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【経済損失】 風邪で年間225億ドル

はじめに


季節は10月 秋。
昼と夜の寒暖差が激しく、最近は寒い日が多いぐらいだ。

当然、体はその寒暖差にすぐについていける訳がない。
また、仕事、家事、育児を両立しようとすると、
「睡眠不足」を避けては通れない。そんな毎日だ。

そんな状況もあって風邪を引いてしまい、
仕事も休み、投稿もできない状態であった。


風邪を引くと全てがストップする。
 ・家事育児ができない
 ・仕事ができない
 ・自己投資ができない
 ・病院に行かなければならない (時間が奪われる)
 ・好きなお酒を飲めない

体調が悪くて辛いだけでなく、
行動が制限されて損失が生まれるのだ。

そこで、ふと気になったのが
「風邪による経済損失はどのぐらいだろうか?」
ということである。

実際に仕事を休んでいるし、
仮に休まなかったとしても、集中力は絶対的に低下する。
つまり、生産性低下による損失もあるはずだ。


そもそも
風邪は誰だって引く可能性を秘めている。
季節の変わり目は、仕事先でも休む人をよく見る。

また、自分が元気だったとしても、子供は頻繁に風邪を引く。
免疫力がまだないから当たり前ではあるが、
「健康で元気な状態の方が少ないのでは?」
と思うぐらい風邪を引きやすい。

そうなると、看病のために仕事を休む事になる。
これも一種の経済損失である。


そこで、本投稿では
 ・風邪の原因
 ・風邪による経済損失
 ・冬に向けた風邪予防
について調査し、まとめていく。


尚、参考にした記事はこちら↓↓

https://diamond.jp/articles/-/160557



風邪の原因


これまで数えきれないほど風邪を引いてきたが、
風邪について真剣に調べたことはない。初めてGoogleで検索する。

調べてみると
 ・原因の約90%はウイルス
 ・風邪ウイルスは200種類以上
 ・年々変異する
ということがわかった。

「風邪」と総称しているが、
実は200種類以上のウイルスがあり、年々変異するため、
大人になっても未だに風邪を引くのである。

たとえ免疫ができたとしても、ウイルスの型が変わってしまう。
結果、繰り返し風邪を引いてしまう。
これは非常に厄介である。


風邪症状といえば
 ・発熱
 ・鼻水
 ・くしゃみ
 ・咳
 ・喉の痛み
が代表的かと思うが、
これらは体を守る免疫防御機能が働いている結果である。

個人的には辛い症状ではあるのだが、
異物と戦ってくれているため、人間の体としては正常な働きだ。

図 呼吸器の異物侵入を防御するはたらき (出典:第一三共ヘルスケア)

風邪による経済損失


「グラクソ・スミスクライン株式会社」は
全国の20~39歳の仕事を持つ男女208人を対象に
風邪に関する意識調査を行った。

その結果、
 ・風邪が治るまで平均5.4日かかる
 ・その間は生産性が低下する (体がだるい、やる気が出ない)
 ・損失額は平均44,270円 (風邪1回あたり)
   ※1日換算:約8,200円
ということがわかった。

上記の前提として、
風邪で仕事は休んでいないが、
生産性低下による損失額を算出している。

そのため、
 ・なんだか体がだるい
 ・風邪っぽい
という状態でも、仕事が休みづらいという理由で、
仕事を続けているケースを想定しているのであろう。

それを裏付けるデータが下図で、
約7割のビジネスパーソンが「仕事を休みづらい」と感じている。

図 アンケート調査 (出典:コンタック総合研究所)

確かに、自分に置き換えても「仕事が休みづらい」ケースはある。
例えば、
 ・関係者と日程調整している
 ・自分以外が知らない案件 (代わりがいない)
 ・多くの人が関わるプロジェクトが遅延する
 ・単純に休みづらい職場の雰囲気
等、自分の都合で休めない時もあるだろう。

風邪を早く治すためには
 ①仕事を休む
 ②病院で薬をもらう
 ③十分な睡眠をとる
という事は、恐らく誰もが認識しているだろう。
短期集中で休養した方がいいことも重々承知しているはずだ。

それでも、
仕事に対する使命感や責任感があるため、
体調不良でも仕事をしてしまうのだ。


ただ、もう一度繰り返すが、
体調不良で仕事を続けるのは損失だ。
 ・風邪が治るまで平均5.4日かかる
 ・その間は生産性が低下する (体がだるい、やる気が出ない)
 ・損失額は平均44,270円 (風邪1回あたり)
   ※1日換算:約8,200円

また、職場で風邪が移るリスクもある。
同僚に風邪が移った場合、そこでまた損失が生じる。

たった一人の使命感や責任感が
会社全体の損失になる可能もあるのだ。

風邪を長引かせてしまったり、
同僚に風邪を移すぐらいなら、
仕事を休む勇気も必要である。


一方で、
実際に風邪でも経済損失があるのも事実だ。

米国では、風邪の外来治療費、ビジネスパーソンが風邪で欠勤したことによる経済損失と、子どもが風邪をひいてその看病のために欠勤したことによる損失を含めると年間225億ドルと推定され、実際に大きな社会損失になっています。

DIAMOND online

アメリカのデータにはなるが、
 年間225億ドル = 約3兆
という、とんでもない経済損失があると推定している。

人口や産業が全く違うため、
日本ではここまで損失額は大きくないと思うが、
風邪で休むと経済損失がある点は変わらない。


以上の通り、
 ・風邪を引いているが、無理して仕事を続ける
 ・風邪を引いているため、仕事を休む
のどちらにせよ、経済損失があることがわかった。

つまり、
風邪を予防することが一番重要である。


冬に向けた風邪予防


これから冬にかけて、ますます気温と湿度が低くなるため、
ウイルスや細菌が活動しやすくなってしまう。

そこで、
冬に向けた風邪予防をピックアップした。

結論は以下の通り。
 ・手洗い + うがいを徹底する
 ・室内を加湿する
 ・水分補給をする

1. 手洗い + うがいを徹底する

これは子供でも知っている基本中の基本である。

コロナ禍になってからは「手洗い + うがい」に加え、
「手指の消毒」「マスクの着用」も率先して行われているため、
感染リスクはかなり低くなっていると思う。

手や喉に付着したウイルスや細菌が体内に侵入する前に、
未然に防いでいくのが大切である。

2. 室内を加湿する

冬は乾燥しやすいため、加湿器等で室内を加湿した方が良い。

風邪ウイルスは
湿度60%の環境では約80%が死滅すると言われている。

逆に加湿しすぎると結露を招き、
カビやダニ発生の原因になるため、適切な湿度管理が必要である。
(加湿器の自動運転がBetter)

3. 水分補給をとる

水分補給を取るのは、汗を大量にかく"夏"のイメージが強いと思う。

前述した通り、冬は乾燥しやすいため、
水分が不足しがちである。

喉が乾燥してしまうと、風邪を引きやすくなるため、
こまめの水分補給が必要だ。

ここで、注意したいのが
冷たい飲み物を避けなければいけない
ということである。

冷たい飲み物では体温が低下してしまう。
体温が1℃下がると免疫力が30%下がると言われているため、
逆に風邪を引きやすくしてしまうのだ。

そのため、水分補給は常温 / 温かい飲み物が良い。


おわりに


冒頭でも述べたように、
風邪を引くと全てがストップする。
 ・家事育児ができない
 ・仕事ができない
 ・自己投資ができない
 ・病院に行かなければならない (時間が奪われる)
 ・好きなお酒を飲めない

「健康第一」「体が資本」
こう呼ばれるのも納得がいく。

健康な体があってこそ、豊かな生活を送れる。
充実した日々を過ごすことができる。

当たり前になると気付きにくいが、
こうやって体調を崩してみると、改めてその大切さを実感する。

とてもありがたい事なのだ。
こうやって記事を執筆できることも幸せな事なのだ。

そんな事を噛み締めながら、
久しぶりのビールを楽しみたいと思う。最高だ。


ぽん太
(3,154文字)




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