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古狸・転職エージェント徒然日記     ~みんなちがって、みんないい

北陸で転職コンサルタントを務める古狸の独り言。
今回もひと月(いや、そろそろ三月経とうとしていますが^^;)ぶりの更新です。

自社のコンサルタント総勢4名が毎週順番にNOTEをアップ、自社Face Book でリンクを紹介しているのですが、
私以外の三人があまりにも優秀で、自分の出番には逃げ出したくなります。


今回のテーマ「みんなちがって、みんないい。」は
もちろん自分に向けた言い訳の言葉(笑)

 ・ヤマキン社長のように、働くことの本質を伝える才能がなく
 ・ワカちゃんのように、子育て世帯の共感や、女性を雇用する全ての企業様に知っていただきたい情報もなく
 ・グッチさんのように、求職者さんに対してコンサルタント目線の深く踏み込んだ視点で分かりやすく伝えることも出来ず

※文末に 株式会社北陸人材ネットFace Bookのリンクを貼るので是非皆さまの素晴らしい記事をご覧ください

自分の薄っぺらさに頭を抱え

「しょうがないよね。
 まあ私は私。世の中出来ない人間も必要さ。             みんなちがってみんないいから。」

に行きつくわけです。
いかにも卑屈な考え方で、典型的な「私なんか・・・」 ってやつです(笑)


でも実はこの言葉、出来ない自分を正当化するための言葉ではありません
だからと言って、とんがり過ぎた自分第一主義の言葉でもないのです。

これ、詩の一部だということはご存知ですか?

私のふるさと、山口県長門市の生まれで、高校の大先輩でもある
金子みすゞ さんの作品(詩)です。
全文はこちら。

わたしと小鳥とすずと

私が両手をひろげても、
お空はちっとも飛べないが、

飛べる小鳥は私のように、
地面を速く走れない。

私がからだをゆすっても、
きれいな音は出ないけど、

あの鳴る鈴は私のように、
たくさんな唄は知らないよ。

鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい。


金子みすゞ
 

今でこそ、小学校の教科書にも載っているほど著名になりましたが、
私が小学生の頃には殆ど知られておらず、地元の一部で彼女の詩を広めようとする運動が盛んに行われていました。
現在では世界11か国語で翻訳され、他国で被災時の子供たちの心のケアにも使われたのだとか。

最後の二行が

鈴と、小鳥と、それから私
みんなちがって、みんないい

まず自分以外の素晴らしいもの(鈴、小鳥=あなた)がいて、
そして私がいる並びです。

そしてこの詩のタイトルは

わたしと小鳥とすずと  なんですよ。

あなたと私、どちらも大切で、そこに優劣はありません。


「個性尊重」(「とんがった私/何も出来ない私」) にフォーカスされる印象がありますが、
個人のわがままを助長する考え方ではなく、そこには「お互い」が存在しているように私は思います。

職場という組織の中で
意味不明なルール、労基法無視の風習を黙って受け入れる必要まではないものの、
個性を認めない会社は悪、としてしまうのはちがいますよね。
同様に、他者だけがすごくて自分は何もできないゴミだというのも間違い。


ちゃんと社命の意味、ルールが示すことを理解し、先輩や上司の意図を考えたうえで、
自分が一定の努力を払ってどう行動するか、というのが

『みんなちがって、みんないい。』

なのではないかと思います。

自分で出してきた言い訳を、自分で否定して終わる、というよくわからない内容で失礼しました^^;
せっかくの機会ですので金子みすゞの素敵な詩をこの機会に沢山読んでください^^



もしもアナタが自分の存在意味を考え始め、

結果転職しようと思い始めたら要注意です!

迷わず北陸人材ネットにご相談ください!!















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