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シンガポールでロックダウン

今回はシンガポールでcircuit breaker(所謂ロックダウン)を経験した時の自分の気持ちの整理のために書きます。
色々な感染症や災害は日本でも経験していますが、自分がダイレクトに影響を受けたのはこれが始めただったので、その状況下にいた時の状態は文字に残しておきたいと思いました。

目次
1.そもそもロックダウンとは?
2.自分がどの様に感じたか?
3.その経験を通して現状はどうなったか?

1.そもそもロックダウンとは?

先に大まかなタイムラインだけ説明すると、シンガポールでは下記の様な流れがありました。
Phase1 (4月7日〜6月1日):ロックダウン。買い物など以外全て禁止 
Phase2( 6月1日〜12月28日):5人以下までなら外出可能
Phase2( 12月28日〜未定):8人以下までなら外出可能
*その他にも色々ありますが、詳細気になる方は下記から確認してください。LINK

2.自分がどの様に感じたか?

①自分もかかってるのでは??
僕自身も2月から3月にかけて、咳が1ヶ月止まらなくなりました。
ただその時は、①二週間以内に指定国へ行ったことがある②陽性者との接触履歴がある③重度の肺炎の症状がある の患者のみテストが受けられたので、僕はとりあえず自宅安静でした。
倦怠期、発熱、咳があったのですが、肺炎には一切ならず、綺麗な肺ですね!って言われて終わりました笑
今となっては陽性かどうかは知りませんが、周りに言ったらなんて思われるのか?家族に症状を言ったら心配されるのではの不安がすごくありました。
ただ、毎日の体の状態を会社のマネージャーそして家族に伝えてたのは、良かったと思います。 一人で抱え込む方がよくなかったと思ってます。
②先が見えない、情報がわからないことが怖い
シンガポールに住んではいるものも、どのニュースサイト、誰の発言を信じたらいいかなどの肌感覚がないのがすごく不安でした。
自分の国ではないので、例え偉い人が話していたとしても、自分に取っては馴染みのない人なので、素直に信じることが難しかったです。
その時は現地のシンガポール人が心配してくれて、彼らが得た情報を逐一共有してくれて、すごく心が落ち着いたのを覚えています。
結局どんな公式の数字や偉い人が言ってっても、数字なんていくらでも改竄できるし、政治家なんてどうせ自分の保身のためにしか動かないと思ってしまうので、
例え根拠が少なくても、信頼できる友達から言われる方が遥かに説得力がありました。
僕自身もできる限り正確な情報を集めて、日本の家族や日本に住んでる海外出身の友達に共有して上げようと思いました。

③慣れてきたら意外とすんなり順応できた。
もともと体育会系出身の過去のもっと辛い経験と性格の要因が大きいと思いますが、一週間くらいで【愚痴愚痴いっても仕方ない、どうせならこの期間をプラスに変更しよう!】と思う様になりました。下記を実際にはじめました。
・Python(プログラミング言語)
・自宅筋トレ(ジムにいけないのでベランダで筋トレ)
・読書(読む時間をもっと増やした)
・思考の時間(自問自答の時間)
・自炊

今までは色々と理由をつけたり、考えてもなかったですが、家だけでも基本的にはほとんどことができました。
Pythonには関しては今では仕事で使えるレベルになりPhase2の時にはこれのおかげで働く時間がかなり減りました。 
自宅で筋トレに関しても今まではジムに行ってましたが、行く時間もなくなり、待ち時間もいらないし、配達がきてもいつでも出れるので、今では自宅に簡単な器具を買ってしまいました笑
思考の時間は昔から取っていましたが、ロックダウンのかなりの時間をここに当ててました。
結果として、自分は一人の時間が好きだし、そんなに人とコミュニケーションしなくて孤独感を感じないことも理解できました。
無理やり暇な時間があったら誰かを誘ってた過去もありますが、
今では一週間に一回人と会うかくらいの頻度ですが、自分で好きなことをして楽しめてます。

④人と話すことでエネルギーを蓄える人 と 1人でいることでエネルギーを蓄える人

Phase2になって久しぶりに同僚や友達とびっくりしたことが一つあります。
多くの同僚がロックダウンで誰とも話さないことが本当に苦痛で頭がおかしくなりそうだった。喧嘩が増えた。イライラすることが増えた。と話してくれました。 自分の場合は好きなことを自分のペースで周りに邪魔されないでラッキー!って思っていましたし、マネージャーとのミーティングでも精神状態も問題ないし、むしろ今の方が効率的に働けてるとずっと言ってたくらいです。
ここで、自分の性格は本当に1人でいることでエネルギーを蓄える人、1人で自分のペースでコツコツするのが向いてるんだと改めて感じました。
同時に辛い友人の話を聞いてあげられなかったので、次回ないことを願いますが、似た様な状況になった時にはサポートしたいと思います。



3.その経験を通して現状はどうなったか?

まとめにはなりますが、下記がロックダウンとで感じたことです。

1. 1人で現状の制限で楽しめる
2. 無理に人と合わない。予定を入れすぎない
3. 1人で自分のペースでする方があってる
4. 友達は大事

なのでPhase3には入りましたが、海の近い静かな場所に引越しました。
そして仕事に関しても、自分から異動の面接を受けて、もっと自由で1人でできるチームに異動することができました。(もちろんチームワークもします笑!)その結果昇給もされたので、うれしかったです。

僕の場合は来年もほとんど在宅になりそうなので、やることはやって、まったりしながらシンガポールLifeを満喫したいと思います!

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