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きむらけい
2020年5月14日 13:12
ちょうど、見下ろすような格好だった。4歳の娘が床の上に夢の国を広げている。おもちゃ、絵本、それからお友達のウサギのぬいぐるみ。そこにあるのは、雨上がりの虹よりもっと鮮やかな色の連なり。今朝咲いた花の白さよりまだ白い子どもの指。娘は自分でも何を作っているのかわからないままに、床の上に芸術をこしらえる。すぐれた作品がそうであるように、そこには意図がない。むしろ、自分でもよくわからないからこそ芸