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ワンカップはおじさんの飲み物なのか?歴史を紐解いてみた。

ワンカップのお酒、飲んだことありますか?

ワンカップと聞くと「ワンカップ大関」を連想する人がほとんどなのではないでしょうか。そして、手に持っているのは漏れなくおじさん。

20・30代の皆さんは「自分とは無縁のお酒」と思っていそうです。ところが、ワンカップは本来、そんな若い年代に向けて作られたんです。今日はそんなワンカップの歴史をお伝えします。

ワンカップの誕生は東京オリンピック

ワンカップは1964年の東京オリンピック開会の日に発売され、今年で55年目を迎えました。今でこそおじさんの飲み物という印象がありますが、「どうやったら若者が日本酒を飲んでくれるか」という課題の解決策として、ワンカップは誕生しました。

戦後当時、若者はビールやウイスキーなどの洋酒に流れてしまっていました。今もそこまで変わってないですが、日本酒の飲み方は、一升瓶が主流で徳利に注いで猪口や盃で飲むスタイルだったんです。コップ酒は品がないとされ、清酒を冷やで飲むことすら普及していなかった時代に、そうしたイメージを打破し、若者たちにも受け入れられるようにするために、味と飲み心地、そしてデザインに徹底的にこだわって誕生したのがワンカップ大関です。

ワンカップは売れ続けた

ワンカップ大関は発売から15年で1億本の売り上げを突破するほどの人気となりました。最高売り上げは1993年の1億3000万本なので、20年間売れ続けたことになります。国内の日本酒の売り上げを見ると1973年が売り上げ総額のピークなので、そこから20年間業界を牽引し続けたのです。

カップのデザインは推敲に推敲を重ね、蓋の開け方は何度もリニューアルされました。当時は高級品と考えられていた「一級酒」を詰め、飲み方を記したリーフレットを作成し、ターゲットとしていた若者の人気の獲得に成功しました。

そういった拘りや苦労が、「ワンカップ大関」というロングセラー商品を生み出したのです。


ここまで、簡単にあらすじをお話ししましたが、ワンカップに少しでも興味を持ってもらえたでしょうか。

詳しく知りたくなった方向けに、ワンカップ大関の歴史が記された一冊の本をご紹介しておきますね。詳しくは全てここに書いてあります。

若者が再びワンカップを飲まない時代に

そして、令和元年の現在。再び若者はワンカップを飲まなくなりました。冒頭にもありました通り、「おじさんのイメージが強い」「そもそも日本酒を飲まない」みたいな方が多いと思います。若者を中心に日本酒やお酒から離れており、酒蔵は次々と潰れている現状にあります。

そんな中、日本酒カクテルの素「ぽんしゅグリア」はワンカップを採用しています。

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「どうしたら日本酒は、また飲まれるようになるだろうか?」「おじさんのイメージを持たれているワンカップが可愛くて、甘く美味しく飲めたらどうだろう?」

そういった思考を元にぽんしゅグリアは作られました。ぽんしゅグリアの開発秘話については、別途まとめたnoteがありますので、こちらを見ていただければと思います。


末尾の余談

余談ですが、筆者は現在25歳です。日本酒は飲みますが、俗にいうワンカップから離れている世代で、これだけワンカップの話しておいて恐縮ですが、ワンカップは実際に飲んだことがないです(笑)

そんな若輩者の私ですが、ぽんしゅグリアは日本酒の新しい楽しみ方としてありだな、美味しいな、と思って(ほぼ)毎日noteを更新しているところなので、同じように日本酒にそこまで馴染みがなかったり、ワンカップ飲んだことない、みたいな方も今後ともお付き合いいただいて、一緒に日本酒に詳しくなっていけたら嬉しいです。

ワンカップの歴史を探っていたら、ワンカップが少し可愛く見えてきたので、コンビニワンカップにも挑戦してみたいな、と思います。


次回はワンカップだからこそのぽんしゅグリアの楽しみ方を書こうと思いますので、よろしければ今後の投稿もチェックしてみてください。



日本酒の飲み方を変えて、日本酒が飲まれるシーンを増やしたい。日本酒カクテルの素、ぽんしゅグリアです。ぜひ一度HPに遊びに来てください。 ぽんしゅグリア公式HP:ponshu-gria.com