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読書記憶【2022年の10冊】

あっ!!!
という間に、2023年ですね。
2022年はW杯もあり、個人的にも昇進やら一人暮らしやら、仕事に仕事に仕事に…
忙しい一年でしたね。
新しい年がはじまってからはや1ヶ月ですが、
2022年の10冊をザクっと書いておきます!

2022年の小説系読書は63冊。
前半は狂ったように図書館通いしていたのですが、7月に引っ越してから通勤時間が半分に減って本を中々読まなくなりましたという言い訳です。
引っ越し先の図書館どこにあるのかな…


10「パンドラ 猟奇犯罪検死官 石上妙子」内藤了

Kindle Unlimitedで、猟奇犯罪捜査班シリーズをザーーッと読んでいました。
一番印象的だったのが死神博士こと石上妙子さんのこちら!
昆虫博士サージョージがこんなぶっ飛び具合だったなんて!そしてそれと関連する妙子さんの過去に、一番夢中になりました。
シリーズでサクッと読むのがオススメ!

9「ランニング・ワイルド」堂場瞬一

堂場さんのスポーツものは外れがない!
以上!
不穏な感じも良かったです。

8「エリカ」小池真理子

恋愛で色々ある頃に読むと身につまされる話。
ありえない話ではあるけど、感情としてはとても良くわかる。
そしてそれでも前を向かなきゃと思えるから、小池真理子さんの書くお話が好きです。

7「幻肢」島田荘司

去年の春頃は図書館で島田荘司さんばっかり借りてました。
異邦の騎士
切り裂きジャック100年の孤独

迷ってこちらに。
脳科学系のこのジャンルが個人的に好きなことに気づきました。
「さまよえる脳髄」とか「天使の囀り」とかと似た空気、不穏さで、不穏が好きな人にはオススメですが、ちゃんと素敵なラストです。

6「迷蝶の島」泡坂妻夫

泡坂妻夫さんはたまに読むと気が狂いそうになるというか、違う世界に連れて行かれる感じがとっても好きです。
こちらはそんな世界を感じさせつつも読みやすくて、でも気が狂ってて面白かった。
金田一少年の事件簿とかにありそうな感じです。

5「オリンピックの身代金」奥田英朗

年の瀬に販売応援行きながら夢中で読んだ一冊。
国立競技場が身近なこともあり、とんでもない臨場感。
悲壮感があるのにどこかにおかしみや爽やかさを感じて、それが良かった。
奥田英朗さんは、スイミングプール等何冊か読んだことがありますが、「おかしみ」がすごいと思いましたね。

4「螺鈿迷宮」海堂尊

なぜか気になって「チームバチスタの栄光」を読んでみたものの、そんなにハマれず。
なんとなしに借りていたこちらを読んだら!!
まあ!面白かった!!
螺鈿細工がまず好き。
そして、終末医療やらデスコントロールやら、家族間の色々やら、好きな要素とゾワゾワ不穏感が良かった。続き?も読みたいですね!

3「禁じられた楽園」恩田陸

いやー、気が狂いそうになりました。
こう見ると気が狂いそうになってばっかりですが。
芸術と狂気とホラーは紙一重で、怖いと思った人より普通っぽい人が怖くて…
こう書くと何が何やらですが、読みながらも何が何やら。
なかなかない読書体験でした。

2「散りしかたみに」近藤史恵

近藤史恵さんは、サクリファイスを筆頭としたサイクルレースシリーズ物も良いのですが、
同じくらい不穏な歌舞伎物も最高にすきです。
不穏しかない。
嘘や欺瞞や恋慕や嫉妬や、そんな言葉では表せない不穏さが大好きです。
シリーズで読み返したい。

1「敗北への凱旋」連城三紀彦

連城三紀彦作品はほとんど読み尽くしたと思ったら…
衝撃の一冊。
長編は隠れ菊と白光が好きでしたが、(短編は、夕萩心中、花緋文字、桐の柩、立花の印、菊の塵あたりが好きです)、読んだら一番好きかもと思ってしまった一冊。
女王とかその辺りのような壮大さもありつつ、私の好きな花葬シリーズのような哀しさもある。
眩暈がするほどの、ザ連城三紀彦作品でした。


2023年も早1ヶ月。
今年も素敵な物語に出逢えますように!

ponta

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