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花は枯れて、趣味は増える。



花を毎週買う生活を始めてみた。

きっかけは、
「かっこいい大人がみんな花を買っていた」
から。

お洒落な美容室のお洒落な店員さんが、

「私、毎週末、お花を買ってるの」
と話しかけてきた時、

「絶対、嘘や」

と思ってしまうほど、ひねくれていた若き頃の私は、大人になり、毎週末花を買うようになった。

そして、私が憧れる素敵な大人も
やっぱりみんな花を買っている気がする。

でも、今ならわかる。
お花はイキるために買うものじゃない。

なんか、やっぱりそう、生命なのだ。

生き物って感じがする。

私には花言葉とか花の相性とかもわからないから、お花屋さんで、ただ自分がお気に入りの可愛いお花を手に取る。

でも、それだけでも、
色や形がそれぞれに違っていて、
どの組み合わせが可愛いとか、
色合いを考えてみたり、
先週とは違う花を見かけて、
季節をほっこりと感じたりもする。

「やっほー、お花って楽しい!かわいい!
最高ーっ!」

と思いながらウキウキ毎日水を替えたり、

「お花、今日も綺麗だね、かわいいね♡」
ってたまに口説いたりもする。

すると、お花は「うふふ、ありがとねん」

とかは言わずに、急に枯れる。

泣。

何が原因だったかわからないが、
根元にカビが生えたり、
段々と萎れたりして、
毎晩、「元気~?」とのぞきこむたびに、
段々と枯れていく。

もちろん、生き物だから仕方ないのだけど、

花を枯らさずに、長持ちさせる。
面倒をしっかり見る。

が目標の私としては、
シワシワになっていく花を見ると、
なんだか悲しい気持ちになっていく。

「お花、ごめんね。
枯れさせて、ごめんね。ズボラでごめんね。」
もし、
花と会話できたら、全力で謝りたい。

花はきっと、

「ほんまな、せやで……」ってため息ついて、
ちょっと怒りそうだ。


この冬、私にはお花ブームに続き、
更なるブームがやってきて、それが映画だ。

ほんとに映画初心者で、
名作なんてのは全く観ていない
映画初心者なのだけど、
いろんな映画をNetflixで
見漁っている。

特に好きだったのは「アメリ」という
フランス映画だった。

主人公が、いろんなことにワクワクしていて、とても人生を楽しんでいそうなのが好きなのと、
石を水面に打つのが趣味なのがいい。
そして、画面の色彩の美しさ。赤。
芸術的にもとても綺麗な映画だった。

何度も観たい映画となった。

あとは、「ジャームッシュ監督」の
「ナイト・オン・ザ・プラネット」を観た。

ジャームッシュ作品もとても好き。

私の趣味はどんどんと増えていくけれど、
お花の育て方はわからないままだ。

まだまだとっても人間として未熟らしい。

ゆっくりと冬を乗り越えることにする。




もっと精進して参ります!!🧡 応援よろしくお願いします📖 (本代にします🙇‍♂️♥️)