ごあいさつ【埋没FTMの僕の事】

はじめまして、北の田舎でひっそりと息をしている
埋没FTMの【ぽん】と申します。

このnoteは、2022年8月にようやく戸籍を変更するにまで至った、
ひとりのFTMの話をつらつらとまとめるために開設しました。
覚書としての役割はもちろん、まだこれから治療に臨む性別違和と戦う仲間、
そして、セクシャルマイノリティとして関わってはいるけれど
実情がよくわからないと思う方への
情報共有の場にもなれば、幸いです。

自己紹介、の前に

FTMとは?

僕は生まれの性別が女性でありながら、現在は戸籍変更をして男性です。
FTMはFemale to Maleの頭文字から来ている言葉で、
女性から男性へ、という意味合いです。
つまり、逆であればMTF(男性から女性へ)。
かつては性同一性障害と呼ばれていた、脳と身体の性別がかみ合わない状態を抱えた生き物です。
現在は性別違和という呼び方が正しい?のかな?

僕は、LGBTQの中での【T】、トランスセクシャル。
性自認は男性です。
かつて、僕がまだまだ若さどころか幼さすらも併せ持っていたころとは
比べ物にならないくらい、SNS上でもリアルでも、
同じ仲間たちが目に見えて増えました。
それはきっと、かつてに比べて、知識として普及していく中で
自身のあり方に気付くことができる人、そして
自分自身のことを大きな声で言える人が増えたのだと思っています。
それはとてもハッピーなことだと思うし、
だからこそ、こうした内容のnoteが役立てばいいな、と思います。

その代わりといっちゃなんですが

たぶん、僕はすごくこじらせてこじらせて、ここまでたどり着きました。
その分、厳しい見解や言葉も多くなると思います。
あえて言っておくならば、
僕は昔から自分にも、そして周りにも厳しい人間なのだと思います。

FTMだから男らしくいろ、っていうのは僕は反吐が出るほど大嫌いなのですが
FTMとして生きていくというためには、
必要以上の覚悟がないと無理だろ、とも思っています。

無論、そんなことわかってんだよ、と思う方が大半だとも思いますが。

ちなみに今の僕は

FTMであるということをカミングアウトしているのは
・配偶者
・父母と兄妹、そして妹の配偶者
・配偶者の母、姉
・リアルの友人3人
・現在の職場で上長2名と本社の人間
のみ、という状況で、戸籍変更をする前からいわゆる埋没生活をしていました。

どんなに仲が良くても、言う必要がないと思う友人にカミングアウトはしません。
これは戸籍変更をする前から一貫してそうです。
職場でも、一貫して生まれついての男性であるようにふるまっています。
FTMだから、という配慮は、僕にとっては不要でした。
いっそそのほうがストレスなのですが、そういったこともまた後述していければと思っています。

簡単な自己紹介

詳細な自己紹介(自分史)はまた別記事にまとめるとして、
簡単な自己紹介だけは置いておきますね。

名前:ぽん
由来:実家の愛猫の名前から
年齢:2022年現在32歳

煙草とお酒とコーヒーを嗜み、車をこよなく愛し、仕事も割と好きな社畜体質です。
元々趣味で文字書きをずっとしていたので、
こうして文章を認めることが非常に好きです。

現在は、パートナーの潤と結婚し、猫2匹と北の田舎で暮らしています。
ゆるーく生きていきたい…と思いながらも、
元来の生真面目さや厳しさのおかげで、自分自身すらも相変わらず苦しめていますが、
少しずつ、ゆっくりでいいから、軽くなっていきたいな、と思う所存。

Twitterでいわゆるセクマイアカウントを作ったのは、潤との交際が始まったのがきっかけで、
それまでセクシャリティをオープンにしたことはありませんでした。
でも、今はこうしてSNSであればオープンにしていくのもいいな、と思っています。

以上、そんな感じで

ゆるゆるとまとめていければいいなと思います。
あまり明るい話ではないところも多々あるとは思いますが、
お暇なときにでも、よろしければお付き合いください。

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