【酒を飲む会】哺乳瓶とおしゃぶり

【この会のメンバーと特徴】
田屋：スイッチが入ると熱い男
三菱：イタズラ好きのムードメーカー
武野：圧倒的ワードセンスの酒豪
五反田：イジられ役なのにいかれ野郎
僕：全身ツルツル(自己処理)

武野の嫁さんが妊娠
今日はお祝い
僕はプレゼントを用意した。

人数分の哺乳瓶とおしゃぶり。
もちろん子供へではなく彼らへのプレゼントだ。

仕事終わりに居酒屋へ集まり
とりあえずビール5つで始まった。

ビールが来て早々
哺乳瓶に移し替え乾杯し、
そして吸い始めた。

武野：なんだこれ全くでやしねぇ。。
三菱：きちぃ〜、かてぇ〜
田屋：ゆっくり吸うとでるぞ！優しくゆっくりだ！きたっ！20ミリ減ったぞ！
僕：前歯邪魔くせ〜な。抜くか。
田屋：五反田はステイ
五反田：ステイ！


彼らは哺乳瓶の使い方を学んだ。
※五反田さんはお預け中


次はおしゃぶりだ。

僕：高速ちゅぱちゅぱ勝負だな！
※素早くおしゃぶりをちゅぱちゅぱする事。
田屋：ステイしてた五反田からな。
五反田：了解！いきます！

チュッチュッチュッチュッチュッチュッチュッ

田屋：おいみんな気をつけろあいつシラフだぞ。
五反田：意外と難しいですね〜

他もやってみた
三菱：くぅ〜。きちぃ〜
武野：おらぁぁぁぁあ
僕：やっぱ前歯邪魔だよ。抜こう。
田屋：全然うまくできん！
僕：田屋さんヒゲ面でちゅぱちゅぱきついわぁ。


彼らはおしゃぶりの使い方を学んだ。


もうコレでいつ誰が子供できても
使い方を教える事が出来ると盛り上がった。

ビールのおかわりを注文

店員さんはコッチを見ないように
注文を取っている。
笑を堪えているようにも見える。

この時の僕ら
短い髪を真ん中で束ね
ちゅぱちゅぱを加え
片手にはビールの入った哺乳瓶。
そんな奴×5人で店の中央に鎮座。

いくら店員でも
こんな奴らと関わりたくないだろう。
今思えばすいませんですって気持ちだ。

近くに座っていた
女子大生らしき集団はカメラを向けている。
写真を撮られているのだろう。

その他の客からも
注目を集めていた。

僕らは
テーブルの中央に頭を寄せ合いながら

三菱：女子大生たちSNSに投稿してるぞ！絶対してる！俺らバズっちゃうんじゃね？
田屋：あちゃ〜、モテちゃうかもな。
僕：やべー。嫁におこられる。
武野：チュッチュッ。バブ〜。あ〜い。
五反田：僕もモテますかね？
三菱：それはないな。

アホな事を言ってるのは百も承知だが
酔っ払っているのでどーしようもない。

とにかく僕らは明日、
なにか起こる事に期待をして
本日はお開きとなった。

当然、次の日もそれ以降も
何もおこらなかったが、
全員のカバンの中におしゃぶりが
しばらく入っていた事で
アホな飲み会は続いた。

その話を聞いた嫁は、
僕の事を小バカにしていたが、
好奇心に負けキッチンでおしゃぶりを
咥えていたのを僕は知っている。
素直じゃないとこがかわいいぜ。

その後、ちゃんと消毒して
僕らの子供たちへ哺乳瓶は継承された。

コレから哺乳瓶とおしゃぶりを
自ら使う大人たちへ情報を提供する。

【哺乳瓶】
・意外と吸うのがしんどい
・前歯が邪魔になる
・ゆっくり吸うと出てくる
・ビールを入れる物ではない
・ビールの炭酸を感じなくなる
・ビールの苦味が強く感じる

【おしゃぶり】
・意外と吸うのがしんどい
・前歯が邪魔になる
・ヒゲ面におしゃぶりは事故
・大人用のおしゃぶりもある
・おしゃぶりチェーンは有能

以上