その仕事を得意とする人にやってもらった方が効率がいい。

逆に、その人が苦手だと思っている仕事が
自分が得意とする分野の場合もある。

総合職として採用され、
幅広い仕事をなんでもやるような風習があるが、
これは非効率であると感じる。

今でこそ、
日本が取り入れてきた「メンバーシップ型雇用」ではなく、
アメリカが取り入れている「ジョブ型雇用」に移行しつつあるため、
今後に期待していきたい。


家事の効率化


仕事の効率化を進めた後は
家事の効率化である。

育児は予定通りにいかない事が多く、
相手が子供という事もあって、効率化はなかなか難しい。

一方で、家事はお金をかければ効率化できるのだ。
私のおすすめトップ3は以下の通り。
 1位:洗濯乾燥機
 2位:ネットスーパー
 3位:食器洗い乾燥機

いずれも、利用したら世界が変わった。
もう元には戻れない。それぐらい便利である。


1. 洗濯乾燥機


育児をしている家庭では
毎日洗濯しているのではないだろうか?

食べ物はすぐにこぼすし、
外で遊んだら泥だらけになるし、
おむつ汚れも日常茶飯事だ。

そして、子供の衣服、ガーゼは小さいため、
1つずつ干すのが大変だったりする。

そこで、洗濯乾燥機だ。
文字通り、洗濯から乾燥までしてくれる代物である。

大量の洗濯物を1つずつ干す必要もない。
天気を気にする必要もない。
あるいは、旅行帰りの洗濯物の多さに絶句する事もない。

ただ、一番ネックなのが高価であること。
私は店頭で安くしてもらって購入したが、これでも20万弱はした。

しかし、
冒頭で話したように、時間は有限である。
そして、子供が生まれると圧倒的に時間が足りない。

時間を生むための投資としては、
かなり優良だと個人的には感じている。


2. ネットスーパー


子供を連れてスーパーに行くのは過酷な労働である。

「あれ触りたい」
「抱っこして」
「やっぱり歩きたい」
「これ買って!」
そんな子供を相手していたら、買い物どころではないのだ。

また、土日に1週間分を購入するため、
大量の食材を持って帰宅した時には、もうヘトヘトである。

そこで、
我が家はイオンのネットスーパーを活用している。

これによって
 ・買い物にかかる時間、労力が浮く
 ・好きな時間にネット注文できる
 ・時間指定で玄関まで配達してくれる
とメリットは大きい。

しかも、入会費・年会費が無料で、
配送にかかる送料も
 ・10,000円(税込)以上:165円
 ・10,000円(税込)未満:330円
 ・2,000円(税込)未満:550円
とまとめ買いすれば格安である。
 ※地域によって変動あり

難点があるとすれば、品揃えがあまり良くなく、
品切れになっている事がしばしばある。

最低限の野菜やお肉はあるが、
スーパーと同じ品揃えは期待しない方がいいだろう。

あくまでも、
お金を払って時間を買うイメージだ。

雨の日でも、体調不良の時でも、
お米やビールケースのような重たい物でも、
玄関まで届けてくれる。

本当に素晴らしいサービスだと思う。


3. 食器洗い乾燥機


洗濯と同様で、洗い物も毎日やる家事の1つである。
毎日やる事を機械に任せられると本当に助かる。

私が購入したのは以下の製品であり、
こちらも高価な買い物にはなる。

どんなに油汚れがひどくても、下洗いは不要である。
とにかくポイポイ入れて、スイッチを押すだけ。これで終わりだ。

むしろ、手洗いでやるよりピカピカになるため、
茶渋がひどかったコップもピカピカになった。

少ない水で洗うため、節水にもなるし、
時間も浮くし、手も荒れない。

食器洗い乾燥機もおすすめである。


おわりに


1日は24時間しかない。
その限られた時間をどのように使うかは自分次第である。

私は「自分の時間」と「家族の時間」を増やす選択をした。
その結果、実際に幸せな生活を手にしている。

パートナー、上司、会社、政府。
人のせいにするのは簡単だけど、相手を変えることはできない。

変えることができるのは自分だけ。
今日から行動しよう。


ぽん太
(4,536文字)

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