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ダンスダンスダンス!



世の中はダンス・ダンス・ダンス!

私はダンスができない。苦手である。
どれくらい苦手かと言うと、
ダンスの授業の期間だけは
体育の成績が2になる。

私が踊っているダンスより、
みんなの動きの方が速い。
つまり私はワンテンポ遅い。

でも、世の中はダンスダンスダンス。

インスタグラムでも
大バズりしているのはダンス動画。
TikTokはそもそも踊れないと話にならない。
YouTubeでの「踊ってみた」は不動の人気がある。

「踊っていられない」は
見向きもされないのだ。

そして、趣味が「ダンスです」は
カッコイイ。
それだけで「明るそう、性格よさそう、友達多そう、努力家そう、お金持ちそう、お洒落そう、」
なんか全てうまくいきそう。

それに比べて私の趣味は

「読書と音楽と映画と服」

なんかこだわり強そう。
クセありそう。
いや、いいねん。それでいいんやけど。
わかってくれる人がおったら、
それだけでいいねん。いや、ほんま。
そうなんやけども…

「なんか特技やってみて」って
ふられた時に
ダンスできる人はサラっと踊れたり、
ちょっと恥ずかしげに笑顔で踊れたり、
ステップ踏めたり、
もしかしたらバク転とかできるかもしれないし。
そもそも、大バズりしてるティックトッカーかもしれないし、
「これ、見て」ってダンス大会の映像を見せられた時には、みんなが拍手するに違いない。

そう考えると、
読書好きは何をアピールしたらいいのかわからない。

「これ、見て」と自慢の本棚を見せつけるか、文豪の初版本を見せつけて自慢するか、
酔っ払った深夜に書きなぐった後悔のエッセイ、または小説もどきなんかを、
「まあ、読んでみてや」と自慢するしかない。

「うん、面白いかもね」とか、
「ちょっとその作家さん知らないな」とか、
「え?本って小学生以来読んでないな」とか
そんなことを言われて、

「いや、そうやんな、はは」

と苦笑いするしかない。

おまけには、

「賢いアピールとかやめてや」とか
言われるかもしれない。

そんなこと考えてたら、
あまり趣味のことが言えない。

最近、
「本、読んでるんやんね?何かおすすめの本ある?」と聞かれた時に、

「いや、私そんな詳しくないからさ。
ほら、本屋さんで1番目についた本買ってみるのどうかな?フィーリングやと思うし、本ってさ」

とか答えて、

気になる人に
「好きなタイプどんな人?」って聞いて、

「好きになった人がタイプ」とか
言われて、

「なんそれ!え!ガーン。この人のこと何もわからんかった。畜生。どんな人が好きやねん」と

好きな人の好きなタイプが聞き出せなくて、
困ってしまったあの気持ちにさせてしまっている。

嗚呼、ごめん。

とにかく、ダンスが踊れるようになりたい。

今日からは、とりあえず

村上春樹さんの「ダンスダンスダンス」を読んで、特訓してみることにする。

もっと精進して参ります!!🧡 応援よろしくお願いします📖 (本代にします🙇‍♂️♥️)